2009.10.8
n 前回のコラムでご紹介したブラインド(英国呼び名)のデザインは、「ロンドン・ブラインド」という名称のものです。 日本では、一般名称は「シェード」と呼ばれ、これと同じデザイン名は、「ルーススタイル」です。 その特徴は、ヒダが出るように畳みあげ、両サイドが下がるデザインですね。
n 制作前に生地を見ながら、「両サイドに赤のインパクトがあるとかっこいいなぁ~」と思い、わざわざ赤い生地を買ってきてリボンを作り、装飾して見ました。 思いどおり!! トリニティ・オリジナルデザインの完成。 かっこ、かわいい~、大満足です。
n さて、この「ロンドン・ブラインド」の制作は、装飾目的にしており、あまり頻繁に昇降するには適さないデザインです。 あくまで、途中まで降ろしておき、外部からの目隠しや、またはデザインを楽しむためを目的としています。 カーテンショップでオーダーする時は、その使用目的も明確に伝え、デザインを選んでくださいね。
2009.10.7
※ 「手づくりカーテン用タッセル」の記事は、こちらから。
■ ほぼ間違いなく、ほとんどの皆さんは言う。「カーテンは高い!」そうですねぇ~。 思わずうなずいてしまいます。 ひとつの大きな窓を例にしても、確かに生地分量もザクッと10m。 それに掛けることの生地単価、加えることの縫製代。窓数によっては、あっという間にウン十万~の単位を超えてしまうオーダーカーテン。
■ そこで「カーテン手作り」。下の写真はイケアの生地を使用した「ロンドンブラインド」です。エプロンを作ろうと思って購入していた生地を転用しました。
・使用長さ1.5mで1,500円 (完成サイズ幅90cm)、M単価1,000円は、ヤスッ。
・赤いリボンに使った生地2mで1,300円、
・裏地(もちろん付けます!!) 1.5mで2,000円、合計4,800円なり。
こ~んなに安く素敵に仕上がります。(※取り付け機材は含まず。今使用中のものを使えば0円)
■ しかし、高い生地はやはりそれなりの風格を持ち、とっても素敵ですし、お部屋の品格さえ左右しかねません。お客様をお招きするお部屋、寝室、子供部屋、階段踊り場、台所、洗面所等、カーテンを必要とする場所は沢山。 部屋別に「オーダーカーテン」と「手作りカーテン」を分けて考えるのもひとつも手です。それに、きちんとした作り方を習得すれば、様々な構造(!?)が見えてきて、きっと大きな収穫にもなることでしょう。
■ 皆さんのカーテン手作りへの挑戦、サポートさせていただきますッ!!
2009.9.30
2009.9.21
■今回は、1ヶ月時計を巻き戻したお話・・・。カンと晴れ渡った青い空、見渡す限り続く緑の平地。しばし都会の喧騒から離れ、この空気の澄み渡る広々とした空間に身をおくたびに、身も心もおおいにストレッチする。もちろん、田舎の家も空間は広く、この広さに慣れている私は、インテリアにおいても広い空間のある場所が憧れです。(現実とは程遠いですが・・・。)
■毎年の夏期休暇の行事の内容はお墓参り、家族とともに過ごすし、小さい頃から食べ慣れたお袋の味に舌鼓を打ち、そして懐かしい友と杯を傾ける・・・これが恒例の内容。しかし、今年の夏に加わった変化は、映画「おくりびと」の影響。誘われるままに撮影場所見学のドライブに出かけた。どうしても見る視点はインテリアにいってしまいます。昭和初期の建造物。使われていた素敵なランプシェード。どこか懐かしささえ感じる。設計は皇室関係の建築物にも携わったという方の手なるもので、隅々まで粋を感じる造りでした。その素晴らしさに感動するとともに、素敵だなぁと思うその感覚。 最終的に日本人は、DNAに刷り込まれた日本家屋に帰っていくのかもしれない・・・・。そんなことを思った私の夏でした。
>> 詳しくはこちら、三川町公式HPへ
>> 地元の印刷屋さんが綴る「庄内庭園探訪記」及びバックナンバー
■おまけ写真
ドライブ最後は、海産物市場で夕飯の買い物。ちょっとその前につまみ食いを・・・。夏に食べられる太っちょ「岩がき」デス。
2009.9.5
■ 大人だからできるエレガントなインテリアスタイルをテーマとした雑誌、『別冊プラスワンリビング・ボンシック』(創刊号VOL.1、9月4日発売)に、「トリニティ」を取り上げていただきました。他のページを見ても、その方のこだわりや好きなものに囲まれて充実した雰囲気が伝わってきて、とても素敵な本です。
■ 好きなものに囲まれ、ホットする居心地のいい空間。それが私にとっての「家の空間」のあり方であり、その場所を居心地よく充実させることがインテリアの極意。しかも自分の手で・・・。そんな楽しみをひとりでも多くの人と分かち合いたいと始めたこの仕事。やはりインテリアが好きなんだなぁ、とこの本を眺めながら改めて思う日となりました。
【取材裏話】
取材に来ていただいた方と何気ないお話していたら、なんと私が以前勤めていた会社に勤めていた方だったり、某女史とeメールをしていたら、ご本人もP26~に登場されている等して、まぁ、この度もいろいろなご縁続きの8月となりました。
2009.9.1
