2023.6.8
◆ファブリックの雰囲気が(+希望価格)異なれば、デザインも変わります。 前回のコラムで書きましたが・・・<笑>。
ご依頼では、2種類の生地を対象にデザイン。 こちらは生地自体に刺繍がされていて、エレガントでかつ落ち着いた雰囲気。 小さめのトートバッグになるとのことだったので、シンプルな感じのデザインに。 スカートは色を統一し、ヘッド(木玉)だけ生地に合わせて、シリーズ化しました。
◆ 色選択で今回はとても勉強になりました!! 全く同じ色があった~、なんて喜んではいけないんです。 あまりピッタリ色を合わせすぎると、生地に引きずられ、タッセルの存在感と華やかさが失われてしまうことに・・・。どこまでタッセルの色を主張させるか、これは大きな発見でした。
◆色選択に悩んで決まらない時、それは組み合わせが違うということのどこからかのお知らせ!? そんな時は、いつも気持ち悪く居心地も悪く感じます。 自分が見て気持ちいい感じ、落ち着くところ、最後はそれが色の組み合わせの着地点になります。
2023.5.31
◆ 五月もあっという間に月末に・・・。 連休明けから、またご依頼のタッセル製作に追われてしまいました。 新しいデザインを作る、ということはとても楽しいことではありますが、実は見えない苦労も多々あるんです・・・。
◆ 今回は「作品紹介」もそうですが、どのように「ご依頼品のタッセルデザイン」をしているのか、そのデザインプロセスについてお話したいと思います。 今回ご依頼いただいた事例をもとに私の頭の中をご覧!?いれようと思います。
❶用途確認: 今回のようにバッグを飾る、インテリア(カーテン、クッション等)用、箱や小物を飾る等など 、何を対象として飾るのかを明確にします。用途は様々ですね ⇒この時点でタッセルの大きさと種類(木型orソフト)のふたつ方向に分岐します。
❷概算価格の確認: お客様単独でご使用されるのか、またはお客様の商品への付加価値としてタッセルを加えるのかを確認。 付加価値要素の場合、利益が上乗せされる可能性が大なので、エンドユーザーの方が納得する価格帯を探っていきます。⇒ご依頼主に大まかに使用素材/部材等方向性をご説明し、価格帯のゴールを探っていきます。
❸生地確認: インテリアでは当たり前ですが、今回のご依頼もインテリアファブリックを使ったバッグ。 配色を決める上で実物は必見!! 合わせてその生地の素材感、柄等生地が持つ特色を把握します。 生地から受けるインスピレーションのイメージをデザインに加える場合もあります。⇒ラフイメージができる。1点の場合もあれば、数点になることも。②の要素も検討しつつ、デザインを絞っていきます
❹デザイン上の排除点の検討: 予算を考えた素材選び、製作工程数等々を検討⇒予算があまり無い場合、糸素材でも高価なシルク糸なんて使えませんし、できるだけ製作工程も簡略化したデザインになりますし、ご予算があれば、またそれなりにと・・<笑>。 ここでざっくりとしたデザインの候補決定 。
❺試作品作り: お客様に本番デザインを了承してもらうための試作品タッセルを作ります。
❻本番製作: 了承をいただいた時点で初めて、納品用作品を作り始めます。
❼その他作業: 糸をはじめとする部材の手配、時に木型製作依頼、はたまたプロジェクトに必要とあれば、海外特注製作メーカーとの交渉もやります。
◆ 結構時間がかかる作業の連続、売上に対して人件費の割合が大きい「労働集約型ビジネス」の要素が強い仕事だと思います。 しかし常に決まりきったものだけを作っているわけでもありませんし、さまざまな製作スキルとともに、デザインや色選び等ファッション産業に似た「知識集約的要素」も無いとできない仕事なのだとも思っています。
◆ いつも上記のようなプロセスを考えながら・・・、そして今回ご依頼のタッセル作品ができました。トリニティオリジナルデザインです!! 5種類の色の組み合わせで作りました。 生地の特徴であるお花からインスピレーションをいただき、植物の実をアレンジしたデザインです。 今回はひとつのご紹介ということで、よろしくお願いします。
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2023.5.18
◆ 生徒さんが、ご友人にいただいたという”マスタードイエローのバッグ”。 何かチャームをつけたいとの希望で、先日傘タッセル<コラムvol. 1464>→★でデザインしたものを、バッグに合わせてはどうか? という提案をさせていただきました。 バッグに合わせた色使いに変更し、バッグチャームの完成です!
