• vol. 301 飛行機ファーストクラスの食後

    2012.8.9


    n         先日参加の某女子会は、ドリンク飲み放題付。 次は何にしようかなぁ~。やはり女子会、皆さんカクテル系の甘いお酒派が多いみたい。 カルーアミルク、カシスetc.  どなたかが、「ベイリーズもおいしいよね~。」 「そうそう」、と私も同調。  残念ながらメニューにはありませんでしたが・・・。 


     


    n         私がベイリーズ(BAILEYS)を知ったのは、後にも先にも、多分これっきり!? と言えだろう飛行機のファーストクラスに乗った時。 食後にコーヒーを頼んだら、スチュワード(男性)さんが、これはいかが? と聞かれたので、「イエス、プリーズ!」。 飲んでみたら、「いけるじゃん!!」 それ以来のファンです。 もともとは、コーヒー党の私。 (※最近は、紅茶の方が断然多いですが・・・) この相性にはまってしまいました。 少々甘いので、ミルクもお砂糖も不要です。 それ以来、エコノミーでも、ビジネスでも常にリクエスト。 頼めばミニボトル(無料)を持ってきてくれます。 現在の激安競争時代は、わかりませんが・・・。 


     


    n         ベイリーズは、「クリームリキュール」。 暑い時期、クラッシュアイスで飲んでもおいしいです。 是非、皆さんもお試しあれ。 目をつむって機内を想像すれば、ファーストクラスに乗った気分を味わえるかもしれません!?

            
      


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  • vol. 293 夏休みに、集中受講のお勧め

    2012.7.23



    n         例年の夏休みは、お盆の時期に合わせお休みをいただいていましたが、今年はすこしタイミングをずらしました。 そこで、今年は8月9日(木)~8月16日(木)まで、夏季集中としてご受講できるように、タッセル、ソフトファニシングのジャンルを問わず、混在のクラスで実施します。
     


    n         タッセル、ソフトファニシングの体験講座や、「ソフトファニシングお気軽コース」等を利用しての受講のチャンスです。 「夏休みの帰省中に、集中受講をしたいのですが・・・」、という方、「一度、やってみたかったのよね~」という方、実現のきっかけにご活用ください。 是非、ご参加をお待ちしております。

            
            


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  • vol. 221 ミシンを使いたい、サービス開始!!

    2012.6.5


    n         先日体験コースにお越しいただいたお客さまに、「お買い求めいただいた生地は、もう縫い終われましたか? 」 とお尋ねしたら、「それが、ミシンが故障していて・・・。」 「じゃぁ、ご近所でもあることだし、使いに来ていただいても大丈夫ですよ~。」 
    そんな会話から、お困りのかたがいらっしゃるのであれば・・・と思い、すぐに発表です。
    ミシンはもともと設置済の環境。 空いている時間に使ってもらうのは、ミシンも本望でしょう。
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    「ちょっとミシンを使いたい」サービス内容


     


    ご自分のミシンの調子が悪い、出すのが面倒という方のための、ちょっとだけミシンを使いたい方向けサービスです。


    Aコース: ミシンのみご利用: 500円/時間
                     ・同日の連続使用、2時間目以降は400円/時間)
            ・ミシンの基本的な機能をご説明させていただきます。



    Bコース: ご質問随時対応: 1,500円/時間 
                    ・お客様の作業に関するご質問及びお手伝いの目安時間: 20分/時、程度)
            ・上記内容との組み合わせも可能です。


     


    1) 糸及びボビンはご持参ください。ボビンが合わない場合は、教室でご購入ください。
    2) お手伝いさせていただく場合、何か参考にされている図面等をご持参いただくと、スムーズなお手伝ができるかと思います。


    3) 事前にご予約いただき、電話(03-5726-3781)か、HP問い合せ画面から、ミシンの空き時間のご確認をお願いします。


    4) ご利用可能なミシンの種類は、写真の「シンガーmonami SC-100」家庭用です。
    5) 1回あたりの使用時間単位は1時間、連続の場合は、午前2時間(10:00~12:00)、午後3時間(13:30~16:30)となります。
                        

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  • vol. 218 ハロッズバッグとイギリス情報

    2012.5.30


    n         街でよく持っている方を見かける「ハロッズのビニールバッグ」。 私も母におみやげとして、以前空港で購入しました。 背の小さい母には少し、いや少しどころが大分大きかったようで、引きずるような感じで失敗、失敗。  帰省の折、結局私が荷物を入れて持ち帰ってくるはめに。 それ以来押し入れで眠っていたのですが、先日銀座でのタッセル講習会のときに荷物が多かったので、出番となりました。(正直言って自分が持つのに抵抗あり、なんですが・・・理由は聞かないでね(笑)。 久々に見て、懐かしくなりました。


