• vol. 12 好きなもの、そしてインテリア・スタイル

    2007.10.24

     何か購入したときに、以前買ったにもかかわらず同じものを買ってしまった、という経験はありませんか? 私はローファー・シューズでこれをやってしまいました。 N.Y.近郊のアウトレットで買ったものが、自宅の下駄箱をあけた時、「な、なんと全く同じものじゃん!? それに色まで同じとは・・」 それって私だけの間抜けな話???
    これと同じような現象が他にもあります。理由、それはわかりませんが、写真を見てください。なんと、「本もの」(紛らわしい、本のモチーフのことです)」なんとなく身の回りを見渡したら集まっていました。キャーッ、これってどういうこと!? 決して私には収集癖はありません。けれど、知らず知らずに集まっていた!?

    「嗜好」は3歳までに決まるとよく聞きますが、デザインや色の「志向」、「審美眼」は人生のどの時点で形成されるものなのでしょうか? (きっとサイコロジー分野の論文かなんか出ているんでしょうねぇ~。知っている人がいたらコメントください。いただいてもコメントは返しませんけど。(笑) 想像するに先天的なもの、そして人生の長きに比例してどれだけ沢山のものを見た、学習したなどの後天的なものの二つが融合し形成されるのだと思いますが・・・。生徒さんの好きな色使いや生地選びを見ていると、やはりその方の志向を見てとることができ、とても個性を感じます。
     最近の女性雑誌には、インテリアに関するスタイル、色使い、小物等、実に多彩な記事が掲載され、皆さん参考にされているんじゃないかと思いますが、ひょいと見渡せば自分好みのインテリア・スタイルを作るための原点は、案外足元に存在しているのかもしれません。
    ライブラリーのある家に住みたいと思っている願望の表れ・・・!?【写真】CDケース、ブックエンド、ランプ、そしていつかは使いたいと思っている生地。

     

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