2013.6.21
【パリ日記 No.10 ロンドン編】
n 今回の旅の中でロンドンは、久々のんびりとした時間を過ごすことができた。 以前住んでいた隣の駅、ハムステッドの住宅街に住む友人宅<写真>に宿泊。 なんと庭には狐が出るような広大な庭と、広い住居。 ひッ、ひろすぎ!! 到着した昼は、チャイニーズをご馳走してもらい、夜には、ハムステッドヒースでお弁当やワインを持参した夜のピクニック。 (今の季節、10時くらいまで明るいんですよ。) 緑いっぱいに囲まれたここハムステッドは、私の大のお気に入り地域です。
n そして極め付けは、ロンドンから1時間程度の郊外Hertfordshireにある名門「Brocket Hall」のゴルフ場にオープンカーでのドライブで、ランチに。 ロンドンの旅程は、パリに来てから決めたこともあって、ゴルフプレーをすることはできなかったが、とっても素敵な会員制ゴルフ場である。 ランチ時に、”You took the sun to London in your suitcase!” と言われたくらい、<ひょっとすると私って、晴れ女!?> 旅の中で始めてまともに太陽が出た爽快この上ない時間を過ごすことができ、至福のロンドンタイムでした。
※Brocket Hall のHP
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2013.6.20
【パリ日記 No. 9- ロンドン編】
n
ロンドンでインテリアデザインをする方で、ここの存在を知らない人は皆無でしょう。 お客様にご提案する生地や家具、照明の主なメーカーがここにショールームを構えていて、ここに行けば最新のトレンドが見れるというわけです。 春と秋には、デザインウィークと呼ばれる新作の発表会イベントもあります。 (一般に開放されていますが、プロ向けなので、小売対応はやっておりません。) この場所は、インテリアデザインの学校に通ってた時に、何度足を運んだか・・・、その回数は数知れず。n 今年のファブリック類は、あまり花柄等は前面には出て来ず、どちらかといえば、ここ数年の傾向であるモダンな感じに重きがおかれている。 変わった流れとしては、日本の絣をイメージさせるような柄や、シノワズリーの復活が特徴的である。
n センターでの新しい出展メーカーは、USのパスマントリー・メーカー「Samuel & Sons Passementerie」。 2012年秋の出店だそうだ。 トレンドのファブリックに合せやすい、あまりゴテゴテ感のないものが多い。 かと、思いきや、隣り合わせたお店の「Watts1874」は、ビスポークと呼ばれる、受注生産のみを受けるパスマントリーも健在である。 その店頭には、「巨大サイズのタッセル」がディスプレィされ、目を引いていた。 「ファブリックとパスマントリー」、きっても切れない密接な関係にあります。
2013.6.19
【パリ日記 No. 8- ロンドン編】
n せっかくヨーロッパにいるのだし、それに友達にも会いたいし・・・、と言うことでユーロスターに乗ってひとり、パリからロンドン2泊3日の旅に。 出国手続きを済ませ待合室に。 さて、電車はどこ・・・? 少々日本の新幹線の乗り方とは勝手が違います。 搭乗時刻が来るとゲートが空き、係員が電車の止まっているホームに誘導する、いわゆる飛行機に乗るシステムと同じある。 ちょっと戸惑いました。
n もちろんインテリア最新視察と、我が家のようにくつろげる親友の家で、のんぴりと1日を過ごすことが目的。 内容は次回のお楽しみに・・・。
2013.6.18
【パリ日記 No. 7】
n カフェでお茶をすれば、必ず何かしらスィーツがついている!! 普段あまり甘いものは食べない私だが、エスプレッソを飲めば、心理的に甘いものに手が出るのも必然と言ったところでしょうか。 普段に比べ、毎日甘いものを食べていたような気がします。 今回皆さんに教室で召し上がっていただいた「チョコレート」と「砂糖菓子」のお店をご紹介しましょう。 情報は、同行のパリの達人<K・HOUSE>八木さん。
★チョコレート「jacqes genin fondeur en chocolat」 <写真上>
まだ日本未進出、いや世界にも進出していないパリだけのショコラトリー「Jacques genin」。 召し上がった方の感想は、鼻からチョコレートの風が抜けていく、フレッシュ、後味さっぱり等々、のご感想。 店内はまるでチョコレート・ブティックという表現がピッタリのモダンな雰囲気。 それに合わせすべて箱は、オシャレなシルパーのアルミ缶入り。 ここはチョコだけでなく、キャンディやフルーツピューレを使ったゼリーなども扱っている。 キャンディもなかなかのものです! 行かれる方は、時間に余裕を持って! ひとつずつ箱詰めから始まりますから・・・・。
133 rue
★ フランスの伝統菓子「A LA MÈRE DE FAMILLE」 <写真下>
なんとここは、住んでいたアパルトマンから30mも離れていない場所に・・・・!! いわゆる”コンフィズリー”と呼ばれるキャンディやヌガーなどの砂糖菓子中心のお店で、果物の砂糖漬けや、ギモーヴ(フルーツピュレを使ったマシュマロ)等、カラフルな色使いで、まるでお菓子の国に行ったような雰囲気のお店。 きっと子供たちにとっては、キラキラ目を輝かせるお店だと思います。
39, rue du Cherche Midi 75006 Paris, 電話: (33) 01 42 22 29 99, www.lameredefamille.com
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2013.6.17
【パリ日記No.6】
n ベルサイユ宮殿に関する記事は、きっとWebの中で氾濫していることを想像すると、ちょっと違う角度から書いて見ましょう。 出発する前に、イギリスに住む親友に連絡をとったところ、本をご所望。 今年の3月に出版されたという「ヴェルサイユの女たち」原書房出版。 なんか渡仏に際し、タイトルがあまりにタイミングが良すぎ!? 著者アランバラトンは、宮殿の庭師だったそうだ。 代々、宮殿の噂話として受け継がれてきた話を元に書かれたという、この小説。 渡す前に読もうとしたが、結局20ページも読めなかったが・・・。
n 【Amazon.jp 本の紹介より】ルイ13世からマリー・アントワネットの時代まで、絢爛豪華なブルボン朝を彩った一癖ある女たちは、どんな愛をどんな場所でささやいたのだろうか? 「宮殿」、「庭」を切り口に、ヴェルサイユ宮のベテラン庭師だから書けた、国王、王妃、愛妾たちの愛と欲望の人間模様。 どんなガイドブックにも載っていない「裏」ヴェルサイユ!