■カーテンのトップの部分、いわゆるレールやポールに吊り下げる部分をヘディングと呼ぶ。皆さんが普段見慣れている「三つ山」や「二つ山」の他にもさまざまデザインがあるのをご存知でしょうか。その基本は「プリーツ」を主体としてものと「ギャザー」を主体としたものに大きく分かれます。
・フレンチプリーツ(いわゆる三つ山)
・ゴブレット(足つきの細長いグラスの形に似ています)
・ボックスプリーツ(洋服のスカートにもありますね)
・インバーテド テート デ バーサタイル (ボックスプリーツ逆バージョンと言えば想像できるでしょうか。 斬新な柄の出方を狙えるヘディングです。)
・スモック・ヘディング (以前コラムでもご紹介。>> こちら
・ペンシル(ギャザーヘディングです。)
・フリルヘディング
・パフ・ヘディング
・スロットヘディングなど等・・その他にも沢山。
その他にもポールを主としたヘディングには、アイレット(はと目)、クリップ、タブ等もあります。
■今回は「パフ・ヘディング: Puffed Heading」をご紹介しましょう (下写真)。あまり見かけないデザインですが、柔らかい生地に適したデザインといえるでしょう。 パフの部分は、時間が経過してもその形が崩れないように、きちんとした処理を必要とします。
■カーテンのヘディングスタイルはカーテンだけに限定せず、ブラインド(シェード)やカーテンの上部を飾るバランスにと、応用が可能です。「ヘディング・スタイル」の様々なバリエーションを知り、使用する生地の持つイメージを大切にすれば、窓装飾全体のデザインに大きな広がりが出てくるでしょう。
2009.8.27
■今の時代、PCがないと生きていけない、これはまさに本音。これまでの人生の中で何台のパソコンを使用したのだろうか? ついこの前まで使用していたのは(過去形) 2003年に購入したもの。それがどうも年初から調子が悪く、万が一のときを考えるともう一台バックアップ用に購入しなきゃと思い、友人に頼んでオークションで落札してもらった。小売価格22万相当のものが、5万円。ウッキッキーッ。ヤッタネ。届いたPCはOSとIEがInstallされているだけのほぼ空っぽ状態のもの。他のアプリケーションソフトは自分で導入する必要がある。この金額の差は、自分の労力で埋める覚悟の上での購入である。でも、まぁ何とか少しずつ時間をとってやればなんとかなるでしょう・・・と私のPCセットアップは5月の連休頃からスタートした。 週末はPCとにらめっこの日々が続く。ある日突然、「電源ユニットに重大な異常が見つかりました」。早速電源ユニットをはずし、パワーケーブルに変えてと。しかし、PCを移動したその時です。ケーブルがはずれ、それまでのセットアップ内容は消滅。目は点、頭、真っ白。空白のXX分間・・・・。気を取り直し、再稼動させたところ、おかしなメッセージが頻繁に出始めた。これまでの費やした時間は、いったいなんだったんだぁ(涙、涙)。
■もう、たまらん。お手上げ状態。そこで「PC救急隊」の登場となり、2万5千円の出費。新しい電源ユニットの購入5千円。古いPCからハードディスクを取り出して使用するパーツの購入、電気店で様々なアプリケーションソフトを見たら欲しくなり、お買い上げ。キャー、どんどん出費が膨らんでいく~ッ。
■最近は、ようやく正常使用に耐えられ状態までセットアップが完了している。と、いうことで7月、8月はコラムが書ける状態ではなかったのです(苦笑・言い訳) 今は新しく購入したアプリケーションソフトの習得に奮闘中。完全に前のPCよりパワーアップしたことは間違いない。しかし、この戦いはいつまで続くのであろうか・・・。
2009.7.31
2009.7.13
■ タッセル講座を受講されているお客様が、ご自分で作られたカルトナージュ作品との色を合わせたタッセルを飾り、その写真を送ってくださいました。感激です!! 習得していただいた技術をご自分流に活かしていただくことに、お教えする側としてはとてもやりがいがあるというものです。
■タッセル作りもその実用と応用性 (糸素材や色使い、デザイン等)は、やはり最終的に習ったご本人のアイデア次第というところがあります。こんな風に皆さんのオリジナル作品のお役にたてていること、またその作品を見せていただくところに私自身のひとつの楽しみともなっています。
Thank you so much, Setsuko-san。
2009.7.2
■ もう、かれこれ2年前のことでしょうか・・。生徒さんが持ち込んできたティーコージー。「先生、この形のティーコージーも作りたいんですけど・・・できますか? 」「何とかしましょ。」 出来ないということを極力排除することをモットーに、新しいことへの挑戦を楽しみながら、早速試作に取り掛かり完成。 次に作りたいという方のためにマニュアルを作り、備えていたけれど、持ち込んできたご本人以外、これまで誰一人として希望する方はいなかった・・・(涙)。
■ついに現れました!! そして完成作品(写真)です。確かにステップが多く、完成には通常より少し時間はかかりますが、こんなデザインのティーコージーも作れます。もちろん内側には、ちゃんとキルティングが施されています。
【Yoko-sanの作品】 生地:Trinity
【2年前に作った私の試作品とともに・・・】