2018.5.29
◆ ファブリックは単に広げた状態で見ていた時より、何か形になった時にさらにその魅力を醸し出す時があります。 同じ柄のファブリック<“Du barry” by Charles BURGER, Paris>ですが色違い(ブルー・ベージュ)で、ランプシェード2体をお作りしました。
◆ 裁断までは何も感じませんでしたが、シェードに仕立てたブルーの生地の方は、まるでカメオグラスの彫刻を施したウェッジウッドの陶器を彷彿するような感じで、その生地の存在がさらに際立ちました。 おもしろいですね~。 完成形を見て感動する、だからこそファブリックは楽しいんだと思っています。
2018.5.24
◆ 連日、ご依頼品の制作作業が続いてます・・・。 既にお引渡しをしましたものの中に、ふたつの生地を使い、リバーシブルで使用できるテーブルランナーも。 打ち合わせの時、「両端には、こんな感じの色のタッセルを作ってください。」 指さした先は、青色生地のGrand Torianonの模様の中にあるグレー色。 「お任せください!!」 口に出してはいいませんでしたが、私の十八番とするところです<笑>。
◆ ソフトファニシングとタッセルの融合、いわゆる布類と糸(タッセル類) の関係性は、とても馴染みのいいものとして、インテリアの中に存在しています。 ご依頼品制作をしていると、プロとして更なる高みに到達を・・・、と思う今日この頃。 多分一生勉強することに終わりはないのかもしれませんね。
2018.5.13
◆ 5月最初のブログになってしまいました・・。休暇明けからエンジンフル回転で、カーテンをはじめとするご依頼品の数々を制作中~。 五月病そっちのけデス<苦笑>。
◆ 素敵な生地に出会うことはとても楽しいこと。 それらの生地を作品に仕立てるのは、もっと素敵なこと。 今回のプロジェクトでは、仏シャール・ブルジェ社の生地を使用。 カーテン用の生地名は”Petit Trianon”。その他の生地名はGrand Trianon、マリーアントワネットを彷彿させるロココ調の響きを持つ生地名です。 昨日カーテンのお引渡しをさせていただきました。 怒涛の一週間が過ぎ、ふぅ~、さすがに疲れたぁ。
2018.4.28
◆ お客様が持ち込まれた「クロス刺繍」作品。 お友達からいただいたものだそうです。「もう、額に入れて飾るスペースもないから、クッションに仕立てたい」とのこと。 確かに刺繍された布だけをいただいても、押し入れで眠ってしまうケースも少なくないと想像します<苦笑>。 昨日ご依頼いただいていたクッションをお渡ししました。
◆ ソ フトファニシングの中に、生地本体を取り囲むようなテクニック「額縁仕立て」というものがあります。 応用範囲も広く、カーテン、ブラインドの縁等大きいものから小物なんかにも。 (体験講座でもやっていただけますよ!) さて、この額縁仕立ては、装飾的なアクセント効果にもなりますが、布が足りない場合なんかにも応用が効くんですよね~<笑>。 但し、とても正確性が求められる縫製が必要なんですよね~。 新しく購入されたカウチに合わせたいとのことでしたが、とても気に入っていただけました。 Ms. H.M-san、ありがとうございました!!