n ベルサイユ宮殿通には、お勧めの一冊かも・・・!?
2013.6.16
【パリ日記 No. 5】
n 昨年秋のコラムでもご紹介しました、タイトル「素敵なアンティークタッセル」。 同行の友人に、それを購入したお店に連れていってもらいました。 置いてある品は、ほとんどアンティークのものばかり。 オーナーさんのお話によれば、家業でパスマントリーのお仕事をしていたということで、パスマントリーのことは、とってもよくご存知でビックリ。 さまざまな質問に的確に答えていただき、ほんとに勉強になりました。
n アンティークな古いパスマントリー類を沢山みることができるのは、やはりイギリスよりフランスのほうが、勝っているような気がします。 定かなデータは持っていませんが、歴史的に見る貴族の数の違い、それにともない量的なものも異なるのかもしれません。 さらに建築等もダントツに「装飾的」であることを感じます。
n 今回は、私もほんの少しですが、「アンティーク・パスマントリー」を購入してきました。 教室で是非ご覧くださいね。 <※写真掲載無> これらの伝統的なデザインは、現代のタッセルデザインにも脈々と受け継がれていることを確信することができ、まさにパスマントリーの「温故知新の旅」となりました。
※パスマントリーとは: コラムvol. 7 参照
2013.6.14
【パリ日記No.4】
n ところで、レストラン等に行くと、バターが出てくるが、その器というか、お皿というか、黒い石盤のようなものにのって出てくる。 あまりに頻繁に出てくるので、パリ最後の夜に行った話題の日本人シェフが経営する、「TOYO」のお店の人に聞いてみた。「一体、これはなんですか? 」 フランス語で「アルドアーズ(ardoise)」言って、屋根瓦(スレート)に使われるものだそう。 石なので、ひんやりしていて、バターが溶けにくいような配慮。 最近日本のレストランでもみかけるようになりましたね。
n 毎年パリに行かれ、今回初めてご一緒させていただいた友人(K・HOUSE、八木さん)に、ほとんど毎日の夕食のセットアップをおまかせ。 お陰で、美味しいもの三昧の毎日でした。 しかし、帰国してから怖くて体重計にはまだ乗ってない・・・・(苦笑)。
2013.6.12
n 4月の宝島社の取材内容が、雑誌「SPRING」7月号<6月23日発行>に、記事掲載されました。(P141) カツヤマケイコ女史のイラストでの紹介ですが、どんな風になるのか、とても楽しみにしていました。
n 「へーッ、イラストにすると私ってこんなイメージなんだぁ~」。 記事内容もさることながら、イラストに見入ってしまいました。 漫画チックだから、サクッと読めてわかりやすい! イラストの上手な人って羨ましいです (職業だから、上手なのは当たり前かぁ。)
そう言えばお見えになった時、完成したタッセルをピンクのペンケースに付けて帰られたのが、とても印象に残っています・・・・。
2013.6.12
【フランス日記 No.3】
n 今回の旅の目的は、もちろん仕事と関連ある「タッセルとインテリア」に関する現地最新視察です。 某所でフランス版「キー・タッセルのキット」を購入してみました。 私の立場からすると今更キット・・・? という感じは否めませんが、しかしそこは勉強、勉強。 どれ、どれ~的な感じで購入してみました。 説明書はフランス語。 でも別に読めなくても作れちゃいます。
n もちろんキットですから、いくつかのパーツは既に作成済。 これらのパーツは、私が教室でお教えしているものと同じに作られていて安心しました(笑)。 皆さんも安心してくださいね。 糸はすべてシルクです。 紐(コード)も、今後カリキュラムに追加予定(発表未定)のコード<4つ撚りコード>の作成済みのものが梱包されてます。
2種類購入したもののひとつは、既にサクッと完成で~す。<写真下: 赤のキータッセル>。 教室のボードに下がってますので、是非ご覧くださいね!!
2013.6.11
【バリ日記No.2 】
◆ 前回ご紹介したアバルトマンのお部屋の調度品としてしつらえてあった、フィリップ・スタルクのデザインした製品をピックアップしてみました<写真>。 ダイニングの椅子、TVチューナー置きに使っている小さな椅子、テーブルランプ等、ポリカーボネイトでできたものです。
◆ 彼はフランス人デザイナー。 名前を知らなくても、日本のアサヒビールのビルの象徴的な建築を手掛けた人と言えば、きっとこの名前を忘れることはないでしょう。 アバルトマンのオーナーさんも同じフランス人として、彼に敬意を表して家具を入れたかどうかは不明ですが、古い建物、古い家具類に、エアリーな雰囲気のデザインと良くミックスされていて、とても感心しました。 私の好きなティストのひとつです。