
2015.2.6
◆ レースカーテンは外部からの視線等を防ぐために、日本では必須ですね。 イギリスではまだ階級制度が残っていると感じますが、前回コラムでご紹介した本の中で、レースカーテンで階級を見分ける手がかりになるというには驚きです。
◆ 再びイギリス社会入門(P21)より: 『労働者階級は通りに近い家に住んでいることが多いので、目隠しにレースのカーテンをつける。 やがて前庭のある家に住むようになってからも昔からの癖で、ついレースのカーテンを買ってしまう・・・。 友人によれば、彼の家の近所ではこの仮説が100%当たっていた』 この一文には、驚きですね。 英国滞在中に、これを知っていて通りを歩いていたら、もっと違った目でイギリスライフを過ごしたかもしれません<笑>。 さて、イギリスでは普通のレースカーテンは、ネットカーテンと呼ばれ、本来のレースは、豪華なレースを使ったものや、コットンレースなどの高級なものと分けられことをご存じですか?
◆ 日本の話に戻しますが、普通のレース生地の縁に、別途豪華なレースをつけることも可能なんですよ。 いわゆるレースカーテン用のレース・・・ややこしい!! 女性下着のスリップの下についているような、あのレースのことです。 ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
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2015.1.27
◆ 生徒さんからご発注いただいたた「椅子クッションの中身」が届いた。 せっかく作るんだからきちんとしたものを作っていただきたいなぁ、と思い教室ではお客様の椅子に合わせ自由自在(厚さ、硬さ、形)に発注していただけます。 椅子はデザインによって座面の大きさが異なり、市販品では対応できない場合が多いのではないかと思います。 写真の形は、勝手に「どら焼きタイプ」と呼んでいますが、周囲の角がなく渕がすっきりしたもの。もちろん、ボックス型の角張った四角いタイプもご用意できます。
◆ 型紙(椅子の座面に紙をあて型をとる)をご持参いただければ、もちろん一般の方でもオーダーしていただけます。 長年座っていて、なんかヘタってきたなぁ~と思われている方、是非お気軽にご相談くださいね。
2015.1.15
◆ NHK提供のイギリスのTV番組「ダウントン・アビー」。 第一次世界大戦時のカントリーハウスに住む貴族とその使用人達が繰り広げる生活を描いた番組ですが、先日それを見ていたら、事情があって執事を辞めたベイツさんは、「レッドライオンで働いている・・・」という会話に、内心「えっ」と反応してしまいました。 イギリスに居た時に、ロンドンから離れたところの「レッドライオン」に滞在していたことがあるからです。 私が宿泊したレッドライオンは、パブ併設のいわゆるイン(INN)と呼ばれるもの。 パブはビールだけでなく食事もできて、これがなかなかおいしいのです。 確かお店の看板に赤いライオンマークがついていましたね~。
◆ さて、この「レッドライオン」という名前ですが、イギリス人著者コリン・ジョイス氏が書いた「イギリス社会」入門(P134)の中にも出てきます。 : 「一説によれば、イギリスで一番多いパブの名前は「レッドライオン」で、約600件あるという。 レッドライオン」はイングランド王エドワード3世の三男ジョン・オブ・ゴーントの紋章である。 <中略> パブの名前にも多い「ホワイトハート(白い鹿)」はリチャード2世の紋章で、「ホワイトホース(白い馬)」はハノーバー調の紋章・・・」等々。
◆ イギリスに行く前に読みたかったなと思う本・・・・。でも、今読んでも面白い。 イギリスに興味のある人は一読の価値があるかな、と思います。 一晩で読めてしまいます。
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2015.1.10
◆ お年賀ということで、生徒さんに今年も「さるやの爪楊枝」をいただきました。 桐箱の蓋にその年の干支が描かれています。 「さるや」は、創業年という江戸時代からの爪楊枝専門の老舗。 最初にいただいたのが「虎」の絵でした。 ご入学後、かれ5年も経過しているんですねぇ~。
◆ さて、教室はご入学時に入学金を頂戴しますが、その有効期間は2年間。これを過ぎても継続のご意思があれば、一度更新していただくことになりますがこれで「永久会員」となり、以後更新の必要はありません。一年に最低2回来ていただく必要はありますが、ずっと席を置いて習っていただくことができるんですよ。 更新していただいている方も増え、長~いお付き合いをいただいている皆様に本当に感謝です。 Ms. Tohko-san、爪楊枝、ありがとうございました。
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2014.12.15
◆ 一度は訪れたいと思っているイタリア。 そのフィレンツェにあるウフィツィ美術館展が日本で初めての開催中。いつかイタリアを訪れたいその思いの助走としては、是非見たい展覧会です。 今回はなかなか時間がとれず、結局行けたのは最終日となってしまいました。 ルネッサンス期ですから、絵画の題材のほとんどは宗教画。 宗教画にあまり興味はありませんが、絵画の技法の変遷や使っている絵の具、額縁等に目が行きました。 当時の絵画のフレーム(額縁)は、重厚な彫りやその角には、ロゼット・モチーフが使われていたり、とても素敵で見る価値十分です。
◆ 絵画の絵の具は、鉱物などからとれる顔料です。 油に混ぜて描けば油絵。 膠で溶けば日本画。 卵を混ぜて書いたのがこの当時のテンペラ画と呼ばれるもの。 卵と言えば、思い出すのがイギリスのファロー&ボール社の壁用塗料。 確かここの素材も卵を使っていたような・・・。 10年程前に日本に進出していて、素敵な色で壁を彩ることができます。 一度は使ってみたいこの色たち。 う~ん、考えはどうしてもインテリアの方向に向かっている私でした<苦笑>。
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2014.11.28
◆ 西島秀俊演じる某電機メーカーの広告。 最新家電のその機能進化の“オドロキ”を、知らない人たちに”教えてあげたい!”とする姿勢があふれているコマーシャルである。
◆ 確かに、世の中の様々な進化の速さには驚かされるものがあります。最近、この西島氏のCMに通じる気持ちを実感しています。 その昔、やたら勝手にFAX広告が流されてきて、紙の無駄遣いに困っていた時期がありました。 そんな紙の山を見たコピー機の技術員の方のお勧めで、ネットワークの入り口の受け皿としてNAS(Network Attached Storage)のサーバーを導入しました。 お蔭さまで送られてきたFAXは、PC画面で確認し、不要なものはその場で削除。 今やすっかりフラストレーションから解放されてま~す!!
