2009.5.5
■ それは写真のチェストを購入したのがきっかけだったような気がする。購入当時の80年代は、日本経済は右肩上がりの時代。休日の折り、車で通った道すがらにあった店舗の前に何気に車を止めて立ち寄り、ひと目で気に入りお買い上げ。当時、簡易的な家具からそろそろ卒業したいと思っていた矢先、お気に入りのテイストを見つけたのがキッカケになったように思える。
■その後、引越しした際にも私にとって家具屋さんはここしかないかの如く、(確かに当時は、買いたいと思う家具屋さんはホントに少なかった気がする・・・) 同店でサイドボード、彫刻が施されたミラー、そして玄関にランプを置くためのMarquetry(象嵌細工)のコンソール等など、を購入し続けていった・・・。当然ですが、当時OLだった私の予算は限りがあり、一度にまとめてお買い上げなどという贅沢はできず、毎年ボーナスが出る度に少しずつ買い足していったものです。現在は、家の中も手狭になり、家具を置くスペースは全くといって無いので、今は随分そのお店にもご無沙汰している。
もう20年以上も使い続けているチェスト
■先日、受講生徒さんのお友達が見学に訪れ、後日入学してくれた(感謝!) そのご報告方々、何気ない会話をしていたら、な、なんとそのお友達の方というのは、私が家具を買い続けていたお店の女主人であることが判明!! 「ヒョエ~ッ。つ、つ、つながってしまったぁ~ッ」20年目にして繋がった不思議なご縁。当時このチェストに出会わなかったら、私はイギリスへの関心等全く無かっただろうし、またこうしていなかったのかもしれません。 それを思うと、なんとも世には不思議なことがあるものだと、感謝、感激、感慨ひとしおの一日となったのでした。
■家具の購入店
>> 大和金属工業(株)HP
2009.4.25
■ 頂戴しました”オリジナルのリボン”は写真のようなタッセルに変身しましたので、お披露目させていただきます。
■ 昨年タッセルコースにお通いいただいたWada-sanは、コサージュ等を教えている先生で、糸やリボンをご自分で「染め」までされていらっしゃる方。ひとつのカリキュラムが終わると、オリジナルのシルク糸や変わった糸等でタッセルを作られていました。それをいつも見せていただく度に「糸から準備できるなんてほんとに羨まし~い!!」と言っていた私に、ある日、「これ使ってください。」と気前良く下さったもの。(欲しそうに言ってしまったかしらン・・<苦笑>) デザインが浮かばず、ずいぶん長い間そのままになってしまいましたが・・・。なぜか私の中では、スペインのイメージ。
■残りのリボンもどう変身するか、乞うご期待!!
2009.4.8
■ 春爛漫のこの季節。戸外に溢れる春の色たちはウキウキさせてくれる。 そんな時突然、前回のコラムでご紹介したカーテンの色を思い出した。そう言えば、一言で”黄色”と片付けてしまったが、「色はそんなに単純じゃないのよねぇ~」、と気になり色に関する本を開いて見た。「フム、やっぱりこれは、Buttercup yellowってヤツだったのかもね」なんて一人で納得。
■ 色はさまざまなことを連想させてくれるから本当に面白い。今回取り上げた”黄色”で言えば、真っ先に思い浮かぶのが、やはりゴッホの絵のひまわりを象徴する「Provence yellow」。きっとそのイメージがあったからカーテン色もそうなかったのかと。(黄色違いでしたけど・・)
・そして3月のロンドン市内に溢れる黄色は、公園や家の軒先を一斉に飾る黄水仙である。
・毎年7月に行なわれる自転車レースで有名なツール・ド・フランス。各ステージの所要時間を足していき、合計した時間が最も少なかった選手が着れる”マイヨ・ジョーヌ”と呼ばれるジャージーも黄色だし・・・。
・そして更に、工事中を知らせる黄色と黒の縞模様。「Dangerous yellow」と呼ぶあの独特の黄色。インテリアにはゆめゆめ使いませぬように・・・・。
2009.4.1
■ 4月、桜咲くこの季節は、ものみな新しく始まる時期でもある。一戸建てから憧れのマンション暮らしをスタートさせる方からご依頼されたカーテン。 授業の合間をぬって一週間で納品。(写真) ご本人の大好きなプロバンス風、ということでご本人が選んだ生地が持ち込まれました。 Les Olivades (レゾリヴァード)のファブリック。 黄色の色が、何とも言えず落ち着いたカラーです。とっても大人のプロバンス! 素敵な作品に仕上がりました。
