2011.8.10
n タッセルに興味を持っている人は、たぶん所有されているだろうと思われるタッセル作りの本。 その本のタイトルも、ずばり『Tassel Making 』。 著者はAnna Crutchely女史。 私のタッセル作りもこの方との出会いから始まりました。 本のP146.にあるRosetteは、以前から是非完成させてみたい、と思っていた作品のひとつ。 本の作品は淡いピンク系ですが、ブルー系で作ってみました。
n 時間の合間を見ては、少しずつ作っていたのが、この度やっと完成。 そういう意味では、仕掛品が沢山眠っています・・・・トホホ。 全体の大きさは15cmと少し大きめ。 思った以上に大きいサイズだな、と思いました。 木型が沢山重なっているので当然ですが。 さまざまなタッセルを作るたびに、自分としての小さな発見があります。 ※ロゼットのデザインは、カリキュラムでも実施しています。 こちらからどうぞ。
n これを見た私の友人はすかさず、「マハラジャだぁ~ッ」と呼んでました。 そのゴージャス感が、そのような印象に伝わったんですね。 生徒さん達も皆さん同じような印象をもたれたご様子でした。 色とデザインの関係がまたまた、新たな勉強になりました。
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2011.8.4
n 先日TVで英国王室の宝石にまつわる内容の番組を放送していました。 王室のジュエリーは、そのステータスを表し代々受け継がれていく。 しかし時代によっては、そのデザインが古く感じるものもあり、ダイアナ妃は、ブローチをチョーカーにデザインを替えたりして、活用されていたとのこと。 また、コスチュームジュエリーもよく取り入れていたということには、驚きでした。
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この番組を見ていて、タッセルデザインがひらめきました。 イメージが湧いてくると、早く作品を作って見てみたくなる。 と、いうことで作ったのが、下の写真。 名づけて、「Little Princess Crown: 小皇女の冠」。 イメージどおり!! ミンクの毛皮と、そしてダイヤモンドの代わりにクリスタル。 手のひらにちょこんと乗る、ほんとに小さな、高さ4cmのサイズです。n タッセルのデザインは、終わりがない・・・・。
2011.8.1
n 東京国際フォーラムで開催<会期: 7月29日(金)~31日(日)>された、フェアに行ってきた。 アートフェア東京は、国内外のギャラリーが一同に集結し、古美術や工芸から、日本画・洋画、現代美術まで、時代とジャンルを超えたアートを購入する機会を提供している、日本最大のアートの見本市である。
n インテリアの最後を彩るフィニシングタッチとして欠かせないアート。 ギャラリー巡りをせず、沢山の優れた作品を一箇所で見ることができる、目の保養には絶好のイベントである。 インテリアと同様、好みが強く出る分野。 果たして・・・・期待に胸膨らませ会場へ。 当日券の購入に40分もかかるほどの盛況ぶりであった。
n これを飾るにはこんなインテリアが素敵かも・・・・・・と思わず足を止めた作品を2点ご紹介。 こころよく写真撮影を許可してくれた。上は、金子豊文氏の2010年作「むてっぽう」。 題材の使用からか、どこか江戸時代の絵師・伊藤若冲を感じさせるものがある。 金子氏のHPはこちらから。 下は蓮を一連の題材にしているChen Jiang-Hong氏の生命力あふれる作品。
n いずれもウン百万という作品であるが、これらを生み出すエネルギーを考えると、当然のような気がする。 リトグラフなど20万くらいの手頃なものもある中から、自分のインテリアに取り入れていくのも、アート初心者入門といえるかもしれない。
2011.7.22
■ 「先生、縁がクシュクシュしているパイピングにしたいんですけど・・・・」。 生徒さんのご希望で、縁がクシュクシュのパイピングです。英語では、「Gathered Piping: ギャザード・パイピング」、米語では、「Gathered Welting: ギャザード・ウェルティンク゛」と呼びます。 デザインに合わせ、パイピングの太さに少しボリュームを出しています。
■ Vol. 99でもご紹介しましたが、今回のものは別タイプの「椅子用ザブトン」です。 椅子用にオーダーする時のウレタンタイプには、2種類あって、vol.99のようなマチの部分があるものと、今回のように厚みはあるけど、マチのないタイプ。 こちらは教室では、通称「どら焼きタイプ」と呼んでおります。 そういえば、自由が丘に「黒船」というどら焼きやさんがあって、黒糖を使った皮がもちもちしていて、とってもおいしいどら焼きやさんを思い出してしまいました(笑)。
2011.7.17
■ 「夏バージョンのタッセル制作」のご依頼作品を少しだけご紹介。 ご紹介できるのは、いずれも1インチの小さなバスケットを、デザインの一部として取り入れたものです。 今回は新しいデザインを5点お納めした内の、その中の2点のみご紹介しましょう。
■ ひとつは、房の部分に珊瑚を、もうひとつはFOXの毛皮を使ったものです。 夏バージョンなのにどうして毛皮・・・・!? と思ってしまいますが、タイミングよくFOXの一番良質な首の部分の毛を入手することができ、ご相談したらデザイン変更が可能というお返事をいただいた結果です。
■ 珊瑚も毛皮もどちらも自然素材。 ゆえに少々入手の困難さが伴い、なかなか同じものは数多くは作れない状況となり、特に珊瑚は、一点ものとなってしまいまた。 しかし、だからこそ誰もが持ってないオリジナルな良さが生かせるデザインにもつながることになるのでしょう。
2011.7.13
■ 昨年の夏に購入した手ぬぐい。大胆に配置された「スイカ」柄の手ぬぐいを見た瞬間、この形のバッグを作ろう、と頭の中で既にイメージが出来上がっていましたが、完成を待たず次の夏がやって来てしまいました・・・(苦笑)。
■ 手ぬぐいの幅は35cmと決まっているので、少しでも多くの物が入るように高さを出そうとしたら、結び目の位置が少しずれてしまいました・・。 生地が薄いので裏地もつけて、普段は端を結びます。 もっと荷物が多いときや、重くなった時は特製で作った「持ち手」を使い、端の部分を”Dカン”はさめば、肩からもかけられます。 この「持ち手」は、あるお店で販売していましたが、ストライプだったり、またそれらの色があまり好みじゃなかったので、自分で作ってしまいました。
■ なんか小学校の時の夏休みの宿題を終えた感じで、気分爽快!!
