• vol. 68 インテリアの中の金属類

    2010.1.28

    ■ 先日用事で出かけた折、帰りには少し歩こうと思いながら駅に向かった。その途中立ち寄ったのが、新橋にある「堀商店」。この店舗は、ドア金具や鍵、鉄の装飾などを手がけるお店である。「金属磨きで研磨剤の入ってない、いい製品はありませんか?」と尋ね、購入したのが下記商品である。

    発売元: キクヤピーエム株式会社
    ■家の中にある、さまざまな金属類。ドアノブ、水道蛇口、オブジェ、ナイフやフォーク等など沢山あります。私が持っている金属類で一番困っていたのが「真鍮類」。テーブルランプやフロアスタンド、アンティーク調のお花の鉢入れ・・等など。これらは時間が経つと表面が酸化(?)し、オマケに埃も手伝い黒ずみと同時にその輝きも失われていました。家に帰り早速試し拭き。「いやー、これは感激!!」Before / Afterをご覧あれ。見事に鯉の置物は輝きを取り戻しました!! 「真鍮磨きには、これがキク!? お後がよろしいようで・・・」
    【Before】        【After】

  • vol. 67 ファブリックトリム

    2010.1.24

    ファブリックトリムとは、すなわち「布の飾り」の意味。カリキュラムの中でも紹介している4つのデザインのひとつですが、実例としてカーテンを束ねる布、タイバックのアクセントとしてこんな使い方ができます。また、このデザインに加え、下に下がる少し巾の広い布を組み合わせ、絵画の額の後ろに下げれば、絵を飾るリボンとしても応用可能です。
    ■Chika-sanの作品
    押入れで長いこと眠っていたという某メーカーの二種類のカーテン生地を組み合わせ、新たなカーテンに変身です。

  • vol.66 イギリス、生活ブランド

    2010.1.14

    ■イギリスといえば、やはり紅茶。ずっとコーヒー党の私でしたが、イギリス在住時代は、やはり紅茶を飲む機会が多く、スーパーマーケットで購入するティーバッグでも、お水(硬水)のおかげでおいしいなぁ、と感じたものです。普段、現地の人は皆さんマグカップにティーバックをポンといれ、お湯を注ぎ、ストレート、もしくはミルクをダバッといれた飲み方をしていました。(ホント生活の一部という感じです。)
    ■よく通ったスーパーマーケット「Waitrose」の紅茶を最近、近所のスーパー(@ピーコック)で購入できることを発見!! 飲み方は当然、前述の通り。パッケージのようにミルクとの相性抜群。お試しあれ。

    ■また、ランチはよくサンドイッチを食べる。いろいろなコースの受講の際には大体ランチがつき、(近くにレストランがないという環境だからですが・・・) そこでサンドイッチとともに出されるのがお決まりのフルーツとミックスナッツ。ナッツはなぜかサンドイッチと相性のいい食べ物なんだぁと、新たな発見でした。 日本で買ったミックスナッツの袋にTESCO(イギリスのスーパーマーケット名)の文字が・・・。また、またイギリスブランドを発見してしまいました。有名ブランドのみならず、もはや生活ブランドまでが日本に入ってきてるんですねぇ。

  • vol. 65 A Happy New Year!!

    2010.1.6

    ■ 新年明けまして、おめでとうございます。
    ■ 2010年のスタートにあたり、なぜかオレンジ色のものが身の回りに集まってきました・・・。2010年の手帳はオレンジ色(手帳の機能で選んだらここに行き着きました)、最近購入した小さなビジネスバッグもオレンジ色、更に広告代理店さんからいただいた2010年のカレンダーもオレンジ色・・・。
    ■ フルーツのオレンジのように、みずみずしくフレッシュな創造力と活力で今年も頑張っていきたいと思います。今年も何卒よろしくお願いします。

  • vol.64 勝負服

    2009.12.29

    ■年末恒例の有馬記念も終わり、いよいよ2009年も後わずか・・・。
    ■今、日本の競馬界で注目を浴びる若干19歳の三浦皇成さん。競馬発祥の地、イギリスでの武者修行の旅の番組TVを興味深く見た。ご本人の修行の様子もさることながら、本場英国競馬の歴史も大変興味深いものであった。 Weatherby社が200年も前から管理提供しているという、お馬さんの血統書であるStud-book。 全てのサラブレッドの血統をさかのぼっていくと必ず“ダーレー・アラビアン”、”ゴドルフィン・アラビアン”、”バイアレー・ターク”というこの3頭の馬に行き着くという。「へぇー、そうなんだぁ」。レース後半、勝てないとわかった時に、動物愛護の観点から馬にムチを打ってはいけない。「へぇー、そうなんだぁ」・・・。
    ■さて、さて主題ですが、騎手がレースの時に着用する洋服、Riding Clothesを日本名で「勝負服」と呼ぶとは知りませんでした。でもこの名前だからこそ着替えたら、とたんに気合いが入りそうです。実は、私も持っています!? 着用はできませんが、バックの模様として「勝負服」のオンパレードでしょ!! やはりイギリスならではの模様といえるかもしれません。

