2009.9.1
■カーテンのトップの部分、いわゆるレールやポールに吊り下げる部分をヘディングと呼ぶ。皆さんが普段見慣れている「三つ山」や「二つ山」の他にもさまざまデザインがあるのをご存知でしょうか。その基本は「プリーツ」を主体としてものと「ギャザー」を主体としたものに大きく分かれます。
・フレンチプリーツ(いわゆる三つ山)
・ゴブレット(足つきの細長いグラスの形に似ています)
・ボックスプリーツ(洋服のスカートにもありますね)
・インバーテド テート デ バーサタイル (ボックスプリーツ逆バージョンと言えば想像できるでしょうか。 斬新な柄の出方を狙えるヘディングです。)
・スモック・ヘディング (以前コラムでもご紹介。>> こちら
・ペンシル(ギャザーヘディングです。)
・フリルヘディング
・パフ・ヘディング
・スロットヘディングなど等・・その他にも沢山。
その他にもポールを主としたヘディングには、アイレット(はと目)、クリップ、タブ等もあります。
■今回は「パフ・ヘディング: Puffed Heading」をご紹介しましょう (下写真)。あまり見かけないデザインですが、柔らかい生地に適したデザインといえるでしょう。 パフの部分は、時間が経過してもその形が崩れないように、きちんとした処理を必要とします。
■カーテンのヘディングスタイルはカーテンだけに限定せず、ブラインド(シェード)やカーテンの上部を飾るバランスにと、応用が可能です。「ヘディング・スタイル」の様々なバリエーションを知り、使用する生地の持つイメージを大切にすれば、窓装飾全体のデザインに大きな広がりが出てくるでしょう。