2012.4.9
n コードの役割は、タッセル自体を下げておくための紐のことを言い、英語ではサスペンションコード(Suspension Code)とも言います。 モールド(木型) の中を通って、上部に出ていきます。
n コードは、その拠り方によって、
A) 二つ撚り(ふたつの糸束を使って撚る)
B) 三つ撚り(みっつの糸束を使って撚る)
C) 四つ撚り(よっつの糸束を使って撚る) と、3種類に大別できます。
n 今回の写真は、上記C)四つ撚りに限ったものだけですが、一種類の作り方だけでもこんなに沢山のデザインをすることができます。 そしてまた、その雰囲気も異なりますね。 コードは、その作り方と色の組み合わせでさまざまにデザインでき、そのバリエーションはどれだけ出来るんだろう・・・と、思ってしまいます。
下げ紐と言えど、それらが持つ雰囲気は、シンプルなものから、少しゴージャスな雰囲気を出せるものまでありますので、どのデザインと組み合わせるかは、やはり、タッセル全体のバランスが大事ということですね。 コードも奥深い・・・・・。
参照本: 『TASSEL MAKING』 P39., Author by Anna Crutchley, Publisher: Southwater
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2012.4.6
◆ 2007年当初の特別講座、特に木型使用のタッセル特別講座には、その構造に興味を持たれてご出席いただいた方も多かったような記憶があります・・・。
そこで、今回から5回にわたり、初めての連載形式で木型を使った「タッセルの構造と、各パーツ(部位)の名称や「種類」について、ご紹介していきます。 講座を正式に開始<2008年秋>しましたが、最近はネット上では”様さまな作り方をしているタッセル”を沢山みかけるようになりました。 「タッセル」を全くご存じない方は、外見だけ見ても区別はつきにくいと考えます。 元来そのルーツは、ヨーロッパの古典的な飾り物であるタッセル。 まずは、タッセルの基本の形を知っていただきたいと思います。
◆全体構造(写真)と4つのパーツ
1. サスペンション・コード (Cord/Rope) タッセルを下げる紐
2. 木型 (Wodden Mould /Mold) タッセルの上部
3. スカート(Skirt) タッセルの下部の糸の房束
4. ラフ (Ruff) タッセルのモールド(木型)とスカートの間に飾られるもの
基本パーツはこれだけですから、各パーツ毎の作り方の基本を学べば、誰でもシンプルなシンプルな木型を使ったタッセルが作れるようになります。
◆ しかしながら、タッセルはその色の組み合わせを変えたり、上述パーツにもさまざまな種類の装飾パーツが存在し、全体のバランスを取りながら組み合わせを考えることが、タッセルを奥深くし、楽しさといえるのではないかと思います。
参照本: 『TASSEL MAKING』 P39, Author by Anna Crutchley, Publisher: Southwater
文: 2012年4月6日
2012.3.24
n 「いい生地を見てしまうと、目が肥えてしまって▲※☆#$・・・。」と、生徒さん。 「それは生地だけではないのよね~。」 つい、目の前にあった、空き箱を道具入れに使用しているカルピスバターの(※)箱が目に入り、「私は一度この味を知ってからは、これから離れられなくなってしまいました。」 その時のクラスにいらっしゃた方々も、以外にこのバターの存在を知らない方もいたので、びっくり。 ※カルピス社から発売されているバター、カルピスでできてはいませんよ(笑)。
n 普通はどこのスーパーでも購入できますが、品切れしていたりすることもあり、他のものを買ったりしますが、結局ここに舞い戻ります。 雑味がないので、バゲット等、パンの味を純粋に味わいたいときや、蜂蜜との相性も抜群なので、シンプルな蜂蜜トーストなんかにすると、とってもおいしいんですよ。
n 確か価格は、約1,500円程度。 箱無しだと1,000円くらいです。 このエコ時代。 箱無しで、そしてどこでも簡単に購入できると嬉しいんですが・・・・、ねぇ~カルピスさん!!
2012.3.21
n 本日<3月21日2012年>、ソフトファニシングコースの新しい利用方法を発表させていただきました。 名づけて、「ソフトファニシング・お気軽コース」。 入学金をお支払いいただかずとも、お好きなカリキュラムを選択し、いつでも受講できるシステムです。 (現在もご入学後、カリキュラムは好きなものをお選びいただき、作成可能ですが・・・。) とかく現代人は、忙しい・・・・。「好きなものを、好きなときに作ってみたい!! 」 こんな思いをお持ちの方にぴったり!! ではないかと思っております。
n 当コースの新設にあたり、コースに対するコンセプトをより詳しく「特徴その1/その2」として記載させていただきました。 是非、多くの方々にお気軽にご活用いただけること、お待ちしております。
2012.3.16
◆ カリキュラムで提供させていただいているオニオンスタイルのタッセル。 最近はいろいろな方が作られているご様子。 2008年に最初のカリキュラムとして発表して早や4年。 このタッセルの英語名称は「Squab Tassel 」と言い、ずんぐりとしたタッセルという意味です。 しかしそのまま名付けてもピンとこない・・・。 そこでその形のかわいさを表現する「オニオンスタイルのタッセル」という呼称を付けて発表しています。
◆ 完成したタッセルは、その作り方の過程が見えないので、結果的に同じように見えてしまう場合もあるでしょう。 生徒さんが教室に持参されたタッセル作り方の本 <P.15> には、「ユニークなフォルムはオニオン!?」と題し、なぜか疑問符付きオニオンタッセルが掲載。 その作り方はまったく独自の作り方をされたものでした。 拝見した作り方では、オニオンの形状を長く維持できず、結果としてその形を長い時間保つことは難しいと思いますよ・・・<苦笑>。
◆ 他人の空似という言葉もあるように、同名でも人違いならぬ「オニオンタッセル違い」。 このように様々なオニオンが出てくると、ゆくゆくは「さぁ~て、あなたはどの品種のオニオンがお好みですか? 」となるのではないかと思っています<苦笑>。 いずれにしても、オニオンタッセルの知名度が上がること、喜ばしい限り・・・!?