     


    n         ハロッズを中心に書かれたこの地図のモチーフ。 このディフォルメされた地図の左下にあるスローン・スクウェア(Slone Squre: 地下鉄駅名も)は、実は思い出がいっぱい詰まっている場所。 イギリス情報をマッピングしてみたいと思います。 ロンドンに行かれた時の参考に・・・・!? あまりならないかぁ~。


    ※ Harrods: 言わずと知れた有名なこの百貨店上層階には、実は家具や生地などのインテリア用品が沢山あり、King’s Roadに行く時間の無い人は、ここを覗くのも楽しい。
    ※ Jo Malone日本直営→ こちらから
    ※ VV Rouleaux UK → こちらから。  コラムvol. 64のバッグもこちらで購入
       住所:
    261 Pavilion Road, Sloane Square  London SW1X 0BP
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  • vol. 214 ランプシェードのかたち

    2012.5.23

    ※トリニティオリジナルデザインのランプベースとシェードを発表しております。 詳細は→こちらから

     

    ※ランプの骨組みだけの制作も承ります。ご要望のサイズや形をお申し出ください。 詳細は→こちらから

     

    ランプのイメージは、「ベース」と「シェード」の形で決まると前回のコラムでご紹介しましたが、いろいろな種類がある中の、ひとつを例だけの説明に終わってしまいました。 まとめてご紹介したほうがわかりやすいかと思い、カメラのSDカードの中をいろいろ探していたら、いくつか撮影したものがありましたので、それらのシェードの形(骨部分)を並べてみました。

     

    ◆ 全てが一体型になっているとは限りません。 写真のキャンドル型の後ろのものは、支柱がなく上下のリングのみしかないものもあります。シェードの骨の形によって、作り方はそれぞれ異なります。 もちろん、それに伴い型紙(製図)の取り方も変わります。皆さまがどんな形を持ち込まれて作成されるのか、楽しみにしています。

    また、張替のご依頼いただき、制作することもできますので、是非お声をかけてくださいね。

  • vol. 205 日本人のファブリック選択とDNA

    2012.5.8

    n         電車の中で見た美術館展示広告。 そのポスター写真がちょっと気になり、キーワードを頼りにネットで調べてみた。 「KATAGAMI Style展」 日本の型紙とファブリックとに、どんな関係があるのだろうか・・・・。 連休の1日、展示会に行ってきました。

     

     

    n         写真は、オーストリア、バックハウゼン社の店頭にある生地です。(※茶色のものは、展示会で買ったポストカード。)  会場にソファとして展示してありました! このデザインが日本の「型紙」を参考にされたものだとは・・・、しかも1901年のデザイン。 名前は「神託の花」。 ざっと100年以上も前のデザインですが、現代に見事に生きているのには、驚きです。
    これのみならず、皆さんよくご存知のウィリアムモリス、リバティ、ティファニー、ルネ・ラリック等々、沢山の芸術家に多大な影響を与えていたのです。 以前<2008年>にコラムでご紹介しましたが、ヨーロッパの生地には日本を髣髴させるモチーフが沢山あります。 少なくとも浮世絵を代表とするジャポニズムの影響を受けている・・・くらいの認識しかありませんでした。 しかし、この展示会を見て初めて、日本モチーフの影響のルーツを知ることができたような気がしました。

     

     



     

     

    n         これまで、日本人が好むファブリックには、ある傾向があるのでは・・・、漠然と思っていました。 もちろん理論などは無く、感覚でしかありません。 今回の展示会を見て、これまでのこの曖昧な感覚は、私個人としての確信に変わったほど、影響を与えてくれた貴重な展示会でした。 ちょっと大げさに言えば、 「日本人のファブリックの好みや選択は、どこかで見慣れていたモチーフの記憶とともに、我々の中にあるDNAが無意識のうちに呼び起こされた結果ではないかと・・・・」。

     

     

    【コラム後記】

                 400点を集めたという展示品の所有者は、英国V&A美術館、リバティ社、パリ装飾美術館、ドイツ・ドレスデン工芸博物館、アメリカ、オーストリア等など・・・。 逆に考えれば、これだけ多くの地域で、そして多くの芸術家に影響を与えた「日本の型紙」ということになります。 また、それらは工芸品であるアクセサリー、食器、家具、ポスター、インテリアファブリック、敷物、ランプ、そして建築物など、多岐に渡るデザインに影響を与えていたことを確認できます。 これらの試みは、日本では初めてとのこと。 ここまで研究成果をまとめ上げ、展示にこぎつけた人々の努力に、ブラボー!!

    ※日本経済新聞社レビュー →こちらから
    ※「KATAGAMI Style」展、詳細は→こちらから

     

    2012年5月8日執筆
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  • vol.196 価格は性能を表す

    2012.4.22


    n         糸くずや布の切れ端などで、教室で掃除機は必需品。 これまで使っていたものが、どうあがいてもフタが閉まってくれない。 困り果て、ついに購入することに! あまり価格が高くないものを、とネットで探した。サイクロン式と謳っているし、ま、見た目スタイリッシュで、かっこいい。 お値段約8,000円。 さーて、その使い心地はどうかしら? 