■優しさを出すために「バナナ・タイバック」のデザインをご提案しました。しかも、縁にはパイピング付き。イギリスでは通常よく見られるデザイン。もちろん、教室でもお教えしています。
2009.3.17
2009.3.5
■ 先週報道された宇宙飛行士候補誕生の明るいニュース。特に39歳の油井さんのコメントは、インターネットのニュース報道のどのサイトにも取り上げられている。もちろん、お二人がここまで到達した努力の経過は知る由もないが、ご本人のコメントが注目を浴びていたのも確かのようだ。「皆さんの中年の星なるように・・・」。 他の大勢の方の「憧れ」、「目標」、「希望」、「勇気付けられる」といったことに当たるのだろうと思う。
■ しかし、ふと思ったことは、「星は誰でも持っている・・・それぞれの人がそれぞれに胸に持つ星を輝かせるために生きているんだ・・・と。」 お二人は共に30代。夢を忘れていた時期、あきらめた時期、挑戦した時期、さまざまな時間軸を通ってここに辿り着いたわけで、いつも持ち続け努力すれば、いつかは叶う「星=夢」を全ての人は持っているのだと、逆説で考えている自分がいた。
■ 死んでから、夜の星になって輝いてもしょう~がない!? <笑>。 やっぱり生きているうちに輝やかないと・・・。
2009.2.25
■タッセルを作る、ということは飾る対象物があってこそ、そのタッセルが生きると言うもの。私の場合は、当然インテリア用品が対象ですが、たまにはこんなものに・・・。写真はデジカメ類を入れている袋もの。いつもPCケーブルやバッテリーチャージャーを探す羽目になる悪い癖は、これで解消です!
■Anna Frenchのハギレで作ったお気に入り。
2009.2.17
■ 昔の会社の先輩から見せてもらった人形展の案内はがき(下写真)。人形には全く興味のない私だが、この表情を見たとたん、「うわっ、見てみたい!」その表情には、なんか妙に興味をそそられるものがある。
■ 普通の表情のとてもかわいいものから、写真のようなものまで本当にさまざまな人形が展示してあり、一人の作家がこんなにまで幅広く作れるものなんだなぁ、と思った。私がお気に入りのものについて質問。 「どうしてこんな愉快な表情ができるんですか? それに水玉模様のハイヒールがコジャレてますよねぇ~ 」「最初は普通の顔で作ってたんやだけど、いやー、どっかで実ははじけちゃったんですよぉ~」と生粋の京都弁で答えてくれた。人には自分でもわからない多面的なところを持っていて、それが表現のひとつになるんだと、妙に納得してしてしまった。若いときから人形作家を目指していたわけではなく、ある日突然「そうだ、人形を作ろう!! 」と思いたったのだそうだ。ある日突然・・・!? これって人生にやっぱり「あり」です。
■もっと作品を見たい方は、こちらへアクセスしてください。
>> 石井涼子の人形
人形展 2009.2/13~2/18 @ギャラリー銀座陶悦
■一緒にいった先輩は、以前石井さんに自宅の台所に飾る”Kitchen Witch”を作ってもらったのだそうだ。
・私: 「キッチンウィッチっ何?」
・先輩: 「あーら、知らないの。キッチンウィッチは、台所の守り神だから台所に下げておくものよ」
・一緒にいた別の先輩: 「じゃ、日本の荒神さんみたいなもんだね」
私: 「じゃ、魔女の箒の後ろに荒神さんのお札を下げておいたら、もっとご利益があるわね~」
・全員:「・・・・・・」
2009.2.11
■ 四角いクッションは見慣れているけど、あまり見かけない丸型のクッションデザイン。中身はウレタン素材使用で硬目のものから、フェザー素材の柔らかいものなど、用途によってソフトファーニシングも変化します。生徒さんの作品3点をご紹介。
【Tamako-sanの作品】 生地端のボーダー柄を側面に生かした素敵なデザイン! 同じ土曜クラスの人が完成を心待ちにしていた程。
【Toshiko-sanの作品】 ショッキングピンクがとても鮮やかで綺麗!! 床に座る時に使用。
【Tomoko-sanの作品】Toshiko-sanのものと同じデザインにフリルをつけたスツール用カバー。
(※私もこれと全く同じものを作り教室で使用中。代役として登場デス。)
■ 最近、世の中ギスギスとした暗ら~いニュースばかり。クッションもまぁ~るく、こころもまぁ~るくッ、と・・・・。
2009.1.29