2014.7.30
◆ vol. 580のコラムのタイトルに「セレンディピティ」と記しましたが、どうもその語源は、ある”おとぎ話”に由来することを見つけ、早速、図書館の所蔵本を借りて読んでみました。 童話ですから、2~3時間であっという間に読めますし、内容はそれなりで・・・。 しかしその語源をたどるには、翻訳された竹内慶夫氏の書かれた巻末の解説がとても参考になります。 『18世紀のなかばにイギリス人の文筆家としてしられているホリス・ウォルポール伯爵が「セレンディピティ」ということばを作り出しました。(P188)』 ほんの一部のご紹介ですが、もっと深いのでご興味のある方は是非ご一読を。
◆ 竹内氏自身が"セレンディピティ"という言葉に出会ったのは40年くらい前とのこと。 ご本人はその言葉の意味を探求していくうちにこの物語に出会い、翻訳に至ったという経緯もうなずけます。 そう、知の探求は、糸をたぐるかのように連鎖的につながるものなんですね~。
JUGEMテーマ:JUGEM