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2011.7.8
■ 気がついたらその場で書きとめるために、いたるところにメモ用紙を置いています。 昨日の朝、「メモ用紙を買わなくっちゃ・・」と思っていたら、思わず大塚商会さんの「たのメール」のTVCMを思い出してしました。 「バインダーないなー、そうだ頼めバインダー」、お寒いオヤジギャグにならって、「メモ用紙買わなくっちゃー、そうだメモっておこう」等と苦笑しながら、でも頭に残るCMとしては、これは成功しているんだなぁ、等と考えながら教室に来ました。
■ さて、さて話は大分それましたが、パーティ用に引き続き、夏バージョンのタッセルをオーダーされた方がUSからの旅行からお戻りになり、取りに見えられました。 お土産に「ナンタケットバスケットのメモブロック」<写真下>を頂戴しました。 これぞ以心伝心とでも言うのでしょうか・・・、不思議です。 朝考えていたら、夕方には素敵なメモ用紙をいただいてしまいました。 使い応えのある800枚のブロック。 ありがとうございました!!
2011.7.5
■ 本当に長らくお待たせしました。 これまでに、「タッセルの体験は無いんですか?」と沢山の方々からお問合せをいただきながらご案内することができず、毎回お断りする度に申し訳ない気持ちで一杯でしたが、この7月から、「タッセルの体験コース」を実施することになりました。
■ 2008年9月に新規開講しました「タッセルコース」も、もうじき3年が経過しようとしております。 前年の2007年当時は、「特別講座」としてご提供させていただきましたがその間、「タッセルを作ることを教えるとは、本来どうあるべきなのか・・・」と、思考を重ね、基礎を大事にしたコース作りを目的に発表させていただいた頃の気持ちを思い出させてくれます。 今年3月には、新たなカリキュラムも追加し、沢山の皆様にご受講いただいており、大変有難く深く感謝する次第です。また、今回の発表は奇しくも、コラムvol.100回目にご案内することができ、私としても大変いい記念となりました。
■ 体験タッセルの3つの作品に込めた思いは、①すぐに使えて、年齢の問わないデザインの携帯タッセル、②一番活用範囲の広い「ソフトタッセルの基本」に加え、ネック飾りのテクニックを応用したヘッドのデザイン、そして、③木形を使った基本中の基本のタッセル、のラインナップです。 体験と言えども、基本がしっかり詰まっていて、そして満足していただける素敵なものを・・・との思いです。沢山の皆様のご受講をお待ちしております。
2011.6.26
■ ご自分の作業机と椅子の高さバランスが合わないということで、作成されたNaoko-sanの「椅子用の座布団 」<写真下>です。 高さを指定いただき、座面部分に柔らかいウレタン素材と、少し硬質なウレタン素材との組み合わせを考え、中に入れる素材を発注しました。 高さが出た分を逆に活用し、椅子に縛る紐は少し幅のある「リボンタイプ」に変更したデザインを提案。 ピンクとグレイのストライプの生地にぴったりのデザインになり、素敵に仕上がっています。
■ 「使ってみてどうですか?」と、先日お尋ねしたら、「とっても、重宝してますよ~。」と言っていただき、”ホッ、またお役に立ててよかった・・・・小さな幸せ~”。
カリキュラムは、あくまで指針。私は、皆さんの持ち込まれた生地の雰囲気や使用目的にあったものに、どんどん変更してしまいます。 それがまた、私にとって、とても楽しい作業となっています。 感謝!!
2011.6.23
■ 董品にはあまり興味は無いのだが、地元にある骨董店に何気なく立ち寄ったら、なんと、今持っている時計と全く同じ形の置時計を見つけた。 いつも頼りにしている時計がどうも寿命(?)のようで、電池を交換しても動かず、さてどうしたらいいものかしらん!? と思案しているところだったので、予算より少しオーバーしたが、気に入ったので購入。
■ 時代と逆行する「手巻きのゼンマイ式」である。 <写真下>。 お店の方の話によれば、イギリス製で50~60年(?)は経過しているらしい。私にとっては、新しくて故障しないものが欲しいんだけど(笑)。 帰宅後、文字盤のComitti, LONDONを頼りにネットで調べた。 1850年から続く時計メーカーとして存在していて、この形も「The Napoleon」という名称でありました! ナポレオンの帽子の似ています。他にも当HPには素敵な時計がいっぱい。
■ クラスでこの話をしたら、「ゼンマイ式とはふる~い。今や電波時計ですよぉ~。」と言われ苦笑してしまった。 鐘の音はうるさいかなと思ったが、きれいな音色は「時間を大事にね」、と言ってくれているようで、いとおしささえ感じる。 私にとっては一生モノの時計に出会えたことに感謝!! リビングのサイドボードのマホガニーと相まって収まりもよく、元気に時を告げてくれている。
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