• vol.15 楽しむ

    2008.1.16

    新しい年の初め、皆さんも気持ち新たに活動を開始されたことと思います。先日、ふとある言葉が脳裏をよぎった。『これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず (子曰、知之者不如好之者、好之者不如樂之者)』おなじみ孔子の論語の一説。 『先生が言われた、知っているというのは好むのには及ばない。好むというのは楽しむのには及ばない』。という意味です。
    そういえば、この言葉は、以前勤めていたときの上司が(現在は社長)が「座右の銘」にしていたのを思い出す。当時まだ若かりし頃は、「フゥ~ん」みたいな感じで、仕事を楽しむということの実感があまり捉えきれていなかったような気がする。
    新しいことを始め、喜々として今を、そして仕事を楽しんでいることに気がついた。今年はもっともっと楽しみが大きくなる方向に向かって歩いていきたいなぁ、と思っている。今年もよろしくお願い申し上げます。

  • vol. 14 インテリアの視点で絵画を見れば・・・

    2007.12.17

    ■ 絵画は、描かれたその時代性や地域性を反映して描かれていますから、ちょっと視点を変えて眺めてみると、いろいろおもしろい発見があるものだと常々思っています。
    例えば、左の絵、皆さんおなじみのゴッホによって描かれた絵「椅子」(1888年)。フランスのアルルで短い期間をゴーギャンと住んだ時に描かれたもので、ハンス・J・ウエグナーのYチェア(1949年)のデザインに通じるものを感じると同時に、こんな椅子をおいたらきっとお部屋もプロバンス風!?

     

    ■ また、左の絵はロンドン、ナショナルギャラリー所蔵の「The ambassador(大使たち)」。1533年にハンス・ホルバインによって描かれたものですが、(実物の大きさは、横3mほどもあろうと思われるとても大きな絵でした。) その頃日本では、畿内各地で一向一揆が起き、興福寺が焼かれた時代。<ちょっと日本史を調べてみました(笑) > なんと、この絵の後ろには、ダマスク模様の緑色の生地(カーテン)が存在している。そして、キャビネットの上にはタピストリーが!! インテリアに関する歴史の長さをつくづく感じさせられます。
    もっと詳しく見たい方は、こちらでどうぞ。
    >> ナショナルギャラリーのWebサイト

     

    ■ 海外旅行で美術館に足を運ばれた際には、絵そのものを楽しむと同時に、視点を変えて見る絵画は、もっと興味深いものになるかもしれませんね。ひょっとすると感動もの!?

     

     

     

     

    2007/12/17記載

  • vol. 13 井形慶子女史、「私の好きな家(英国編)」講演会

    2007.11.16

    先日タイトルの講演会に行ってきた。英国好きの方にとって、井形さんの名前はちとに有名な方かもしれない。
    この講演案内を見つけた時、<渡英70回以上を数える英国通の方の、違った角度からの話を聞いてみるはきっとおもしろいかも! > と思ったのがきっかけだった。確かに日本との建築物の構造の違いや、建物の改造時の規制はあるものの(年代ものを大切にするためにムヤミに取り外せないものが結構あるんです。) 、なぜ日本の洋風の家は素敵にみえないんだろう・・・、と漠然とした疑問を持っていたところだった。
    講演前日に帰国したばかりの女史の話は、ユニクロのLondonの新店舗の取材の話から始まり、現地の家庭訪問風景、家屋販売のチラシ比較による方法の違い、アンテークショップの位置づけ、はたまた、ご自宅(英国風)の建築時の裏話、そしてチャリティショップの話、(そうそう、英国全土に広がるこのシステムはとっても合理的。店舗の場所も慈善によって支えられてのもの、高い家賃をとられる日本で、慈善事業は難しいのよねぇ・・) などと納得したり、感心したり。あっという間に1時間半は過ぎ・・。でも前述の私の疑問は解けなかった。
    しかし、最後に出席者全員に女史の著書『古くて豊かなイギリスの家、便利で貧しい日本の家』(新潮文庫)がプレゼントされ、(ちゃっかり、サインまでいただいちゃいました。) 帰りの電車の中で読みはじめたら、「あ、これこれ、本の中に書いてあるじゃん。まぁ、1時間半の講演時間では伝えきれる内容は限られているから、しかたがないわよね~。それに聴きに行かなかったらこの本にも会えなかったかもしれないし、結果オーライ!」なんて納得しつつ、一晩で読破。 
    私がいままで漠然と思っていた疑問、それを解決してくれたその一言。それは『家はイギリス人にとっては「ホーム」だが、アメリカ人や日本人には「ハウス」?』。この一行を含む(p44~p49)ページは、モヤッとしていた私の疑問を一気に吹き払ってくれた。 確かに、本屋に注文していた英国版雑誌の『HOUSE&GARDEN』が間違って米国版が届いた時、あっ、これは違うと思ったのも納得です。本の内容はこれに留まらず、私が日頃思っていることもバンバン書かれていて、痛快、納得の一冊でした。さすが、ジャーナリズムの世界に身をおく人の視点は違います。本質を深く追求するする姿勢はさすが!!
    写真】みなさんの価値観を揺るがすかもしれない¥476円・・・・

