2023.2.14
◆ カーテンを束ねる「タッセルタイバック」。 タッセル部はあくまで飾りで、カーテンを束ねる機能としては、ロープ部分になります。 紐部分でカーテンをまとめ、かつフックにかけられるように、両サイドに2本ずつのロープと、そして中心に3~4巻き<好みによって変える>のセンター部分が完成するという仕組みです<写真右>。 この右のタッセルは、お教えしているカリキュラムの中の「タッセルタイバック」です。 作り方は、ロープ1本で作っていきます。 最後に房の部分をセットします。
◆先日、制作のご依頼を受けた大型タッセル。 いざ作業に取り掛かろうと、いただいた仕様書を見たら、「ム、ムッ、これはタイバックのロープワークとは全然違うものじゃないですか~」。 両サイドの耳は普通ダブル(2本)なのに、これはシングル!? <写真左> 目が点とはこのこと!! これってどんな構造!?なんだろう・・・<汗汗>。
◆ 頭を悩ませながら、試行錯誤すること小一時間・・・。 あっそうか~、謎が解けました~!! どっかでやったような記憶もあるけど・・、なんかに似ているな~と思ったら、記憶の奥底からの蘇ってきました。 手作りものには、いろいろ共通点があることをまたまた再発見、です。 これで無事納品が完了できそうです・・ホッ<苦笑>。
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2023.2.10
◆ お手紙用の切手ストック。 前々から気になっていた前回の卯年<2011年>に買った切手が残っていて・・・・<苦笑>。 きっとその年内に使いきれなくて残っていたのだと思います。 切手の価値に変わりはないので、いつでも使えそうなもんですが、なんか気が引けそのままになっていました。
◆ さて、今年は使えそうと思って出したら、当時の封筒郵便は80円だったんですよね~。 当然追加切手(4円分)が必要になりますが、はは~ッ、2円切手を買ったらなんとウサギさんではありませんか!? なんかこんな切手同士のハモリ方は滅多にあるもんじゃないよね~、なんて一人でウケけてました<笑>。
2023.2.7
◆ 昨年の年央頃にご依頼があり、その後仕様を決めるまで沢山のやり取りを通じ、完成したタッセルです。 半貴石<タイガーアイ>を使い、それを主役にするといったものです。 私も半貴石を使うデザインは初めて。 イメージデザイン4点を提出させていただき、その中から決まった2点です。 1月中旬にはお渡しさせていただきましたが、時間の長さだけ考えるといわゆる難産、と言ったところだったでしょうか・・・<笑>。
◆ 半貴石はパワーストーンとも呼ばれ、それぞれに意味があるらしくブレスレット等を身に着けている方も見受けられますが、私にはさっぱりわかりません!? <苦笑>。 が、しかしの石が持つ色合いは大事に、しかもシルク糸を使う等々と、言った細かい条件をクリアしたものとなりました。
それにしてもご依頼で作るタッセルもソフトファニシングも、すべて一点もの。 この状況は、毎回頭をひねること必至。 生みの苦しみと完成した時の充実感・・それが楽しいんですね~。
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2023.2.2
◆ 訳あって100円ショップで購入した「アームピンクッション」。 ソフトファニシングで大きいものを縫う場合は、待ち針を沢山使うので、ミシンをかけながらその針の置き場に困り・・・使うつもりはなかったこの針山が登場<苦笑>。
◆ しかし、気に入ったものではないので使っていても楽しくない!! そこで分解し、ハギレとまたとっておいたリボンを使ってリニューアルしてしまいました。 melt…と書いてあるこのリボンは、チョコレートかキャンディかなんかについていたものかも!? 20分くらいで完成!! 円形を作るのにぐし縫いだけはしましたが、後はグルーがんですべて接着。 (写真右側のピンクの布が残骸です)。 分解した中身は、弾力性のあるキルティング綿。 6cmの円形厚紙 x 2枚。 上部布は直径13.5cmx 1枚、そして底布 x 直径8cmの布1枚。 そして腕用のゴム。 このご時世ですから、作り方もきっとYoutubeに載っていることでしょう。
◆ そのちょっと昔、ペットボトルの蓋を使って作るピンクッションも流行りましたね~。でも大きい方が私にとっては便利。 皆さんも縫い物が好きなお友達に作ってプレゼントしたら、きっと喜ばれること請け合いです<笑>。
2023.1.25
◆ 昨年末にお預かりしていた「着物帯の生地」。 クッションに仕立ててほしいとのご依頼で、昨日お引渡し。 40角サイズにし、フェザーの中材も発注し、一緒に納品させていただきました。 後から考えたら「丸帯」<幅68cm>の生地だったことに気が付きました!! 道理で、金糸銀糸がふんだんに使われ裏面は糸の嵐。 通常の帯から40cm角のクッションは作れないのです。 はぎ合わせれば可能ですが。
◆ なぜかと言えば、多くの帯<袋帯等>は30cm程度の幅しかないので、「テーブルランナー」にされる方が多いと思います。 また、着物生地でインテリア用「ファブリックパネル」を作られた方も→★いらっしゃいました。 こう考えると、意外に和服用生地は、ソフトファニシングで使えるんですよね~。
年初に仕立て作業をしていたのですが、この豪華な帯生地を見ていたら、お正月気分も相まって「あ~、日本人だなぁ~」とつくづく思いました<笑>。
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2023.1.16
◆ 今年いただいた年賀状の傾向・・・、そうです。タイトルに書いたように「年賀状じまい」のお知らせ枚数が多かったことに驚いてしまいました!! まるで今年のブーム!? と思う程でした。 年齢等さまざまな事由があることはわかりますが、何かもうこのご縁はおしまいね、と言われたようで一抹の寂しさもありつつ、複雑な心境にさせられました。 考えすぎ!?
