• vol.507 ITリテラシーと差別

    2013.10.24


    ◆        久々の苛立ち・・・。 近所にあるUSを本拠地とする某ファストファッションのお店で、冬の普段着を購入。 レジに行ったら「会員証かクーポンはありますか? なければ値引きの対象にはなりません。 もしくはここで携帯かスマホに登録してください。 登録の仕方はこの紙に書いてありますので、どうぞ。 次の方がお待ちですので、後ろの椅子に座ってお願いします。」 「はぁ~!?」 狐につままれたような、そして、イラッとした不快感。


     


    ◆        3点なので、値引き金額は5回分のランチ代に相当する。 これは登録しなくちゃ・・・とはいえ、その日は私の苦手な携帯電話しか持っていなかった。 こりゃ、困ったぞ。 試着担当のお姉さんは優しそうだったので、相談しに行ったら、いろいろ手助けをしてくれたが、結局、登録はできず。 閉店間際だったので、店員さんもあきらめて「今日は、割引を適用しますので・・」ということで購入できたが・・・。 


     


    ◆      企業側は個人情報を登録させて購買履歴を取り、そのデータは購買動向や売れ筋分析、消費単価等の分析などに使うのだ。 その代わりに登録してくれた人には、割引クーポンを発行してあげる・・・、そういう構図です。 企業論理が大手を振って歩いています。 高齢者などパソコンやスマホ、携帯電話など使いこなせないITリテラシーの低い人は、簡単に差別されるのです。 それが嫌だったら買わなくていい、もしくは値札どおりの価格で買え、この状況の意味するところは、要はそういうことですよね。 お客様不在のビジネスがここにある。 これって本当に有りなの・・・?  
      


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