• vol.651 今年一番の傑作ロゼットデザイン

    2014.12.17

    ◆ 日の目をあびない作品、そう思ったらとても残念な気がして・・・・。

     

    ◆ 今年年央に、ご依頼品として制作した5種類の異なるデザインのロゼットタッセル。 4つは既に私の手を離れてしまいました。 ご依頼は4種類のデザインでよかったのですが、いろいろデザインが浮かび、余分に作ってしまったものです。 クライアント様からは、とても完成度が高いものとして評価をいただき、また最後までどれを採択するか悩ませてしまいましたが、1個だけ手元に残ってしまったという訳です。 使われている生地素材と色に合わせたデザインで制作したこの色合い。 市販品の中からは決して探せない色合いだからこその一品。 私の2014年度の傑作のひとつとなりました。 

     

    今年も本当に沢山の方々に支えていただき、深く感謝申し上げます。 少し早い年末休暇に入らせていただきますので、今年のコラムはこれを持って終了させていただきます。 また、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。 皆様の年末年始が素敵な時間になりますように・・・・。

     

     

     

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  • vol.650 豫園風アバジュール完成

    2014.12.17

    ◆ 本日は、仕事納めならぬ教室納めです。 ご依頼いただいていたランプシェードの張替も本日無事に納品することができました<ホッ>。

    前回のコラムのこの内容でこの特徴的なシェードの形を、私が勝手に「豫園風アバジュール」と命名し、それに本体部分は青銅か陶器に違いない・・・・。 と書きましたが、写真を送っていただいたら、なんとドンピシャで、本人ビックリ。 青銅で大正解でした!!  ま、基本的にシェードの形と本体は、雰囲気を合わせバランスが取れているものなので、当たり前と言えばそれまでですが・・・。 オフホワイトのシルク生地の光沢がなんとも言えず素敵に仕上がりました。 皆さまも是非のアバジュールの作り方、ご受講くださいね。

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  • vol.649 ウフィツィ美術館展

    2014.12.15

    ◆ 一度は訪れたいと思っているイタリア。 そのフィレンツェにあるウフィツィ美術館展が日本で初めての開催中。いつかイタリアを訪れたいその思いの助走としては、是非見たい展覧会です。 今回はなかなか時間がとれず、結局行けたのは最終日となってしまいました。 ルネッサンス期ですから、絵画の題材のほとんどは宗教画。 宗教画にあまり興味はありませんが、絵画の技法の変遷や使っている絵の具、額縁等に目が行きました。 当時の絵画のフレーム(額縁)は、重厚な彫りやその角には、ロゼット・モチーフが使われていたり、とても素敵で見る価値十分です。

     

    ◆ 絵画の絵の具は、鉱物などからとれる顔料です。 油に混ぜて描けば油絵。 膠で溶けば日本画。 卵を混ぜて書いたのがこの当時のテンペラ画と呼ばれるもの。 卵と言えば、思い出すのがイギリスのファロー&ボール社の壁用塗料。 確かここの素材も卵を使っていたような・・・。 10年程前に日本に進出していて、素敵な色で壁を彩ることができます。 一度は使ってみたいこの色たち。 う~ん、考えはどうしてもインテリアの方向に向かっている私でした<苦笑>。

     

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  • vol.648 椅子クッション2点

    2014.12.13

    ◆ SFクラスの作品。「椅子用クッション」がお二人同時に完成です。 ひとつは、どの角度から見ても高さのある「ボックス」タイプのもの<写真下: Tomoko-san's work>。 業界にいらっしゃる方なので、ウレタン素材も持参され、型紙に合わせカッターで成形し、すべてDIYで仕上げられました。 

     

    ◆ もうひとつは、もちろん高さがありますが「どら焼き」のようなタイプのもの<写真上 :Sonoko-san's work>。 ウレタンの周囲が閉じているタイプを使うので、デザインが少し変わります。 こちらは中身をオーダーさせていただき、到着後に中のウレタンが入る予定です。 「椅子用クッション」も2種類のデザインで作成できるんですよ。

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  • vol.647 ご依頼品のロゼットタッセル

    2014.12.12

    ◆ 市販品のタッセルを探していらっしゃったお客様からのご依頼品のタッセル、本日お嫁入り。教室のボードにあったカルトナージュ用のタッセルをご覧になり、お気に召していただけたので、それをアレンジしてみました。 

     

    ◆ 飾られるという「カルトナージュの写真」を送っていただき、イメージと大きさを考慮。 取っ手にスワロフスキーのビーズを使っていらっしゃったので、その同じビーズを使うことによって、統一感とリズム感が出るようなデザインを意識。 ご希望は、オリジナルの小房がふたつ下がったもの。 しかし飾る部分の箱の一部分の高さが9cmとあまり大きくないので、ロゼットを横長に、房の部分もアレンジし、まったく新しいデザインもお作りし、お選びいただけるようにしたのですが、迷われていたので両方お渡しし、サービスしちゃいました<苦笑>。 ついつい私の遊び心が・・・。タッセル作成のテクニックの応用とデザインは無限です。

     

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  • vol. 646 蛸料理とタッセル作り、そして私の思い

