• 保護中: vol.1287 仏ルネッサンスと南仏リヨン

    2020.4.30

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  • 保護中: vol.1286 伊ルネッサンス絵画にみるパスマントリー

    2020.4.26

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  • 保護中: vol.1285 中世のタッセル

    2020.4.24

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  • vol.1284 画家がデザインしたタッセル

    2020.4.21

    ◆ 皆さんいかがお過ごしですか?   人生でこのような時間を過ごすことは、私だけではなく皆さんも同じですが、 長期休暇のような長い時間なのにステイホーム、仕事からも離れ・・・・。 逆に考えれば、これもせっかくの機会だとこれまで積んであった本を片っ端から読んでます<笑>。

     

     

    ◆ 保有書籍の『装飾デザイン事典(A handbook of ornament)』Frants S. Meyerの図118にThe Tasselというページがあります。 この写真は見たことがある方もいらっしゃるかと思います。 Wikipedia「タッセル」の説明ページに使われてもいますね。 しかし、タッセル個々の説明がないので「ま、古いタッセルなのね」くらいにしか思えません。 写真上段の左から2番目(2)、そして同じく上段右から2番目のタッセル(3)は、画家ハンス・ホルバイン(1497~1543)のデザインなんです。

    ホルバインはドイツに生まれ、北方ルネッサンス美術を代表する画家。 スイス、イタリア、リヨンと渡り歩き、最後はイギリスのヘンリー8世の宮廷画家(1536年以降~)でもありました。 16世紀の諸国遍歴は、ルネッサンスの様々な情報を見聞きしたに違いありません。

     

     

    ◆ それにしても画家がタッセルをデザインしたとは、おもしろいですね~。 つい最近購入したイギリスの本にも同じものが掲載されていました!    ハンス・ホルバインは親子で同じ名前ですが、Hans Holbein the Youngerと書かれてますので、息子の方ですね。 説明にA”Turk’s head knot” decorates the top of the tasselとあります。 ムムッ、どこかで聞いた名前、そうカリキュラムにある「ターキーヘッド・タッセル」です<笑>。

     

     

    ◆ 前述の書籍の「飾り房」の冒頭にあった説明が、興味深い。“織物芸術が、自由装飾群へ貢献した主なものは、飾り房(タッセル)、房縁(フリンジ)、そしてレースなどがある”。 確かに、布を織った最後のきれ端処理の糸を束ねれば、フリンジができます。 私の中にある断片的な情報をつなぎ合わせるいい機会かもしれないと思うようになりました・・・。

     

     

     

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  • vol.1277 「はた結び」を再認識

    2020.3.8

    ◆沖縄大宜味村喜如嘉(きじょか)で、唯一織られている「芭蕉布(ばしょうふ)」。トンボの羽のように透き通るような反物を作り、着物等に利用される。 その材料は植物の糸芭蕉を育て、収穫、加工を経て糸を作り、機織りで反物へ。 気の遠くなりそうなプロセスを経て、完成した着物は、素晴らしい!の一言に尽きるものでした。 先日見たNHK番組の「日曜美術館」での放送です。(この番組、好きでよく見てます。)

     

     

     

    糸をつないでいくときの「はた結び」。 私も小さい頃、おばあちゃんの傍らで遊んでいた時、教わった記憶があります。 一回手が覚えたものは、今でも忘れてません。 糸を扱っている毎日を過ごしているのに、使うことをつい忘れていました・・・・<苦笑>。 教室では、作業用糸をつなぐ場面が多々出てきます。 これまでは捨てていた短い糸も、はた結びで結べば、その結び目は小さく、作業の進行を妨げることはないと判断しました。 これから、どんどん使っていきますよ!! <笑>

    今やそのやり方は、YouTube©等に沢山掲載されていますし、気になる方はそちらを参考に。

     

     

     

     

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  • vol.1276 明治天皇の馬車を飾るパスマントリー

    2020.3.1

    ◆ NHKの日曜美術館というTV番組だったと思いますが、明治神宮ミュージアムの展示情報を見ました。 ミュージアムに展示されているという、「六頭曳儀装車<写真>」が写った時、実際に見てみたいと思いました。 『明治22年(1889年)に大日本帝国憲法が発布された折、明治天皇が乗られたという馬車は英国製とのこと。』<取材撮影、文章: 古川幹夫氏 2019年11月5日>より引用。   さすが海外で制作された馬車らしく、また海外でも高貴な方が乗られる馬車用として、豪華なパスマントリー類の飾り付けがされています。

     

     

     

    ◆ タッセルとフリンジが主な飾りのようですが、写真だけではそれらの細部はあまりよく判別できません。 当時に制作されたパスマントリーを見てみたい!! と思わせる写真です。 開催期間は、~3/29までなので、是非訪れてみたいな、と考えています。