  • vol. 12 好きなもの、そしてインテリア・スタイル

    2007.10.24

     何か購入したときに、以前買ったにもかかわらず同じものを買ってしまった、という経験はありませんか? 私はローファー・シューズでこれをやってしまいました。 N.Y.近郊のアウトレットで買ったものが、自宅の下駄箱をあけた時、「な、なんと全く同じものじゃん!? それに色まで同じとは・・」 それって私だけの間抜けな話???
    これと同じような現象が他にもあります。理由、それはわかりませんが、写真を見てください。なんと、「本もの」(紛らわしい、本のモチーフのことです)」なんとなく身の回りを見渡したら集まっていました。キャーッ、これってどういうこと!? 決して私には収集癖はありません。けれど、知らず知らずに集まっていた!?

    「嗜好」は3歳までに決まるとよく聞きますが、デザインや色の「志向」、「審美眼」は人生のどの時点で形成されるものなのでしょうか? (きっとサイコロジー分野の論文かなんか出ているんでしょうねぇ~。知っている人がいたらコメントください。いただいてもコメントは返しませんけど。(笑) 想像するに先天的なもの、そして人生の長きに比例してどれだけ沢山のものを見た、学習したなどの後天的なものの二つが融合し形成されるのだと思いますが・・・。生徒さんの好きな色使いや生地選びを見ていると、やはりその方の志向を見てとることができ、とても個性を感じます。
     最近の女性雑誌には、インテリアに関するスタイル、色使い、小物等、実に多彩な記事が掲載され、皆さん参考にされているんじゃないかと思いますが、ひょいと見渡せば自分好みのインテリア・スタイルを作るための原点は、案外足元に存在しているのかもしれません。
    ライブラリーのある家に住みたいと思っている願望の表れ・・・!?【写真】CDケース、ブックエンド、ランプ、そしていつかは使いたいと思っている生地。

     

