2010.2.9
■2月8日の「針供養」のことを、神事の言葉でいうと「献針祭」という呼び名だそうです。教室で折れた針や、曲がった針がたまっていて、そのことがずっと気になっていて、ついに行ってきました。今回はご縁あって、江東区の富岡八幡宮(1627年創建)の境内にある弁天池に浮かぶ粟島神社にお邪魔しました。 お裁縫上達の神様だそうです。
■神事については、まったく無知な私。 反省も込め、皆さんも今後参加される時のために、その作法と心構えをご紹介しましょう。
【前準備】
1.折れた針などお疲れさま状態の針を準備する
2.「御初穂料」という表書きした紅白の熨斗袋(のしぶくろ)を準備。※初穂料とは、各種祝い儀式などの際に神社に納める謝礼のことを言うそうです。目安は・・・・お気持ちでしょうか。
【現地到着】
1.受付で名前と住所を記入。(事前に予約を入れておいたほうがいいかもしれません。)
2.準備したものを受付で渡し、持参した針は用意されたお豆腐にさします。
【本番】
1.祝詞奏上(のりとそうじょう)。神主さん(祭主と呼ぶようです)が祝詞をあげます。
2.「針塚」といって穴を掘った地面に、先ほどのお豆腐を納めるところを全員が見守ります。
3.参列者に玉串を手渡されますので、それを受け取り神殿に進み、根元を祭壇の方に向け捧げます。二礼二拍手一礼のお作法で行います。
4.帰るときにはお神酒をいただき、また「お守り」と「お供物」をいただきました。更に 直会(なおらい)と呼んでいましたが、別室にて甘酒やお茶、お菓子が振る舞われました。
■ 気になっていたことが今回やっと解決! 参列者の方がたはきちんとした和服姿のご年配の方が多く、若い人はほとんどみかけませんでしたが、日本人たるや、このような行事には毎年恒例として参加したいものだと思いました。