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2014.11.26
◆ 現在「冬の特別ファータッセル講座」を実施中ですが、持ち物に縫い針2本を持参くださいとお願いしています。 生徒さんがご持参した針は、なんと「皮ぬい針」。 当教室のポリシーとして、ファータッセルに市販品の"ウサギ毛のファーボール"は使いません。 経験上の理由からですが、保管のために寝かせておくと毛が寝てしまい、なんとも寂しい限り。時間が経つと使う気にならなくなってしまうのです。
◆ なので、ファッション業界等で使用されているリアルファーの原毛にこだわり、ご提供しています。その肌触りは全く異なり、満足度の観点は格段に違うと言えるでしょう。 よって、ファーボールは、皆さんにお作りいただくことになるわけです。 普通の針よりこの「皮ぬい針」の方が断然お勧め!! 針先は「三角尖」に削られていて、とっても縫いやすいものでした。 私も自分の針箱にも入れるべき一品かも。 今度買いに行こ~っと<笑>。
◆ まだ、若干の余裕がございますので、ご希望の方はお早目にご連絡くださいね。 お待ちしております。
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2014.11.18
◆ ソフトファニシング(Soft Furnishings)とは、ファブリックを使ってインテリアをデコレーション(装飾)することをさします。Soft: ソフトは柔らかなものの意で、すなわちファブリックを指し、furnishings: ファニシングは、「備え付ける」という意味です。 ハードな家具類と対極にあると言えるでしょう。ファブリックを使いインテリアを演出する場合、市販品を購入したり、制作を依頼することがほとんどですが、もちろん、ご自身で作ることもできます。 ご興味のある方はこちらの写真も参考にしてください。→★
◆さて、インテリアの布と言えば、真っ先に思い浮かぶのは「カーテン」ですが、それ以外にもお部屋の中には沢山のファブリックが使われています。下記のように家の中をお部屋ごと見て行っても、沢山の布類があることがおわかりいただけると思います。
◆リビング | カーテン、ペルメット、バランス、ブラインド、テーブルランプヤフロアスタンドのランプシェード、タペストリー、各種クッション、ラグ等 |
◆ダイニング | テーブルリネン(テーブルクロス、テーブルランナー、プレースマット、テーブルナプキン)、チェアカバー(=ルースカバー)、シートクッション、小物類(ティーコージー等) |
◆ベッドルーム | ベッドリネン(シーツ、デュベカバー、ピローケース、ベッドスカート等)、ベッドスプレッド、ヘッドボード |
◆バスルーム | バスリネン(バスタオル、シャワーカーテン、バスマット等) |
◆ ファブリックは何千年もの間、暖かさ、快適さ、保護、そして装飾のために供給されてきましたが、現代においてもそれらの機能に変わりはありません。 むしろいろいろな面で機能アップしているともいえるでしょう。 ファブリックの持つ色や柄、そして素材感などが私たちのインテリアの空間に彩りと、そして豊かな雰囲気をもたらしてくれる重要な分野なのです。ご自身のお気に入りのファブリックで作品を作り、インテリアに彩りを添えてみましょう!
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2014.10.27
◆ 教室で写真の撮影をしようとしたら「SDカードを読み取ることができない」メッセージ・・・。 PCに入れても、もちろん読めない。 これまでの1,000枚くらいの写真はどうなる・・・・<泣き>。
◆ さて、さてどうしたらいいものかと思案しながら、翌日ネットで修復無料ソフトを探したり、はたまた近所のフォトショップに電話したり、と色々悩むこと半日。 「ふ~ん、有料サービスはSDカードを送るか、持参でも相場は1万~3万円なんだなぁ・・・。電話した近所のフォトショップも7,500円。それにしても3週間もかかると言っていたし・・・。」
◆ やはり、自分でやった方が時短にもなるし安く上がるということがわかり、意を決しネットから有料の修復ソフト(2,980円)をダウンロードし、修復することに成功。 やったぁ~!!<ホッ>日曜の半日、これで潰れてしまいましたが、大事なデータが修復(やはり一部破損あり)できたので、満足しなくちゃね。 ちなみに、Wondershare社のソフトを使ってみました。
2014.10.24
◆ 装飾文様は、大きく2種類に大別されます。ひとつは、前回ご紹介した「ギリシャ雷文」と同じジャンルですが、円を分割したり、線を利用して形を作る「幾何学的」なものです。 箱根の寄木細工や、刺し子、ディオールのバッグに見られるキルト模様等がわかりやすいですね。 そしてもうひとつは、身近にある自然の中の花や、植物、動物等々の「自然の中の形」を利用したものです。
◆ もちろん様々な文様は、国によって固有のものもありますが、古来のモチーフは、今の現代においても身の回りでたくさん見つけることができます。 先日借りてきた本を何気に見ていたら、私の持っているキャビネットのカギの模様は、ルネッサンス・ローマ、とありました。 もちろん複製品です。 インテリアスタイルにも言えることですが、素敵なモチーフは、何世代も繰り返し利用され続けていくものだと、つくづく思います。
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