  • vol. 11 クッションがいっぱい、大公開の巻

    2007.9.25

    ■クッションは四角いものが一般的で、特別にデザインさえ凝らなければ、ファスナーをつけて表地と裏地をミシンでパタパタと四辺を縫い合わせれば簡単に作れます。(ま、手縫いで作るというツワモノもいると聞きましたけど・・・・。ホントーッ!?)
    ■生地を見るとついつい「このデザインが合いそう・・・」と思い作ってしまった結果、今回はクッション大公開となりました。しかし、まじめにクッションは、ソファ、椅子、ベッド等の場所でアクセントの重要な役割、そして何より体を支えてくれる上で欠かせない存在です。
    各種クッション
    ■大きくその代表的な「形状」並びに「デザイン」との組み合わせでグルーピングしてみました。
    【おなじみ四角型】
    ★パイピングクッション: 中央の白、パイピングコードをつけたもの。
    ★ブードアクッション(Boudoir cushion): あまり聞き慣れない名前ですが、ベッドなどにおいてアクセントを添えるベッドアクセサリーとしてのクッション。ここでは縁に、流行のビーズを使っています。中央右端
    ★ダブルボーダークッション: Double-flanged cushion とも呼びますが、比較的簡単に作れモダンなスタイルに合いますね。左端
    ★フリルクッション: これはダブルフリルのデザインにしています。フリルの好きな方には手作りの良さを実感できるでしょうね。売ってないから・・・。上段中央、下段右端
    【ボルスター型】
    ★ボルスタークッション: Bolster、日本語で言えば、そのものズバリ「長枕」です。ホテルなどではたまに見かけることがありますが、丸い筒状のもので、ベッドに置いたり、またエンパイヤスタイルの家具にも合います。写真では、ボタンとボルスタータッセルをつけた二種類。手前左
    【丸型】
    ★丸型クッション: マチがついているもので、縁にフリル(Both side frill)をつけています。上段右端
    これら基本形に様々なフリンジをつけたら、気が遠~くなりそうですが、フリンジの種類だけ作れることになります
    ■クッションも様々なものがある、というのがお分かりいただけたと思います。しかし、いつも思うことですが、その生地のもつ風合いとデザインがマッチすることが素敵なクッションの要件だと思います。 
    皆さんの部屋には、どのデザインのものを置いたらアクセントとして引き立ちそうですか?
     

  • vol. 10 たかがカーテン、されどカーテン・・・の”裏地”

    2007.8.19

    当店はいわゆる「カーテン屋」ではないのですが、しかし、様々なお客様の声を聞く機会があります。カーテンは「ソリューション(問題解決策)」と「デザイン」の融合だと思っていますが、さて学校の講義的な話はさておき、今回は「裏地」についてです。
    ■裏地の必要性その1
    旅行から帰ってお部屋の空気を入れ替えようとしたら、この猛暑でカーテンが熱ッ!! いやー、どんなに酷暑に耐えていたことか。カーテンの当然の役割としてこの暑さや寒さよけにとても貢献している。それにこの夏の日差しはとっても曲者です。これまでの私の経験から言うと、コットンレースのカーテンは劣化しボロボロ(洗濯のせいもありますけど) になったし、日光にさらされて柄物の色は飛んでしまうし・・、それほど酷使されているんです。その対策は、ズバリ「裏地」をつけることです。
    ■裏地の必要性その2
    皆さん口々にいう話ですが、「雑誌や本で見たものとのイメージが違い、風合いがない、なぜ?」、「なんか家の新しいカーテンは薄っぺらい感じがする」これってどういう意味でしょう? カーテンが下がっているとき、開けてカーテンをまとめたとき、一枚の布で仕立てたカーテンと裏地をつけたカーテンが持つその風合いは全く異なります。英国では、さらに表地と裏地の間にインターライニングをいれます。日本の風土にそれが機能的にいいかどうかは別問題ですが、しかし、本当に一枚布と裏地をつけた場合との違いは、ふわっとしたボリューム感が出て、風合いが違うことは一目瞭然。お値段の高い生地を日光から守る上でも、そして風合いを出す観点からも裏地の存在は欠かせません。「カーテン屋さんが提案してくれなかった・・・」んーン、これからは皆さんが知り、賢く主張すべき点だとつくづく考えさせられます。
    カーテンはお金がかかる、確かにそう思います。だからこそ慎重にならざる負えないものなんですが、どうしても建物の部分の器が優先され、予算の余った範囲で・・・と後回しになっているのが実情のようです。ましてや裏地まで気が回らない、かもしれません。しかし、「本体布の保護」、「遮音、防寒・暑」、「風合い」と”裏地の効用”はとても大きいと感じています。
    新調を考えている方は、是非「裏」まで気遣い検討してみてくださいね。
    2007/08/19記載

  • vol.9 2ヶ月も待たないとは入れないお店!?

