• vol. 31 ラジオ番組に出演

    2009.1.21

    冬とは思えない16度まで上がった陽気の一昨日の東京。横浜市青葉区のコミュニティFM、「FMサルース」に出演。番組の中で「トリニティ」の紹介をさせていただきました。
    >> FMサルースHP
    巷では、あまり馴染みのないソフトファニシング教室にタッセル教室。趣味のカテゴリーからすると「その他」。その「その他って何!? なんかミステリアスな教室???」とパーソナリティの小松田あこさん(写真) に素朴な疑問を持っていただいたのがご縁です。
    出番を待っている間に、船越ディレクター(写真)が、「親父の実家が奥沢だし、お袋さんも魚菜さんのところで料理を習ってたなぁ~」「フムフム。奥沢つながりの不思議なご縁ですね~」(ローカルな話題でスミマセン<苦笑>)などと話しながら、スタジオというところは初めてなので、キョロキョロしてしまいました。
    【パーソナリティの小松田あこさん。声がいいのはもちろん、ショートカットが素敵なとてもキュートな方。天は二物を与えてる!!】

    【赤坂サカスでDJもやっているディレクターの船越さん】

    小松田さん、船越さん、お世話になりありがとうございました!!
    ミステリアスな教室の紹介電波は、皆さんのもとに届いたのでありましょうか? フム、これってミステリアス!

  • vol.30 日本の家具のルーツ

    2009.1.13

    ■ インテリアには欠かせない椅子やテーブル、とりわけ昔のヨーロッパにおいてベッドは「生と死」を迎えるものとして特別視されていた家具類。 日本における家具の歴史はいつ始まったのか? 先日ケーブルTVで放送された番組はとても興味深く見いった。
    >> 番組案内のHP
    ■その発祥は、開港150周年を迎える横浜・元町。イタリアやイギリス等からやってきた使節の人々は家具も持参で来たのであろう。その修理を依頼されたのが、当時日本の馬具商、後に「バンコヤ(椅子の張替職人)」と呼ばれる人たちだそうだ。その修理屋と小売店が元町に出来上がったとのこと。海外から持ち込まれた椅子の修理から始まった日本の家具の歴史はここ横浜・元町にあったのだ。後に「横浜彫刻家具」と呼ばれ輸出も行なわれていたそうだ。現存するそれらは、「横浜グランド・ホテル」のロビーやマッカーサーズスィートルームで見ることができるという。

    「諸工職業競 テエフル椅子製造」 明治12年3月
    江戸東京博物館所蔵 収蔵庫ライブラリーより

    ■当校生徒さんへメッセージ
    ※ 番組の中で家具制作学校に通っている生徒さんへのインタビュー、当教室の生徒さんでもあったOchika-san。ヘヤスタイル、素敵に決まってましたよ~。 家具の技能国家試験を受験するといっていたけど、その後どうしていらっしゃいますぅ~?
    ※ 今年の秋にイギリスの大学で家具のRestorationを学ぶ為に留学の準備をされているKaori-san。日本の家具の歴史も知ってるともっと楽しいかも・・・(?)。応援してますからね~!!
    2009/01/13 記載

  • vol29. 手帳

    2009.1.8

    ■ 2009年も今日から始動。 本日現在まだエンジン、ローギア・・・といったところでしょうか。新しい年の始めから使い出した手帳 (下写真)。これまでは、毎年お決まりの定番を購入し続けて、はや??年。年末に文房具屋さんにインクのスペアを買いに行った時に見つけました。「きゃッ、これって私好みかも~。」なんて思い、一目ぼれでお買い上げ。表紙は皮の装丁(風) のA5版。実は紙ですが、なんか外国の古い本のような顔つきをしているところがお気にデス。
    ■新しい手帳の使い始めは、いつもピシッと新鮮な気持ちになるからいいですね。今のところ丁寧に書き込んでますが、きっとそのうちグシャグシャになってしまうんだろうなぁなんて思いつつ、でも書ききれないくらいの良い事で埋まってしまうように、今年もエンジンフル回転で頑張ります。今年もどうぞよろしくお願いします。

