2018.6.20
◆ パスマントリーの中のひとつであるロゼットは、これまでもその使い方や、さまざまなデザインをご紹介⇒★してきました。 さて、今回は建築にも使われている例をご紹介しましょう。 上の写真<隅のグレー部分>は、私が2016年にイギリス・ケンブリッジを訪れた時、建物の回廊を通り抜けようとして、上を見上げた時に撮ったものです。 大きい写真は、ポルトガルのジェロニモス修道院。
◆ アーチ状の柱が集まったところにあしらわれている、これもれっきとした「Rosette」と呼ばれます。 ロマネスクやゴシック建築のアーチ状の柱が交差する天井の中央部によく飾られています。 最近は、メダルの周囲にリボンを折りたたんだものも「ロゼット」と呼ばれ・・・、ロゼットもいろいろありますね。
◆『ロゼットは人工のバラを意味し、広い意味では中央から放射する円形の装飾はどんなものでもロゼットと名付けられる』出展: Handbook of Ornament <著者: Franz・S・Meyer> とあります。どうも“バラの花の形をした飾り類”は、すべてロゼットと呼んでも過言ではないようですね~。