     


    n         さて、スイッチを入れ、”ブィ~ンッ”と力強くに動いてくれると思いきや、アレレ~、吸引力は、なんともおしとやか・・・・?  いや、いや、そうではないですね。 ミシンもそうですが、価格はモーターによって決まると、聞いています。 それを考えれば、当然でしょう。 「お値段以上、XXX~♪」 はありえませんでした。 箱に書いてあった「吸込仕事率200W」。 どうもこれが決め手!?  お値段段は、ウソをつきませんね~(笑)。 特に電化製品は、その性能を表すものと、再認識です。
                

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  • vol.192 タッセルのラフとは 構造その4

    2012.4.15

    ■  初の連載形式でご紹介してきた「タッセルの構造」も今回が最後。 最終回は「ラフ: Ruff」です。ラフは装飾品の一部として、タッセルのウェスト部分であるモールドとスカートの間に飾るものです。 また、コードとモールドの間にも使われます。 ウェスト部分に使われる場合は、スカートとモールドの、特にその接合部分を隠すため、と理解していいと思います。 ラフ作り方は、最初慣れないとちよっと難しいと感じるかもしれません。

     

     

    ■ 写真(下)は、一度タッセルに取り付けたものをわざと取り外したものですが、皆さんが作られたラフもきちんと段状になり揃っていますか?   ウェストにただ無造作に巻きつけただけのラフは、決して美しく見えません・・・ね。   

    参照本: 『TASSEL MAKING P39., Author by Anna Crutchley, Publisher: Southwater
    2012年4月15日
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  • vol. 191 タッセル スカートとは 構造その3

    2012.4.13

    n         スカートは、モールドの下にさがっているもので、その種類は、基本的に2種類。 ひとつは、切ってほぐした糸が下がっているもの、そしてもうひとつは、ブリオンスカート(糸やコードを撚って作られたもの)が下がる場合のふたつです。 (※「スカート無しのタッセル」というのもありますが、今回は、スカートについてなので、省略します。)
            

     

    n         基本的なスカートが完成したら、その上に、さまざまな装飾をしていくことができます。 スカートとして使われたブリオンがスカートの上に装飾として使われたり、小さな房ポンポンジャスミンと呼ばれる小さな花の形をしたものや、トレリスといったデザインのもの等です。 
    ※カリキュラム参考→こちらから
    飾り類をつければ、全体の厚みが増していきます。 しかしまた、どの装飾物を使うかは、全体のバランスが重要ですね。

     

    n         これらは従来のタッセルを作り方ですが、現代はインテリアも変化し、それに合わせてスカート部分に、ジェムストーン、スワロフスキー、ファー、そしてフェザーなどさまざまな素材が使われ、独創的なデザインも多く見かけられるようになりました。  

    参照本: TASSEL MAKING P39., Author by Anna Crutchley, Publisher: Southwater

    2012年4月13日
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  • vol. 190 タッセル木型の種類 構造その2

    2012.4.11

    n         モールドは、ヘッド(頭)とも呼ばれ、その素材は主に、木でできていて(wooden mould)、中心部分に紐を通す穴があいています。 大量生産されるタッセルには、プラスチック素材が使われているのを見かけたこともあります。 身の回りにある、使えそうなものを代用する・・・、柔軟な発想でタッセルに挑戦するのも、オリジナリティ溢れるタッセルを完成されられるかもしれません。 

     

    n         モールドのサイズは、小さいタッセルであれば小さく、大きなサイズのものを使えば大型のカーテン用へと、全体の大きさが左右されると同時に、タッセルのデザインをも左右する重要なパーツと言えるでしょう。 また、1個だけの木型を使うのではなく、異なる形をしたモールドを組み合わせて使う場合もあります。 その例はコラムvol.107こちらからどうぞ。 またスカートを取り付ける箇所は、ウェストと呼ばれます。写真の木型は、トリニティのコレクションです。
            

     

    n         木型(モールド)をカバーする方法は、

    1)       コードを巻く

    2)       本体の糸束を作業用糸で繰り、カバーする

    3)       また木製は、ペイントし、オリジナルな模様などを描くのも可能ですね。 (そのうち挑戦したいと思っています・・・・。) 

      

    ■         【おまけ】: モールドの装飾

    上記の方法で木型のカバーが終わったら、更にその上から、さまざまな装飾を施すことも可能です。 写真は、「ネット状の編み飾り」や、「スネーリンク゛」という飾り、「ストライピング」といって縦にコードを飾るものなどがあり、複雑、豪華になっていきます。 やはりこれらの装飾のどれを使うかは、タッセル全体のバランスや、どんな雰囲気にしたいかを考える必要があるでしょう。

        
     

       ※写真作品は、すべてTrinityの制作です。
    記事掲載: 2012年4月

    参照本: TASSEL MAKING P39., Author by Anna Crutchley, Publisher: Southwater

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