2013.10.15
◆ 前回のコラムで何気に「シノワズリー~」で終わってしまい・・・<苦笑>。 その「シノワズリー」についてご紹介しましょう。 この生地名の”Pagota River”は、2010年にイギリス・サンダーソン社の150周年を記念し、復刻版として発売されたものです。 その生地の説明にもあるように、「シノワズリー」とは、ヨーロッパの17C~19C半ばにかけ、流行した中国趣味の装飾的なデザイン様式です。 この生地の中には、辮髪の唐子や竹の植物が描かれているように、シノワズリーを代表するモチーフは、他に花瓶、壺などの陶器や、花、蝶々、龍、そして私の好きな鯉等の魚が描かれています。
◆ ファブリックだけではなく、これらのモチーフを使ったもの(陶器・家具等)を取り入れたインテリアデザインも「シノワズリー様式」と呼ばれます。 日本人の感覚になじみのあるモチーフが多く、ヨーロッパ家具との相性もいいので、これらのモチーフが好きであれば、あなたのお部屋のインテリアも作りやすいのではないかと思います。
ちなみに、この本体生地は、写真作品(下)のスクリーンとスツールに使用し、店内にディスプレイしてあります。
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