◆確かに時代は大きく変わり、SNSで簡単に相手とつながれますから、手書きの年始挨拶をデジタルに置き換えればいいだけのこと、だよね~、とは思います。 確かに本音を言えば、私も忙しい年末に「あ~、めんどくさい」と思ったこともシバシバ、あ・り・ま・す<苦笑>。
◆ネットを見てみると、年代別「年賀状じまい」の書き方事例、なんていうものもある昨今、年賀状離れが一段と進んでいることをひしひしと感じます。 なんか他の人も皆やっているから、自分もそろそろ・・・なんて安易な選択さえあるのではないかと疑ってしまうことも・・・。 結局いろいろな理由もともかく、また挨拶媒体がなんであろうと、その方との間柄をどう考えるかで、本質は決まるような気がします。
画像はAmazonより。 Amazonで売ってます・・・。 まるで通告状!?
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2023.1.9
◆ 家でいつも使っている鍵入れが「ガラス製のウサギ」。 「卯年」だからこそ、気が付いたという感じ・・です<苦笑>。 帰ってきたら必ず鍵はこの中にいれ、朝慌てて探さなくてもいいように玄関に置いてあります。
◆ いつ買ったかもすっかり忘れてしまいましたが、確かどこかの喫茶店に入った時、壁戸棚にいろいろ飾ってあって「販売中」の文字。 価格も当時1,000円で、安いな~と思い気に入った「ウサギ」をゲットしてきた記憶があります。 物入れにもなるというところが、また便利。 ホコリもたまりやすいけどね・・<笑>。 なんか今年は毎日このオブジェを気にかけそうです。
2023.1.1
恒例の干支タッセル<卯>とともに、ご挨拶申し上げます。
◆今年の干支タッセルは、形より「カラースキーム」先行型です。 なぜかメルヘンの世界が浮かび、綿菓子や、いわゆるベビーカラーにしたいと考えました。 それらの色は頭から離れず、逆に色が活きる形にデザインしてみました。 冬の中で元気に飛び回るウサギさん。 年賀状とは異なる背景バージョンです。
◆ 兎は跳ねることから、景気が上向きに跳ねる、回復すると言われているようですが、ここ3年間も続くコロナや物価の高騰などの数値は上がってほしくないものです・・・。
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2022.12.27
◆ ルースカバー(loose cover: 英) とは、取り外しが可能な椅子用カバーのことです。 スリップカバー(slipcover: 米)とも呼びます。 12月のほとんどの時間を、このご依頼品制作に費やしたかも・・<苦笑>。 時間が足りず助っ人までお願いした次第。 もちろん先日無事に納品済みですが、写真をいただいたので、ご紹介させていただきます。
◆ 椅子は、ひとつとして同じものがないので、デザインを考えると同時に型紙を起します。 最初の段階が大きな山場で、トータル時間の1/3くらいを費やします。 2段階目は裁断と下準備に1/3, 3段階目は、残り3脚分の本縫いで1/3・・・。 時間配分は、ざっとこんな感じでしょうか。 2段階目までは気が休まりませんが、 最後の段階はもう頭の中で出来上がっている感じで、気分は楽勝・・・<笑>。
◆ 今年も残すところ後4日。 皆さまにとってはどんな一年でしたか? この一年振り返ると、さまざまな出来事が脳裏をかすめます。 私にとっては、時代の変化を痛切に感じた2022年でもありました・・・。
さて年内のコラムは、今回にて終了させていただきます。 また、来年もコラムのご愛読をよろしくお願いします。
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2022.12.24
◆ お客様がお持ちの鏡に「カバー制作のご依頼」を受け、年内最後の本日お渡しすることができました。 お話しを受けた最初の時点でサイズをお聞きし、作った結果がなんと数値の読み間違いで、小さすぎて悲惨なことに・・・<泣>。
◆ 現物をお持ちいただき、再度作り替えた時にブレードを追加したことで、デザインがバージョンアップです!! 作り手の私も納得の仕上がり、そしてお客様にも喜んでいただけて・・・めでたし、めでたし。
それにしても現物の鏡は、思わず「鏡よ鏡、鏡さん、世界で一番美しいのは誰?」とつぶやきたくなるような素敵なイタリア製の鏡でした~。 Mrs. Tさま、ありがとうございました!
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