2018.6.13
◆ 生地名“トワレ・ド・ジュイ”は、大勢の皆さんが既知のもの。 生地に興味のある方にとっては、今更~、という感じの生地名かもしれませんね。 実は、お付き合いのあるフランス高級生地輸入をしている社長、D&T社のMr. Davidが先日教室に来てくれて・・。「今日は本物のトワレ度ジュイを紹介させてください」とのことで、サンプル生地を持参してくれました!!
◆ 生地の質感は、別名西洋更紗と呼ばれるように、少しザクッとした感じ。またプリント品質は、これまでのトワレとは異なり、とても精巧なものです。プリントも生地感も、そのプリント品質も当時と全く同じものが再現されているその訳は、オーベルカンフ氏によって製造されたトワル・ド・ジュイは、 現在、Charles Burger社がそのデザイン版と共に織り機を所有しているからこそ、現代にそのまま伝えられているとのことです。
◆ すべての生地柄には、ストーリーがあるんだそうです。「そういえばフランスの生地って、気球柄プリントが多いですよね~」と言ったら、それもそのはず、熱気球を発明したのは、1745年に仏モンゴルフィエ兄弟が17発明したものだからなんですね<緑色生地>。 写真に撮らせてもらったもうひとつの生地<赤>は、ルイ16世がダム建設を始めるため、フランス北部の街シェルブールへ旅行した際の模様を描いた生地とのこと。
◆ これまで、ボーッと柄を眺めてましたが、改めて知るとまた生地の見方が変わってしまいます。 NHK番組「ちこちゃんに叱られる」風にいえば、「ボーっと生きてんじゃね~よ」って<笑>
2018.6.8
◆ 宮内庁内売店で購入したという最中をいただきました!! 「どうして皇居に行ったの???」と尋ねたら、なんと皇居敷地内で清掃をするご奉仕活動があるんだそうです。それに参加された時のお土産です。 宮内庁内売店なんて、私は全くご縁のなさそうなところで・・・<笑>。 しかも、いただいた方のお知り合いの一押しお土産なんだそうで、最中のラベルには、菊花紋がついてるじゃありませんか~。
◆ さて、今日は一日中、朝からご依頼品制作用の布裁断。今回はあまりの裁断数の多さに助っ人をお願いした方のお土産です。 3時のおやつタイムにいただきました。疲れていたせいもあり、程よい甘さの最中は最高でした!! Ms. Chika-san、ご馳走様でした~。
2018.6.6
◆ 只今、ご依頼品の「椅子カバー(ルースカバー)」制作進行中。 5月のコラム、いや6月に入っても、ソフトファニシング作品のお話しばかりになってしまっていますね~。 しかし毎年が違うように、それは日々違う毎日が来るからなんですよね~。
◆ これまでも「椅子カバー」については、何編かコラムで紹介していますが、一台として同じ椅子はなく、これが一番悩ましいところ。 それぞれの椅子に合ったデザインを考え、生地の使い方も考え、型紙を取り・・・、ソフトファニシングの中でも、工程の多さや立体に縫うことは難易度の高いものですが、作成された生徒さんは多いんですよ。
◆ 制作途中でこっちのデザインの方がいいなと思い、当初のデザインから、急遽座面の背面部分のデザインを変更してしまいました<苦笑>。 あ~、私のこだわりの性格が<汗>。 車の運転に例えればウィンカーも出さずに左折するようなもん!? お~こわッ<笑>。
2018.6.1
◆ 和服の道行きコートをご持参されたお客様。「これをファブリックパネルに仕立てて欲しいんですが・・。」とのご依頼を受けた作品が完成。 サーモンピンクの生地の裏には、一輪の金糸の花を表現するためだけに、裏側にはビッシリと金糸が施されていて・・・。 とても贅沢な作りをしているんだなぁ~と思います。
◆ さて、どの部分をパネルにしたいかお聞きし、そのサイズにあうパネルサイズを発注。 特注サイズのパネルは、花柄がきれいに見えて、かつパネルサイズ自体も美しく見えるサイズを計算。 建築、アート等さまざまな分野で使われるデザインの原則は、もちろんインテリアの中でもよく使います。 サイズ決定に困った時は、黄金比を使うようにしてます。
◆ 皆さんも思い出の生地、大好きな生地等をパネルに仕立ててみませんか? 生徒さんの中でご希望があれば、教室で作り方をお教えしますよ~。
2018.5.29
◆ ファブリックは単に広げた状態で見ていた時より、何か形になった時にさらにその魅力を醸し出す時があります。 同じ柄のファブリック<“Du barry” by Charles BURGER, Paris>ですが色違い(ブルー・ベージュ)で、ランプシェード2体をお作りしました。