  • vol.28 花とインテリア

    2008.12.21

    インテリアにはかかせない「お花」。花があると空間の差し色とでもいおうか、部屋の中が明るくなり、ましてや生花であれば生命力を感じるとともに、お部屋の中が生き生きとしてくるのがわかる。
    生徒さんに、「先生、お花が少ないですねぇ~」。そういえば確かに少ない。私の花に対する概念は、”生花”しかなかったので、一週間程度しか持たないお花をずっと飾り続けていくのは、ちとしんどい。彼女はシルクフラワーの教室の先生で、今の造花は本物と見まごうばかりの素敵な素材があるらしい。申しわけなさそうに店頭に飾ってあった造花を持ち帰って、アレンジしてくれたのが下の写真。
    【師匠が見事に変身させてくれた! なんて素敵なアレンジなんでしょう】

    これを見た私は大いに触発されました。早速進化した花素材とやらを購入し、活けてみた。(下記写真) 「オーッ、以外にいけるじゃん!!」堰を切ったように、3つも作ってしまったうちのひとつ。もちろん自己流。きっとプロから言わせるともっと素敵にアレンジできるんでしょうけど・・・・。満足、満足。
    【自己流アレンジ】

    知らない間に、お花の世界も進化し続けているんですね。 新しい世界を教えてくれた師匠との出会いに感謝! お蔭様ですっかり店内が明るくなりました。
    Thank you, Sugimoto-san.

  • vol. 27 テキスタイルデザインの原点を見る

    2008.12.17

    五島美術館で開催されていた「古渡り更紗」展。(10月25日~11月30日2008年) 久々に感動した展示会だった。電車の中吊り広告で案内を知り、友人と出かけていったが、当日は生憎の雨と寒さだったが、行った甲斐があったというものだ。
    展示物は、図録として販売されていたので、購入してきたのだが、その感動の1ページをおすそわけ。 本の横にある生地(右側)は、イタリアの現代の生地であるが、そのモチーフはそっくりではないか!? 確かに美術館の中で友人と二人、「ヒョエー(どうも、二人の口癖らしい・・・) この柄もこの柄も、今の生地のパターンで使われてるよねぇ~」と話していたが、本当に驚くべきことである。安土桃山時代から江戸時代にかけ、南蛮貿易によって渡ってきたこの更紗のモチーフは、日本のみならずヨーロッパにも渡り、そして今尚、生き生きと再現されていることに対する驚きとともに、テキスタイルデザインのひとつの原点を見た思いがする。
    【写真左:「五島美術館図録(P42)」と店頭の生地】

    ※テキスタイルとは、布にプリントされた図案やパターンの意味

  • vol. 26 プラダのタッセル

    2008.12.17

    ■ フランスの某タッセルメーカーのタッセル。どういうわけか、黒の一本が売れ残ってしまった。 「ま、黒ってやっぱり人気がないんだろうなぁ」と思い、店頭から引き下げてしまった。生徒さんとそんな何気ない会話をしていたら、いやいやいました、いました。目の前に。それを探していたというその方が購入してくれました。
    ■さて、そのタッセルの変身したものが、下記の写真。購入したプラダのバッグについていたタッセル。あまりのかわいさにお嬢さんと取り合いだったとかで・・。だったら作っちゃえと、購入した黒のタッセルで変身させてしまったもの。タッセルもこんな変身の仕方があったんですねぇ。
    【プラダのオリジナルタッセル】
    ブランドチャームまでくっついている・・・

    【オリジナルタッセル完成品】
    もちろん、ご本人が作成されたものです。

    ■グリコのおまけ・・・ならぬオマケ裏話。
    今回の話題を提供してくれた愛子さん。その方が着ていた上着。なんとここにもタッセルフリンジがついていたのでした!!

    2008/12/17記載

  • vol. 25 タッセル作り・ビーズ使い

    2008.11.14

    ■ 糸を中心としたタッセル作りも、たまには趣向を変えて作りたくなります。写真はビーズを使用したものです。ビーズブームの一時の加熱ぶりも今は治まり、最近は沈静化しているとよく聞きますが、私の気分はきっとこれから盛り上がる・・・!? のかもしれません。