タッセル教室東京自由が丘・ソフトファニシング教室のトリニティ
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2012.3.10
n 昨日、今日は雨のせいもあって、冬に逆戻りしたような寒さ・・・。 こんなときでも、朝、起きれば必ず行かなくちゃいけない台所と洗面所。 これらの場所は特に寒い。 しかし家には足元部分に温風器がビルトインされているので、寒さを感じずに済んでいます。
n 冬の季節、これはとても助かっていて、友達が水周りをリフォームする際に、必ず入れたほうがいいわよ~と、勧めた程、重宝しています。 今日の朝も、「足元暖ったかで嬉しい・・・」、と小さな幸せを感じました。 それにしても、床にはいつくばって写真撮るのも楽じゃありません (笑)。
2012.3.3
n スカートの部分が糸そのものではなく、撚って作る「ブリオンフリンジ」が、スカートに使われているタッセルを「ブリオンフリンジ・タッセル」と言います。 vol. 154チェアタッセルの使い方でご紹介した、Duresta社のソファにも使われていましたが、今回の例は、カーテンを束ねるものではなく、バランスや、ポールから下げて飾る例です。 このタッセルを使うその対象物は、やはりボリュームのある大きなものが多いと感じます。
n カリキュラムの中でも提供させていただいていますが、作る場合、少し広めのスペースを必要としますね・・・・。
■ その他の「タッセルの使い方一覧」は、→こちらから。
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2012.3.1
n ちょっとした小物用に使えるかもしれない、と店頭で販売している生地(写真下)。 ある日、レースのカーテン用のあまりでしょうか、ハギレを目にした瞬間にひらめいたデザインで作ったクッション。
n 生地には小鳥の柄 (少々、お子様な感じ・・・)。 レース用には、南洋にいるような大きな鳥たち。 それらの生地を一緒に合わせて、クッションを作りました。 ぐ~んと、おとなのクッションに仕上がってますでしょ。 大分前に作ってありましたので、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、こんな生地の使い方もあるという、「生地のマジック」です。
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2012.2.20
n 最近、「XXX女子」という言葉が多いのでは・・!? 女子だけ参加の飲み会「女子会」、自分の家が大好きな「おうちガール」、更に自分のインテリアを自分で改装する「DIY女子」・・・・等々。
n 「DIY女子」には、私も大いにエールを送りたくなります。 教室でご提供している 「ソフトファニシング」は、インテリアのデコレーションに欠かせないカーテンやクッションなどを自分で作り、そして飾る、布で作るDIY究極のテクニックなんですから。
n 先日、「女子部屋.com」を運営する営業部長さんとお話する機会がありました。 希望すれば、床、壁紙、カーテン、家具なども自分好みに揃えられるという新しいコンセプトでの賃貸アパート経営を大家さんに提案し、現代人にはかかせないネット環境もばっちり提供していくというもの。 私の若かりし頃にこんなサービスはなかった~。 いい時代です!! 時間のないOLさんの素敵な賃貸アパート探しに、お進めのサービスですね。
「女子部屋つくる.com」 → こちらから。
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2012.2.16
n 今回は、ロープ(コード)の使い方です。 ロープは、デザインから見れば本当に沢山ありますが、機能性の観点から言えば、2種類です。 「ロープ」そのものと、ホタテ貝のひものようなものがついた、「フリンジド・ロープ」とに大別されます。
n なぜ貝のひも状の布がついているかと言えば、「必要だから」。(スミマセン) これは、椅子やクッションに飾るとき、布の間に挟み縫い込む時に必要になるからです。 写真下の生徒さんの作品例ふたつは、それぞれのデザインに合わせたフリンジド・ロープを使用しています。
n また、異なるロープの使い方の例としての下の写真。 自作のもので教室に飾ってあるカーテンですが、ゴブレットスタイルの下に、カーテン飾りとしてロープを用いた例です。 もちろんこの手のロープをクッション等に使用することはできますが、手縫いになってしまうので、少し面倒かもしれません・・・ね。