◆ とても素敵に完成したと思います。 今回、房はやめて丸い木型だけで構成していますが、糸を巻くばかりでなく、コードを使いそれを巻くことによって表情に変化が出て、とてもユニークなバッグチャームとなりました~。
2023.5.9
❖教室にいらっしゃる生徒さんのための、「自由が丘ランチ情報」を書いてます❖
◆ 連休明け初日、朝寝坊でお弁当を作る時間がなかった~。 ま、お天気もいいので散歩がてら外ランチに行ってきました。 お目当てのお店が休みだったので、新しいお店を探そうと、とあるビルで探検です。 天ぷら屋さんを見つけ、入ってみました。
◆ 考えてみると、自由が丘で天ぷら専門店は「銀座天一」だけの独占でしたが、そこに新宿・つな八系列の「天ぷら割烹・孔雲」が出店。 昨年オープンしたそうですが、知りませんでした・・・。 昼献立(ランチメニュー)がありましたがややお高め。 2,750円~3,960円です。 油のしつこさがなくさっくりとした感じで食べられます。
♥ 世田谷区奥沢6-33-14 モミの木ビル2F →教室から徒歩3分
♥ ランチ11:30~14:30 電話03-6809-8623『新宿綱八天ぷら割烹 孔雲』
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2023.4.28
◆ 今年も1/3が過ぎようとしていますが、例年作っている手帳飾りをやっと作ることができました<苦笑>。 飾りは「栞紐」の先につけて、重石のような感じで使っていますが・・・。
◆今年選んだ手帳カバーの色は、エルメスの『エトープ』のような色。 グレージュに似ていますが、どちらかと言えばこちらの色は、ブラウン寄りの色味を持っています。 色は上から、ゴールドベージュ、金色、エトープと並べてあります。 色はさまざまに組み合わせてみましたが、自分としてシックリ来た色として採用です!
飾りのデザインは、タッセルの研究科カリキュラムの中の13番と同じです。 それをもっと小さくしたバージョン。 皆さんも作ってみてくださいね!!
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2023.4.21
4月29(土曜)~5月8日(月曜日)まで、お休みとなります。 この間にご連絡いただいたメール等には、タイムリーにお返事ができない可能性がありますので、何卒あらかじめご了承の程お願い申し上げます。
2023.4.15
◆ 先週だったかな?、帰宅時間のものすごい風。 折り畳み傘をさしていたのですが、突風にあおられ骨が少し曲がっていたところがついにバキッ・・・・。 修理するかどうか迷いましたが、長いこと使っているし、あまり気に入ってたわけでもなかったので、と自分に言い訳をしつつ<苦笑>アトリエの近くの傘屋さんで新品を購入しました(3,300円)。
◆ 傘そのものがあまり主張していないデザイン(紺と薄グレー)なので、何か飾りたくなり、新しい傘タッセルのデザインを考えてみました。 しょせん自分のものだし、と思いながら・・・。 作っていくうちに最初のイメージからどんどんかけ離れて、こんなデザイン<写真>になりました~。「オッ、なかなかかわいいじゃん!」 もし、お気に召した方がいらっしゃったら、教室で作っていただけます!! テクニックはほとんど基礎編。 見たらきっと生徒さんだったら作れるかもしれませんね~<笑>。
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室トリニティ
2023.4.14
長年ソフトファニシングを教えてきた経験と英国で学んだインテリアデザインの知識をもとに、より素敵な「窓装飾」に仕上げるための「カーテン特化型講座」です。割引実施中!! 受講生募集中です。詳しくは新しいHPこちらから→★
2023.4.12
◆ 前回に続き、またまた「Tシャツネタ」。 長袖Tシャツを購入。 ピンクのロゴは、無いよりあった方がいいかなと思ったのですが、やはりその企業ロゴがあまりにあからさまに目立ちすぎて・・・<苦笑>。 購入した後に違和感あり・・・。 やはりこのロゴ私には若すぎ~。
◆ そこで一計を案じ、”あからさまロゴ”にビーズをチラし、めだたなくさせる方法をとってみました。 ユザワヤさんでロゴの色にマッチするビーズを見つけ、ふたパック購入(300円弱)。 あとはひたすらTVでも見ながら、ランダムに文字があらわにならない箇所に刺すだけ。 ルールはありません。 どうでしょうか? こんなアイデアは。 我ながらいいかな!! と思っているのですが・・・<苦笑>。 刺繍枠は使った方がやりやすいですよ。
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2023.4.1
◆ 昔、サラリーウーマンをやっていた時に在籍していた会社の、某部門の秘書さんのフェースブックが流れてきて、『ユニクロTシャツ買いました~』というコメントとその写真を見てびっくり!! ええッ、確かこのマークはパソコン用宣伝でも使われていたロゴじゃ~ありませんか~。 私も思わず懐かしい~!!の一言。 ユニクロのTシャツで見ることになるなんて、驚き桃の木山椒の木~ィ<笑>。
◆早速ユニクロのHPをチェック!! →★ 20世紀を代表するアメリカのグラフィックデザイナー、Mr. ポール・ランドによる1981年のデザイン、との説明。 購入する人は、きっとプ企業のプロモーション・ロゴとして使われていたなんて思わずに、有名なグラフィックデザイナーのものとして認識するんだろうなぁ~と思います。 片や、わかる人にはわかる、と言って買う人もいるんだと思いますが・・・<苦笑>。 ちなみにIBM(目Eye-蜂Bee-M)の意味です。 陰ではメバチマークなんても呼んでましたけど<笑>。
◆ おまけにもう一枚の写真を掲載します。 実はこのロゴがついたポストイットケースを私はまだ持っています<笑>。 こんなに長く持っているとは・・・自分でも笑っちゃいます!!
写真: <ユニクロ> レジェンズ・オブ・グラフィクスUT グラフィックT シャツ ポール・ランド
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