2018.4.26
◆ 和風バッグ用のタッセルを作りたい、とタッセルクラスの生徒さんからのリクエスト。 「アソシエイツコース」のカリキュラムにあるデザインをご提案。 もちろん和風仕立てなので、色や素材は全面変更です。 ちなみに、カリキュラムのデザインは、こちらから「8. 編み飾りヘッドのタッセル」。
◆ 同じデザインでも、素材や色を変えることによって、こんな<写真>にも変わることをご確認いただければと・・・。 タッセル作りでの配色や使用する素材等によって、そのタッセルの存在感にとても大きな影響を与えるものだと思っております。
タッセル講座、ソフトファニシング講座のトリニティ
2018.4.4
※只今4月24日開催の「タッセルコードメイキング特別講座」をご案内中→ こちらから※
◆ これまで便利に使っていた空き箱。 汚れてきたので捨てようと思ったのですが「はて、待てよ」。ハギレ布を張り再生してしまいました。 中国趣味的な色合い、かつ生地ベースの部分には、陶磁器の焼成後にできる貫入のようなひび模様が入っていて、まさにシノワズリー的雰囲気の生地です。
◆ 蓋は木製で、開ける時のために角が少し切られています。 完成後、何んか飾りのアクセントが欲しいなぁと思い、ツマミを作ってみました。 タッセルカリキュラムにある「ターキーヘッド」の応用編、若干難易度高しデス。 よりアジアンチックに変身でしょ。 ちなみこの箱には、滋賀県近江八万「たねやの最中」が入ってた空き箱でした~<笑>。
2018.3.27
◆ お嬢さんの出産の前準備として、生徒さんがベビー用のデュベカバー: Duvet cover(布団カバー)を作られました。サイズが小さいので、あっという間の2時間で完成。 ベビー用と言ってもその作り方は本格的な作り方なんですよ。 生徒さん曰く「私が使っているラルフローレンのカバーと一緒だわ~」<笑>。
◆ カバーの足元側に本体を出し入れするくちを付け、スナップボタンで留める方式で作ります。 一個作成すれば、後はお渡しするカリキュラムを見て、何枚も作れますよね。 ソフトファニシングは一度の作品作りで、そのスキルを習得できてしまいますので、その点がとてもいいところだな~と、皆さんの作られた作品を見るたびに、そう思います。
2018.3.24
◆ ご案内中の「タッセルコード作りの特別講座→★」。 昨日第一回目終了!! 皆さん大変お疲れさまでした~。 予定の2時間を大幅に超えてしまい、ちょっとご迷惑をおかけしましたが、皆さん最後までお付き合いいただきました。 今回初めての試みでしたので、見直すべき点を修正し次回以降に生かしたいと思います。
◆ 皆さんが作られた作品<写真>。 やはり色の選択に各人の個性が出てますね~。 そう「好きなものは好き。」それでいいんです!! また、皆さんの色選択を拝見していると、私の方にもまた学ぶ点はありますしね~。
★次回は、4月24日(火曜) を予定していますので、皆さまのご参加お待ちしております。先のご案内から、若干変更する点がありますので、近々の最新のご案内をご覧ください。★
2018.3.22
◆ 店頭のハギレをご購入いただいたお客様からの、椅子用座布団制作のご依頼品のご紹介です。 お選びのハギレの柄は、私も好きなシノワズリー柄。 ハギレはどうしても生地要尺が足りない状況になりますので、別の生地を使う必要がでてきます。
◆ 探してきた生地は、テンプル模様に使われている紫の生地。 裏側とそして、パイピング部分にその生地を使用し、全体が一体感を出すようにしました。 生徒さんやお客様の椅子座布団の作品を見るたびに、「あ~、早く自宅の椅子用のものをつくらなきゃ~」と思いつつ7~8年経過。どうしても後回しになりがちになってしまう、自分のもの。今年は絶対つくるぞ~~!!
2018.3.15
◆ お客様からの制作ご依頼品「ボルスタークッション」。 お選びになった生地は店頭のコットンのストライプ柄。 筒型のこのクッションデザインの左右エンド部分は、通常クルミボタンの飾りを付けるか、パスマントリーロゼットを付けるかのどちらかです。 しかし今回の飾りは、生地の雰囲気から自ずと前者の選択となります・・・が。
◆ 通常パイピングの色と同等の生地を使いますが、紺色のボタンがド~と真ん中に来ると、なんとも男性的でかつ、色が強すぎ・・・ウ~ッ。 試行錯誤の末、アクセントカラーの紺色を使いつつも、ボタンの存在感を弱めたデザインにしました。 紺色の部分はなんと小さなフリルなんですよ。 何とか目的の雰囲気を成立!! 素敵にさせるためには、手間はいといません<笑>。
◆ 作る作品名は同じでも、決して同じパターンはふたつとして出てこないこの世界。 ご依頼を受けるたびに新しい発想転換を迫られる私にとっても、いい刺激の機会となっています。 ありがとうございます!!