• vol. 570 デザインは発想次第

    2014.6.30

    ◆  教室では、コラムに書いたことが話題になる時もしばしば。 先日のコラム、100均ショップのカーテンは、意外にも何人もの方が話題にしてくれて・・・。 実はこの発想、インテリアデザインの学校(英国)での授業で見せられた一枚の写真が深く記憶に残っているせいだと思っています。  (ボンビーガールの番組からインスパイアされてはいませんね・・・笑。)  偶然にも、授業で見せられた写真が掲載されている本を持っているので、その写真をご紹介しましょう。

     

     

    ◆  布巾を利用したカーテンです。 ダイニングなので布巾を使う場所として、なんの違和感もありませんし、テーブルクロスも、これまたチェック柄です。 授業での説明はもうおぼろげですが、要は「発想次第」なんだということを、この時脳裏に深く刻まれました。

     

     

    ◆ 高くて素敵な生地もいいですが、それだけでは能がありません。 また、これでもか・・・というような奇をてらったデザインを私は好みません。 なぜならば、カーテンは装飾物ではありますが、その前に目的が解決されていて、なおかつそのインテリアとの調和が大事だと思うからです。 その上で、どこかに素敵な発想があるデザイン、そのようなものを目指したいと常々思っております

     

     

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  • vol. 572 トワレ・ド・ジュイ生地とティーコージー

    2014.5.3


    ◆       トワレ・ド・ジュイ(Toiles de Jouy)柄の生地で作った作品は、コラムにも度々登場します。 しかし、今回ご紹介する生地柄は少し珍しいもの。 店頭のそのハギレをご購入いただいて、作られた「ティーコージー」です。 生徒さんご自身所有のポットにあわせてサイズを変え、中のキルト芯も二重にした作品です。
    関連コラム(vol. 388/vol. 497/vol. 541)はこちらをクリック後、下にスクロールダウンしてください。


     


    ◆      先日戸棚を整理していたら、イギリスV&A発行の関連本が出てきて、何気にめくっていったら、なんとそこに同じ柄があるではありませんか!!  説明によると、この珍しいトワレ柄は、18世紀後半の20年間に登場したもので、それまでの甘美なロココ調のロマンチックな柄からシフトし、ギリシャ・ローマの古代の彫刻や寓話をモチーフにしたものや、古代都市ポンペイのモチーフを使った新古典主義(Neoclassicism)のものなんですね~。 トワレ・ド・ジュイというと、装飾的で甘美な柄が多く見かけられる中では、珍しいものと言えるでしょう。


     


    ◆      トワレ・ド・ジュイは、とても古典的な柄ですが、現代でも沢山の人に愛されている事実は、とても素晴らしいことだと思います。。
        


     
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  • vol. 571 ランプシェードのフレームリング

    2014.5.2

    ◆ 制作をお願いしていた、シャンデリア用ランプシェードのフレームが届いた。 箱を開けたら、上部のリングフレームが隊列を組んで並んでいて、その形にビックリ<写真>。 早速、型紙にあわせてチェック。 やはり型紙とはほんの少し誤差が生じているが、その分の型紙を修正し、本番である。 後はひたすら8個のシェードを作るだけ。 ウッキッキ~、盛り上がっているのは私だけです<苦笑>。

     

    ◆  シェードのフレームリングは、電球に直接かぶせる「キャッチ式」や、海外のシェードによく見られる電球の下にセットする「ホルダー式」「アーム式」などがありますが、今回オーダーしたのは、キャッチ式。 フレームもオーダーできるんですよ。 ご相談されたい方はぜひどうぞ。 お待ちしてます

     

     

     

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  • vol. 590 西洋製本図鑑

    2014.4.11

    ◆ 図書館でみつけた、おもしろそうなタイトル「西洋製本図鑑」海外でよく目にする古い本類は、革表紙に金の文字が入っていて、古いけど存在感を感じさせ、とても素敵だなぁと思います。 それらの製本の歴史や製本の図鑑です。 製本をやりたいとは思いませんが、見ているだけでも興味深く、楽しい本です。

    ◆ 製本の歴史のページをめくっていたら「イスラム写本の製本」は、なんと私が2009年に手帳として使っていたもの(写真下)とそっくりなものがあって、ビックリ。 起源はこんなところにあったんですね~。 豪華な金箔押しが発達したのは、14世紀のペルシャなんだそう。 それがイタリアやフランスに広まっていったんですって・・・。 製本愛好家はもちろんですが、カルトナージュ愛好家の方たちにも役立つ本ではないかと思いました。 でもきっと皆さんは、既にごぞんじかもしれませんね。

     

     

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  • vol. 580 ベッドリネン

    2014.3.15

    ◆      冬のバーゲン時、ローラアシュレイで購入した「キングサイズのベッド用ボックスカバー」。 最初は別のものを作ろうとしていたのですが、やはりベッドリネン類にしました。 セミダブル用にリメイクしたら、ちょうどピローケース2個分の生地が余り、ラッキー!!  生地の雰囲気に合わせ、赤いテープでスカラップをアレンジ。 ちょっとかわいすぎ!?  ふたつ目には、ミシンについている機能を使ってスカラップ刺繍で遊んで見ました。