    ◆その他のビーズ作品 vol. 75   ,  vol. 82

  • vol.24 かわいい来訪者

    2008.10.14

    ■最近、決まった曜日にいつも入り口付近に小さな女の子達がたむろしている。ま、このビルの上にはカルチャーセンターがあり様々な教室もあるし、はたまた目の前には英語のキッズ教室もあるので、あまり気にしてなかった。ある日、ドアにかけてあるベルが鳴ったと思った途端にその女の子達が駆け出していくのが見えた。それが何回も・・・である。最初はいたずら? と思ったが、きっと入りたいのかもしれないなと思い、招き入れたらそれから毎週のように顔を出してくれる。
    ■みんな同じヘヤスタイルなので、「バレエを習っているの? 」と聞いたらやはりそうだ。「じゃ、なんかポーズをとって先生に見せてくれる?」と頼んだのが、下記の写真。「ここにはどうして入ってみたかったのか? 」と聞いたら、「うん、きれいだから。」綺麗なものに反応するのは、大人ばかりではないのですねぇ~。しかし先日はぐサッとくる質問までされて、「先生、今日は何を作ったの? 」「・・・・(タラ~ッ。汗)」 多忙につき、作りたいのが山のように貯まってます、ハイ。
    ■将来はバレリーナか、当スクールの生徒さん候補か!?

  • vol. 23 こころに沁みる言葉

    2008.9.17

    ■今借りている一室がある「魚菜ビル」は、70年代にTVのお料理番組でもよくお見かけした、田村魚菜さんのビルである。 先日、その敷地内の隅にひっそり建っている石碑を見つけた。「あれ、こんなところに石碑がある。 今まで気が付かなかったけど何だろう?」

    ■「美しい花には、隠れた根の力がある」石碑にかかれたこの言葉は、当然お料理に関するものと解釈するのが自然だろう。 ”おいしいお料理を作るには基本を学び、さまざまな失敗や、修練を積み重ねて出来上がった根本があるからできること・・・” の意と、勝手に解釈しましたが、しかし実にいい言葉です。 
    ■「守・破・離 (しゅはり)」
    これを考えていた時にふと脳裏に浮かんだ言葉が「守破離」。さまざまな解釈がある中、独断解釈でいえば「守」とは、まずは師の教えを忠実に守り身につけ、そして「破」とは、今まで学んだ師の教えから一歩進め、他の学問、他流の教え、他の技を取り入れることを心がけ、更にその技や学問を発展させよ、という意味である。最後の「離」とは、守も破も超えた新しい世界を切り開き、独自のものを生みだす、という意味である。それぞれの言葉の表現は違うが、学ぶことについての本質は同じではないかと思う。土台がしっかりしていればこそ、その上で新たな変化を遂げていけるんだと・・・。こんなことを考える時間をくれた句碑に感謝!!

  • vol.22 シェード vs ブラインド

    2008.8.19

    ほんとに毎日暑い日が続いています。外を歩く時も、なんとなく「日陰: shade」を選び、「日よけ: Blinds」を歩いてしまいますねぇ~!? さて何の話かって。今回はカーテンの一種である、タイトルについてです。
    いろいろな呼び名も、誰かが最初に命名したのであって、オギャーッと産まれたその時に、何を見たかで一体それが何であるかを知るように、私は、英語でその識別を最初に覚えてしまいました。日本はアメリカ英語が主流なので、その呼称は自ずと米語になっています。当初、私は日本での呼称である「シェード」を「ブラインド」といい続け、業界の方を相手に、なんと話の通じない人なんだろう・・・と思っていました。(まぁ、今となっては恥ずかしながらも、懐かしい話デス。ハイ。) 日本ではその機能性から、更に3つに分類され(①シェード、②スクリーン、③ブラインド)、私の混乱は収まるところを知りませんでした。 今でも時々混乱します。
    私のアンチョコ表

    【日本】 【英国】
    シェード(Shade) ブラインド(Blinds)
    ※形状、スタイルは同じですが、そのスタイルの呼び名も、夫々下記のように違います。
    ■シャープ ■ローマンブラインド
    ■ピーコック ■ファンテイル
    ■オーストリアン ■フェストーン
    ■バルーン ■オーストリアン
    ■ルース ■ロンドン
    ■ムーススタイル ■ファンシェープ
    ※その他、日本にはフォールドスタイル、プレーン等も・・。

    きっと混乱は私だけだったわけで!? で、この表が役にたつ人はいないのかもしれません。カナシィーッ。