    ■今年もコラムを読んでいただき、本当にありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。

  • vol.63 タッセル→アクセサリーに変身

    2009.12.19

    ■店頭にあるビーズのついたフリンジを眺めていたら、ムムッ、インスピレーションが・・・・。そして、こんなのになりました。最近、ローゼットを見る方達がやはり同じようなことを言われて、きっと考えることは同じなんだぁ、と思います。

    ■大昔に(いわゆるバブル時代の頃)、あるアクセサリーショップの店の方が言ってたことを思い出しました。景気がよくなると女性のアクセサリーも大振りになり、逆に景気が悪いと小振りになるって・・・!? でも個人的意見としては、「ファッションに影響されるものだ」という気もしますが、どうでしょうか・・・・?
    2009/12/19 記載

  • vol. 62 「チェック」柄

    2009.12.16

    ■  生地におけるチェック柄は、どんな季節にも登場する柄である。 昨日、前を歩く女性の肩を覆う、ストールのタータンチェックの鮮やかさが目に飛び込んできた。「あぁ、あの柄は確か”ブキャナン”だったかしらん?」
    ■ 冬に大活躍のマフラーは、ウールとの相性がいいのか、タータンチェックが多い。  そう言えば、私もマフラーは2本くらいタータンチェックを持っているが、特にこだわって以前購入したのが、”メモリアルタータン”。(故ダイアナ妃を偲び、特別デザインとして作られたもの。)  購入したのは、マフラーではなく、スカーフ(下写真)だが、どうしてもそれが欲しくて、スコットランドへ足を運んだ際に、探し出したものである。

    ■ スコットランドの氏族(クラン)にちなみ、それぞれの柄に名前がつけられている「タータンチェック」。 冬の夜長、自分が持っているチェック柄の由来を調べてみるのも、以外に楽しいかもしれない。

  • vol 61. もみの木の香り

    2009.12.9

    ■海外の空港に降り立った時の香り、雨上がりの土の匂い、バラの香り・・、嗅覚は記憶をつかさどり、その時の状況を思い出させてくれる五感のひとつだと思う。
    ■送られてきたダンボールを開けたら、なんと、もみの木でできた素敵な「ドアスワッグ」。季節柄よく見かける「Wreath: リース」ならぬ「Door Swag」とは・・・。お花のアレンジメントに詳しくない私だが、垂れるものは、カーテン飾りの”スワグ”と一緒なんだぁ~。感心するやら嬉しいやら。早速ドアに吊り下げたら、店内がもみの木のすがすがしい香りでいっぱいになった。きっと来年もこの季節にこの香りを嗅ぐと思い出すひとつになりそうだ。
    Thank you so much, Hidedo-san.

  • vol. 60 椅子の座面張替え

    2009.11.29

    ■ 「先生、これをやりたいんですけど・・・」「やりまッしょ!!」 確かに誰の目からみても、取り替えた方がいいのでは・・・と思われる代物であった。(失礼!)
    ■ 教室内だけでの作業では、完成品を見ることができない私に、写真を送ってきてくれました。 もちろん座面のクッション材も新調し、カーテンを作ったときの余り生地で張った座面は見事に復活を遂げ、インテリアに調和!! その完成を見るたびに、生徒さんと一緒にニンマリしてしまいます。ウフッ。
    ■Chika-sanの作品

  • vol. 59 カーテン上飾り バランス (Valances)

    2009.11.26

    カーテンの上部を飾るものは、総称トップ・トリートメントと呼ばれます。それらはデザインによって大きく4つに大別され、今回ご紹介する1. バランス(Valances)以外に、2. ペルメット(Pelmet)、3. ランブルクィーン(Lambrequin)、そして4. スワグ&テイル(Swag & Tail)に分かれます。
    カーテンだけあれば、用は足りるでしょう・・・。まったくその通り。しかし、その効用のいくつかを実際の例で見てみましょう。窓に換気口がついています。カーテンを開けた時、そこが目障りでそれを隠しておきたいという友人の窓のカーテンに対するソリューションは、上記の4つの中から1つを選択すること。 選択基準も大事です。手作りカーテンの観点から言って、手作りのし易さ、セッティングの容易性、そしてデザイン性も重視すると、1.と2.が最も適していると言えるでしょう。 3.は、正直言って今やオールドファッション(流行おくれです)、 4.はカーテンポールを活用したデザインに適しており、そのデザイン性はよりクラシックな雰囲気に合いますので、生地選択にも影響すると同時に、お持ちの家具との相性も大切にしたいものです。(※カーテンポール以外でももちろんセッティングは可能です) 
    出来上がりは、床下までのフルレングスのカーテン丈に加え、バランスを加えることによって、全体の長さが220cmになり、お部屋を大きく見せる効果にもつながります。

    日本には、便利なレールがあるんですねぇ~。取り付けたところです


    ■ 今年の秋に嫁いだお嬢さんの部屋を、ゲストルームに変えたいという希望からスタートしたお部屋の改造プロジェクトは、里帰りするお嬢さんご本人が一番良く活用するという点で、彼女の意見も取り入れ、さわやかなチェックの生地を選択。 
    カーテンの裏地もまた、更に細かいチェックの柄が選ばれ、裏にも隠れたおしゃれ感覚が・・・。それに合うバランスのデザインとして提案したのが、スモッキングスタイルです。セッティングが終わった時、私も思わず「チョーかっこ、かわいい~!!」と叫んでしまいました。 

    2009/11/26 記載