• vol. 330 リヒテンシュタイン展

    2012.10.8



    n         電車の中で広告を見た瞬間、これは行って見たい!! と直感。 ところで、名前に聞き覚えはあるけど、どこにある国だっけ・・? 調べるついでに会期や時間もチェック。 エッ、TVでも放映されるんだぁ~、その前に行かないとまた混雑に巻き込まれる羽目になるなぁ、という過去の経験から即座に行動。 


     


    n         もくろみは当り。 まだ閑散としていて、気に入った絵の場所にいつまでいても、誰ともぶつからず、本当に堪能できました。 イギリス滞在中も美術館を始め、個人所有の美術品を沢山見てきましたが、これはまた、別の方が所有する美術品、見ごたえがあります。 公爵の宮殿に飾ってあるように、なるべくそれを再現して展示すると、いうコンセプト。 特にバロック時代(1685~1725年: 年代は英国におけるアート&デザインの場合)の造形原理のシンメトリー(左右対称性)は、今でもインテリアのコンセプトとして受け継がれていますが、家具やタピストリー等を中心に、彫刻や絵画が配置。 この時代にMarquetry、いわゆる木材での象嵌細工が出てきますが、輝石を使った象嵌細工の家具の展示も。 また、絵だけみるのではなく、特に大きな絵はその額縁にさえ、その時代の造形美を見ることができます。


     


    n         生涯この国を訪れる機会は多分ないだろう・・・、そう思うと、100数十点の展示では何か物足りない、もっといろいろ見てみたい、そんな気にさせられたコレクションでした。
                


    ※ 朝日新聞社ニュース記事→ 一部、デジタルアーカイブとして絵画を見ることができます。
    JUGEMテーマ:アート・デザイン

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