◆ 裁断までは何も感じませんでしたが、シェードに仕立てたブルーの生地の方は、まるでカメオグラスの彫刻を施したウェッジウッドの陶器を彷彿するような感じで、その生地の存在がさらに際立ちました。 おもしろいですね~。 完成形を見て感動する、だからこそファブリックは楽しいんだと思っています。
2018.5.28
◆ 掲題タイトルと同じ名前の本を図書から借りて読んだ。 途中まで読んで貸し出し期限切れ。貸し出し延長で続きを読んだが、読み切ることができず・・・ついにアマゾンで買って続きを読むことにした<苦笑>。
決して無視できないインターネットの将来がどのように変化していくのかとても興味があったので、あえて自分の本棚に加えて、ゆっくり読むのもいいかな~と思い購入。
◆ 過去IT業界に籍を置いていた私は、ちょうどインターネットの創成期時代に遭遇している。 海外も含め自社内ネットワークは、あくまでも社内の人たちとしかコミュニケーションが取れないその当時、インターネットを通じて外部の人とのメールのやり取りができた時の感激は、今でも忘れられない。
もう元には戻らないこの世界に誰でもが巻き込まれるのは必至。 100歩いや1000歩後ろを歩いてでも、それに同調せざる負えない時代なんだろうな~と思っている。 (この内容は、アマゾンに寄せられた沢山の書評を読むことができますよ~)。
2018.5.24
◆ 連日、ご依頼品の制作作業が続いてます・・・。 既にお引渡しをしましたものの中に、ふたつの生地を使い、リバーシブルで使用できるテーブルランナーも。 打ち合わせの時、「両端には、こんな感じの色のタッセルを作ってください。」 指さした先は、青色生地のGrand Torianonの模様の中にあるグレー色。 「お任せください!!」 口に出してはいいませんでしたが、私の十八番とするところです<笑>。
◆ ソフトファニシングとタッセルの融合、いわゆる布類と糸(タッセル類) の関係性は、とても馴染みのいいものとして、インテリアの中に存在しています。 ご依頼品制作をしていると、プロとして更なる高みに到達を・・・、と思う今日この頃。 多分一生勉強することに終わりはないのかもしれませんね。
2018.5.19
◆ 最近iPadカバーを新調しました。 誤って落とした時に角の部分が欠けてしまい、本体がきちんと固定されず、不安・・・。 カバーはこれで3代目。 前のものはシャンパンゴールドの色でしたが、さて今回はどんな色のカバーにしようかな~、と選んだのが「赤」です。
◆ 洋服では絶対に着ない色なので、せめて小物くらいはド派手な色で・・<笑>。 自分の世界の中に差し色として、また気分転換の色として、綺麗な色達は小物類で遊ぶのがいいですね~。 さて、これで終わらないのが私流。 表にかわいいロボットのワッペンをプラス! 思わず「ねぇSiri、メール開いて!」と呼びかけちゃいました<苦笑>。
2018.5.16
◆ Tシャツは、2~3年着ると黄ばんだり、生地本体も疲れてきて、いつかはさよならのタイミング。 夏物を出した時に見つけた一枚の「さよなら」Tシャツ。 しかし胸のところに大きくスパンコールで刺繍されたN.Y.の風景がもったいない・・・。
◆ そこでその部分を切り取り、ユニクロTシャツに移植!? これでまた2~3年は着ることができます<苦笑>。 自分でやろうかなぁ~と思っていましたが、あまりの忙しさに、これは近所のお直し屋さんにお願いしました。 お直し屋さん曰く、「1,000円のユニクロTシャツより、高くなってしまいごめんなさね~」。 なんてお気遣いの方なんでしょ!! その一言に、次回も何かあったらお願いしようかっな~。
2018.5.13
◆ 5月最初のブログになってしまいました・・。休暇明けからエンジンフル回転で、カーテンをはじめとするご依頼品の数々を制作中~。 五月病そっちのけデス<苦笑>。
◆ 素敵な生地に出会うことはとても楽しいこと。 それらの生地を作品に仕立てるのは、もっと素敵なこと。 今回のプロジェクトでは、仏シャール・ブルジェ社の生地を使用。 カーテン用の生地名は”Petit Trianon”。その他の生地名はGrand Trianon、マリーアントワネットを彷彿させるロココ調の響きを持つ生地名です。 昨日カーテンのお引渡しをさせていただきました。 怒涛の一週間が過ぎ、ふぅ~、さすがに疲れたぁ。