     

    写真: 古川幹夫氏

     

     

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  • vol.1275 ベッド装飾にフリルクッション

    2020.2.29

    ◆ 既に納品を終えたフリルクッションですが、ご依頼主のインテリアコーディネーターの方が、セッティングした写真を送ってきてくれました。 (因みに写真の中のランプシェードもお納めさせていただきました。)    お聞きした話によると、米国滞在が長かったお客様との事。 さすが、ベッド廻りひとつとってもおろそかにしない、整ったベッドメイキングですね。

     

     

     

    通常日本ではベッドカバーと呼んでるものは、米語ではベッドスプレッドと呼ばれ、またフリルも米語ではラッフルと呼ばれます。 クッションと同じ生地を使ったカバーと一緒に素敵にセッティングされてます。 フリルのヒラヒラ(苦笑)が、雰囲気に動きを与えてますね。 ご依頼品がどんな風にインテリアに活かされているのか拝見させていただくことは、制作者としてはとても嬉しいものなんです!!     Ms. Tomoko-san, thank you for sending the photo!

     

     

     

     

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  • vol.1273 いまどきのクッションヌード

    2020.2.18

    前回に続き、「いまどきシリーズ」<!? 笑>。 さまざまなものが進化しています。  お客様のご依頼で特別サイズのクッションヌード(中材)の発注。 「フェザー」と「ポリエステル」の2種類の素材の見積を取りました。 なんとフェザーよりポリエステルの方が高い!!     これまでポ リエステル素材にあまりいい印象がありませんでしたが、業者さんから新素材として紹介を受けていたのもあり、また軽さはフェザーより10%も軽いということで、結果ポリエステル素材に決まりました。

     

     

     

    ◆ しかし使い心地の最終評価は、自分で使ってみないと・・・と、自分用の分を自宅で使用中(試用中)ですが、きちんと体をキープしてくれますし、使用直後の”へたり”もなく復元力に優れています。 ひょっとするとフェザーよりいいかもしれません。   いいものはどんどん取り入れていくべきだと痛感しました。 写真は中身の形状。

     

     

     

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  • vol.1272 いまどきの待ち針

    2020.2.12

    ◆ 生徒さんにいただいた1個のクリップ。 「これって待ち針代わりに使えるんですよ~」 まるでクリップの形をしているが、分厚い布をとめる時等いいかもしれない!? と思い購入してみた。 クローバー社製でその名も「仮止めクリップ」。

     

     

    ◆ ご依頼のフリルクッションを制作中<写真>ですが、フリル部分はどうしても布が厚くなり、さらに表地、裏地も一緒に縫わないといけないので、相当量の厚さになります。 待ち針を使用すると、その厚さで針が曲がってしまったり、布が盛り上がったり、たまに手に刺さったり・・・<苦笑>と。 これらを一気に解決してくれるクリップタイプは、とっても便利で只今大活躍中~。

     

     

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  • vol.1260 人によって作品の作り方は、さまざま

    2019.12.7

    ◆ 先日、美術展に行った時のことです。  出口にパーソナルチェアがおいてあって、そこに座って記念写真をとるコーナーが設けてありました。  チェアにはパイピングクッションが・・・。 何気に手にしたら、なんとファスナーの付け方がまったく異なっているのを見てしまいました。 これは、これは・・・。 生地も余分に使うし、そのせいでまた余分な手間がかかる方法をなぜ採用しているんだろう、と不思議な感じて眺めてしまいました<苦笑>。

     

     

     

    ◆  制作物は、作った本人の意志がどこかしらに現れるものだと思います。 また、ある程度作れる技術を持っていると、他の作品をみると、ちょっとチェックしたくなる心理が働くようです。 教室の生徒さんもよく言ってます。 「タッセルを自分が作れるようになると、よそでタッセルを見るとやはりチェックしちゃいますよね~」。 「カーテンが縫えるようになると、思わず他のカーテンの裏側を返したくなりますよね~」。 私がパイピングクッションをチェックしたように、無意識な行動なんだと思います。

     

     

     

    ◆ ホントに作品の作り方は、人によってさまざま。 どれが良くて、どれが悪いなんていうのはないのかもしれません、が、しかし、それぞれれの分野で長い間培われてきた技術の王道はあるはずでしょう。 それらを基本にさまざまな要素のバランスが整ってこそ、”素敵ね~”と言われるのではないかと考えます。 絵画展を見に行ったのに、それ以外のことも考えさせられる日となりました・・・。

     

    【撮影コーナーとパイピングクッション】

    【私のパイピングクッション】

     

     

     

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