     


    ◆       なかなか薄手の素敵なコットン生地が入手しづらい場合、私のようにバーゲン狙いが最適。 気に入ったものがあったら、是非、大きめサイズをゲットですよ<苦笑>。
        


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  • vol. 564 キー・タッセルとは

    2014.2.10

    ◆ 先日、カリキュラムの「キータッセル」に進もうとした時、生徒さんに質問された言葉。 「キータッセルってなんですか?」 「家具などについている鍵を無くさないように、またその家具の飾りにもなるタッセルですよ」、とお答えしました。

    ◆ 自宅にあるイギリス家具、キャビネットがありますので、その例で見てください<写真>。 20年前くらいに購入した家具ですが、そのころに海外に行った時、市販品のタッセルを買い、そのまま飾ってあります。 またコラムvol. 55でご紹介した「ホテルの鍵にキータッセル」も参考にしてください。→★

    ◆ さて、ネットでタッセルについて検索したら、面白い情報がありました。 フランス語ではパスマントリー(Passementerie)。 この言葉は以前ご紹介しましたが・・・。 

    イタリア語では、パッサマネリア(Passamaneria)、スペイン語では、アジメントス(aziamentos)、だそうです。 ちなみに日本は房(ふさ)ですよね~。

           

     

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  • vol. 561 色物家電の効果

    2014.2.5


    ◆      家電」と言えば、ほとんどのものが「白物家電」と呼ばれるように清潔なオフホワイト系が多いですね。 洗濯機や炊飯器、電子レンジ、エアコンなど、きっと皆さんのお家の中を見渡してもそうではないかと想像します。


     


    ◆       先日私の誕生日に、家族からコーヒーメーカーと電気ポットのプレゼントをもらいました。 イタリアのデロンギ社製です。 既に持っているものは、だいぶ古くなっていたので、ま、丁度良いタイミング。 色はどちらも赤<写真>。 台所に色物が入ると、なんと雰囲気が一変し、楽しい雰囲気が生まれることを発見。 さすが、イタリアの色!!  洋服でいえば、さしずめ「さし色」ってところでしょうか。 キッチンにも「さし色」を入れると、 楽しさが倍増しますよ。
            
     


     


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  • vol. 549 バーゲンセール

    2014.1.13


    ◆       町は一斉に冬物のセールですね。 教室がある自由が丘にある「ローラアシュレイ」に行ってベッド用”ボックスシーツ”をゲットしてきました。 生地名はう~ん、ちょっと今思い出せない・・が、とっくに廃盤かと思っていた10年前の懐かしい柄。 ちょっとお子チャマ柄なんだけど・・ふたつ購入。 なんと、キングサイズは3,300円。 セミダブルは3,800。 大きいのに安いのはなぜ? お店の人に聞いたら「やはり需要が少ないから」だそう。 狭い住宅の日本で、キングサイズのベッドを利用している人は少ないのかもしれません。


     


    ◆       私の場合、このままは使いません。 巾2m以上もある薄手のコットン生地はなかなか手に入らない大きさ。 しかもメーター単価に換算すれば超格安。 ゴムが入っている渕を切り取って、枕カバーや袋もの類などに変身させてしまいます。 その商品の目的だけを見てしまうと、サイズ違いで皆さん購入されないと思いますが、生地として考えれば「買い」デス。 そんな発想転換をしてみるのもいかがでしょうか
        


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  • vol.526 ミシンの形をしたティーポット

    2013.11.29

    ◆      生徒さんが本業にされているアンティーク品の一部をご紹介いただき、あまりのかわいさに購入してしました。 なんと、「ミシンの形をしたティーポット」。 実用品というより、コレクション品ですね。 英国の陶芸作家カデュー(Cardew)という人の作品で、1900年代中盤のものらしいです。 

     

    ◆       この存在は全く知らなかったのでネットをみたら、さまざまなデザインがあり見ているだけで楽しい!!  好きな人にとっては、きっとコレクションを始めたら止まらなくなりそうな感じです。 店頭にディスプレイしようと思いますので、皆さんも是非ご覧くださいね。 
        

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  • vol.525 クロワッサンは何時たべるもの?

    2013.11.27


    ◆      今日の昼食は、散々な目にあった。 あまりのヒドサ(お肉が冷凍の味がして、しかもパサパサ・・・)で残してしまい、口直しにと途中でお気に入りのピスタチオとチョコがはいっているクロワッサンを購入。 食べていたら、ふと思い出してしまった


     


    ◆     今年フランスに行ったとき、最初の一週間の昼食は持参する日々。 毎日パン屋さんでサンドイッチを作ってもらったが、初日、本場のいろいろなクロワッサンを試したくて、それを食べていたら、フランス人に 「Kyokoはパン屋でも開業するのか?」と笑われてしまった!?   フランス人にとってクロワッサンは、朝食の食べ物であって、決して昼には食べないんだそうです。 
    いつ食べてもよさそうなもんですけど・・・。しかし、そこは国が違えば考え方が違うことの象徴のような出来事。 以後、バゲットのサンドイッチに変えました。 このことを知っている人は、きっとフランス通の人ですね
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