    2007.7.17

    今回は、ちょっと「ソフトファニシング」から離れた話題を・・・。
    最近友人と食事をした。出かけた店は、タイトル通りの予約で一杯のお店。それに予約時間は、9:00p.m.スタートとは・・・。「夜の9時以降に重たいご飯を食べたら太りそう・・、そんなんしてまで、本当に行く価値あり???」 と思いつつ、そこに決定。最近はあまりそういう手の店に行こうという情熱はめっきり薄れ・・・ま、どこの店でもほとんど一緒でしょう、等と思っている。 到着した店は銀座のイタリアン。道すがら近況報告に花が咲き、到着するまで友人は店については何も語らず、私も聞かず。入った瞬間、な、なんとスタッフの数が多い! これは間接経費がかかってるな、なんて馬鹿なことを考えつつ、席に案内され、店主らしき方はそういえばTVで見たことのある顔かも。
    メニューはプリフィクス形式のリーズナブル価格。食べたいものをオーダーし、いよいよお料理が運ばれてきた! 確かにおいしいけど、別に狂気乱舞するほどのものでもないのでは? と思いつつ。<いやーッ、年齢を重ねるとついつい様々な経験が邪魔をする場合があります。やだね~。>  イタリアンのお店はやはりイタリア語が多いので、いろいろ質問をするととても感じよく完結に説明してくれる。 またスタッフの皆さんは快活に動き、何気なく気配りしてくれている様子がなんとも心地いい。帰る時はスタッフの方に見送られ、50m進んでもまだ見送ってくれていた。ワオッ!
    近年は外食産業の進化で、ハレ以外でも外食することにすっかり慣れてしまっているが、外で食事をする意味を改めて考えさせられた。お金を払って食事をすること、それは食事内容に対してのみ対価を払うのではなく、その店すべて、特にサーブしてくれるスタッフ、厨房ではたらく人、オーナーの目配り、それらの全てを享受することに初めて「外で食事をする」という意味があり、支払う価値があると・・・。いやー久々、価値ある外食でした。 やはり2ヶ月待つこの人気に納得!
    ■裏メニューならぬ、裏話。
    私が見たTV番組に登場したオーナーシェフの落合さんは、田舎のイタリアンのお店で食している光景だった。そのお店は雑誌等にも取り上げられていた「アルケッチャーノ」という店。 店名がとってもゆかい。庄内地方の言葉で、田んぼの真ん中に「そういえば、そんな店あっけちゃの~(あったよね~、の意味)」あっけちゃのー、アッケチャノー、「アルケッチャーノ」。田舎に住む姉に聞いたこの話に大笑い!!  いつかこのオーナーに店名由来の真実を聞きたいものだ。

  • vol.8 スモックヘディングのカーテン

    2007.6.12

    以前から是非作ろうと思っていたスモックヘディングのカーテン。 今回はこれを紹介しましょう。
    このスタイルを作るには、"スモックテープ" (ギャザーテープなどのお仲間デス) というものを使い、仕上げは紐を引くだけなのでとても簡単なんですよ。(写真のものは、表側の生地にスモック刺繍を施し、スモックの部分をより際立たせていますけど・・・。)
    スモックヘディングカーテン
    日本ではあまり見かけないので、きっとあまり知られてないんだなぁと想像していて、以前から是非作ってご紹介したいなぁ、と思っていたものがこのたび完成!! とてもかわいい素敵なヘディングのスタイルでしょ。もっともっと普及してほしいぁと思います。「是非見たい」という方は教室に遊びに来てくださいね。
    2007/06/12記載
    ※ 「コラムvol. 90 子供部屋のカーテン」で、生徒さんの作品がご覧になれます。
    ※ 「コラムvol. 59 カーテン上飾り」で、生徒さんの作品がご覧になれます。