    2014.12.10

    ◆ 前回コラムの忘年会場所のオーナーの言葉。 カウンターに座っていた女性のお客様が、「蛸を柔らかくするには、どうしたらいいの?」とオーナーに聞いていた。 「事前に大根で蛸をたたけばいいんだよ。これば料理の基本。 でも、最近はビール瓶でもやるけどね」。その後に続く言葉に重みがありました。「でもそのビール瓶の応用は、基本を知っていて、やる話だからね!」と、ダメ押し。 

     

    ◆ タッセル作りもそうだな~と感じています。 タッセル作りの基本はもちろんのこと、それらを飾るオーナメントの種類、そしてそれらの作り方など含め理解しているからこそ、使える現代素材や代用品の数々。いろいろなタッセルの作り方が流行している中、やはり基本を大切に積み上げていく、そんな教室であり続けたいと思っています。
    ※ 関連記事: 2008年9月コラムvol.23 こころに沁みることば (三つ子の魂百まで・・・。「思い」とは変わらないんだなぁ~と思います。)

     「蛸足」ならぬ、「イカ足」のスモーク。 内容とは無関係ですが、なぜかこの写真。実は最近のマイブーム。そして「蛸足」にかけたつもりでしたが・・・<苦笑>。

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  • vol.645 プラナカン

    2014.12.9

    ◆ 先日久しぶりに友人と夕食を兼ね忘年会。 秋にシンガポールに旅をしたというのでお土産を持参してくれた。「プラナカン」と呼ばれる民族の家を飾る「タイル」<写真>。 シンガポールは一度も訪ねたことがないので、頭に浮かぶのはマーライオンと近代建築のホテル・マリーナ・ベイサンズ、そして一生に一度は宿泊してみたいコロニアル様式建築のラッフルズ・ホテルくらいでしょうか・・・。 知らないとこんな貧困な発想しか出てきません(苦笑)。  

     

    ◆ 初めて聞く「プランカン」という言葉。 調べてみました。マレー語で、中華系移民の人たちを指し、シンガポールでは特にエリート層を形成していたそうです。このタイルの意味も、鮮やかな背景に彩られた花々のモティーフが一族に幸運、長寿、富と繁栄をもたらすものと信じられ、家具や自宅などを装飾するものとして使われていたとのことです。 そんな背景を知ると、意味ある「タイル」に見えてきます。 ネットサーフィンのおかげで、しばしシンガポールを旅行した気分。 ここがネットのいいところですね。


     

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  • vol.644 クリスマスに"ランプのプレゼント"

    2014.12.6

    ◆ そろそろクリスマスのプレゼントを考える時期ですね。 親しい人たちの顔を思い浮かべながら、あれやこれや悩む時間は楽しいものです。

     

    以前にもニトリのランプシェードのリメークをご紹介しましたが、クリスマスプレゼントにと、教室でランプシェードのリメークされた生徒さんの作品<※生地提供: Trinity>です。写真はひとつですが、作られたのはふたつ。 ペアでプレゼントされるのだそうです。 冬の窓辺に、あるいは読書の手元に、ベッドサイドにと使えるテーブルランプのプレゼントは、きっと冬のインテリアに温かさをもたらしてくれることでしょう。

     

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  • vol.642 インテリアイベント

    2014.12.2

    ◆ 先週の一日、終日外出の日を作りお出かけ。 まずは生徒さんからいただいたカルトナージュ作品の展示会をのぞかせてもらい、その後、IFFT(インテリアライフスタイルリビング)と呼ばれるイベントへ。 インテリア分野のその道の方々と直接話し、いろいろお聞きするのはとても刺激になるものだと、改めて思います。

     

    ◆ 会場に足を入れた途端、一度は見てみたいものだと思っていた、山形県にある創業昭和10年のオリエンタルカーペット(写真)のブース。
    内心、この偶然に「お~ッ。」 
    名前は知っていましたが、この会社の段通製品は赤坂、京都迎賓館をはじめ、名だたる場所に納品している会社。 お話によると、価格は高いが30~40年の耐久性は当たり前とのこと。 「だから次が売れなくて困るんですよね~」 思わず苦笑いです。 また目に留まったのは海外メーカーのBedding用製品。 どんな生地がや製品がどこで扱っているのか、私にとってはとても重要な情報。 また頭の中のデータベースにひとつ加わりました。 サンプル帖をいただきましたので、ご覧になりたい方はぜひ教室で!!

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  • vol.641 新物オリーブ

    2014.11.30

    ◆ 目的のものをわざわざ探しに行ってではなく、何気にふと見つけると嬉しいものです。「あった~!!」って感じ。 最近、自由が丘に進出してきた高級スーパーの店頭で「オリーブの新物」めっけ!!   オリーブは好きですが、年がら年中購入できる外国産のオリーブは、しょっぱかったり油っぽかったりと、そして味にも当たりはずれがありで、好きなのになかなか手が伸びません・・・。 
     
    ◆ この国産オリーブの新物は、程よい塩加減でどこか香ばしさ(!?)さえ感じて、とても美味しい。 サラダに入れたり、お酒の友にピッタリ<苦笑>。 季節が移り変わるたびに旬の食材が出てきてますが、それらを口にするたびに何か新しい力をもらえるような気がするのは、私だけかしら!?
        
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