2012.12.24
n 冬の季節、朝日の上る時間は大分遅くなったが、少し早く起きた時、ベランダから上る朝日を見て、思わず写真を撮った。 朝日を見ると、いつも思い出す、ネスカフェで使われた一遍の詩。 そして、地球の裏側にいる、友のことを思う・・・・。
カムチャッカの若者が、きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は、朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が、ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は、柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球で、いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ、経度から経度へと
そうしていわば交換で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
『朝のリレー』: 著者 谷川 俊太郎
n 写真を撮ったその気持ち? それは元旦にTV等で毎年繰り返される光景でもある、最初に山のかなたに上る朝日に、思わず手を合わせ拝む気持ちと少し似ているような気がする。 この瞬間、人は何か神々しさを感じるのかもしれません・・・・・。