2014.5.3
◆ トワレ・ド・ジュイ(Toiles de Jouy)柄の生地で作った作品は、コラムにも度々登場します。 しかし、今回ご紹介する生地柄は少し珍しいもの。 店頭のそのハギレをご購入いただいて、作られた「ティーコージー」です。 生徒さんご自身所有のポットにあわせてサイズを変え、中のキルト芯も二重にした作品です。
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◆ 先日戸棚を整理していたら、イギリスV&A発行の関連本が出てきて、何気にめくっていったら、なんとそこに同じ柄があるではありませんか!! 説明によると、この珍しいトワレ柄は、18世紀後半の20年間に登場したもので、それまでの甘美なロココ調のロマンチックな柄からシフトし、ギリシャ・ローマの古代の彫刻や寓話をモチーフにしたものや、古代都市ポンペイのモチーフを使った新古典主義(Neoclassicism)のものなんですね~。 トワレ・ド・ジュイというと、装飾的で甘美な柄が多く見かけられる中では、珍しいものと言えるでしょう。
◆ トワレ・ド・ジュイは、とても古典的な柄ですが、現代でも沢山の人に愛されている事実は、とても素晴らしいことだと思います。。