  • Vol.7 パスマントリーとは

    2007.5.17

    ◆ タッセルとは

    タッセルとは、インテリアを中心とするファフリツク類の最後の仕上げに、その外観をより際立たせ、特徴づける房飾りのことをいいます。 ところで、日本ではカーテンを束ねる帯状の布を「タッセル」と呼んでいるケースが多々ありますが、ソフトファニシングの世界では「タイバック」と言います。 もちろん房飾りがさがったカーテンを束ねるものもあります。  これを「タッセルタイバック」と言います。 タイバックは、カーテンを作った時についてくるもの。 タッセルタイバックは、飾り類いわゆる「パスマントリー」のジャンルに入ります。

     

    ◆パスマントリーとは
    パスマントリー: passementerieは、フランス語表現、英語ではトリミング: Trimmingsと呼ばれ、同義語です。その意味は、カーテンや椅子張りの仕上げに使われる飾り紐や組み紐などの紐類、そして、縁飾りとして使用されるフリンジや金銀モールなどのブレード、そしてタッセルも含めて、それら全般の飾り類の総称です。 
    使用用途の主な分野はインテリアが中心ですが、流行によってはファッションに使われている場合もあります。

       
     

     

     

    ◆ 上の写真を元に少し具体的な形と種類、名前を見てみましょう。 上から時計と反対回りに、★ブレード、★フリンジド・ロープ (縁がないものはただのロープです)、ブロックフリンジ、 ★バブルフリンジ (この写真のものは、バブルフリンジの間隔にファンエッジングというフリンジとの組み合わせになっています。これが上下につくとダブルファンエッジングと呼びます、★ブリオンフリンジ、★タッセルフリンジ(タッセルがついているので・・)、そして右半分の上から、★タッセル、これは基本形のとても応用範囲が広いタッセルですね。 ボルスタータツセル、★キータッセルです。 

    見ていただいたとおり「タッセル」とは房がついたもの意味し、単独のものもありますし、小さな房自体が飾りとして使用される場合もあり、大きな意味で「パスマントリー」の仲間です。「パスマントリー」という言葉で表現する場合は、全体を意味することになりますね。 
    ◆ 写真のものはいずれも市販品ですが、「タッセル」は、もちろん手作りすることも可能です。 タッセル作りの講座も行なっていますので、ご興味のある方、是非お問合せください。 お待ちしております。 また、「パスマントリーのさまざまな使い方」については、こちらから

    2007年5月17日 記載
     

  • vol.6 贅沢 & ソフトファニシングの新しい作品

    2007.4.15

    ■世の中に様々な贅沢あれど・・・何が一体究極の贅沢なのか?  個人によってそれは大いに異なる。ウニが大好きな人は、てんこ盛りのウニ丼をお腹いっぱい頬張るなんて、やや学生的な嗜好の贅沢から、はたまた超豪華客船で世界一週なんていう熟年世代・セレブ系的なもの、そして世の中にはこんな贅沢な石鹸(値段<¥12,600/個>もさることながら、内容がすごい!!)もあり・・・、要は各個人の年代や価値観の相違なんだと思うけど。
    ■新しい作品
    最近の私の頭の中は、「あー、あれも作りたい、これも作りたい」、と様々な作品の種類が順番待ちをしている。順番のひとつの完成品が、掲載の写真である。これは店内にある椅子のために作った「ルースカバー」。(※椅子・ソファなどの取り外しのできるカバーのことです。) 最初に型を取り(石膏じゃありませんよ)、仮縫い・補正をし、作成途中では何回かモデルには試着をしてもらい、途中で「ムムッ、これはまるでテーラーメイドの洋服かァ!? 」と思いました。
    完成ルースカバーサイドの飾り 

    椅子の背の上部の丸みの部分に、友布を用いパイピングロープで作った編みこみ型の飾りを付けたところが、作成者のオキニ。 (お気に入りという意味デス<笑>)。 ボルスタータッセルの代用です。
    ■自分だけのオリジナルはテーラーメイド
    それぞれ違う形の椅子に合わせて作るルースカバー。これは究極のテーラーメイドなんだぁ~、とつくづく思いました。 考えるて見れば、なんて「贅沢」なんでしょう。 皆さん納得していただけますか? 「ガッテン、ガッテン」、最後はNHK的に・・・・。