• New vol.1554 マイタードコーナーの作り方

    2026.2.25

    ◆ 前回の続き・・

    vol.1553でカーテン裾の処理方法について、日本とイギリスの違いをご紹介しました。 今回はその作り方をご紹介したいと思います。 もしご興味のある方にとっては貴重、興味のない方にとってはゴミ!?  ま、物事なんにでも当てはまると思いますが・・<苦笑>。  このマイター:miterという言葉は、カトリックの司教などが儀式の時に被る先が尖った高い帽子から来ているとの一説を聞いたことがありまが、定かではありません。

    ◆ 作り方

    6枚の展開写真でご説明してますので、番号順にご覧ください。 使った生地は日本のサンプルカーテンの払い下げで購入したもの。 日本のカーテン作成の見本にもなります。  しかし裾折り10cmのダブル(2回折り)は豪華な部類と言えるでしょう。

    1) 川島織物社のカーテンサンプル生地。横折り返し2.5cmダブル、裾折り返しは10cmダブル
    2) 角部分をほどき、裾と横の折り巾の交点、そして角の3か所に待ち針で印をつける
    3) 待ち針は外さず、一度全部布を広げる
    4) 待ち針で印をつけたところが一直線になるように折る。この時点で斜めの線ができる
    5) 下のヘムを10cmで2回折り曲げ(※ほどいた状況に従ってますが、裾巾/横巾の長さは自由です) そして横の2.5cmを2回折り曲げれば形が完成
    6) 最後に、角から上に向かっている斜めの線は、角からラダーステッチ(はしご縫い)で縫って完成!!

    ◆ 異なる点・・・

    全てミシンで処理していないので、当然手作業が入ります。 この形に伴い、カーテンの重石も日本は縦長形状をしていますが、イギリスでは丸い形状の重石になります。参考→★  裏地や、インターライニングを多用するイギリスならではの必然的な作り方がそうさせるのかもしれませんね。

    「タッセル教室」東京・自由が丘、「ソフトファニシング教室」のトリニティ

  • vol.1553 カーテン裾の処理方法

    2026.2.19

    ◆ シェードにも共通

    最近、思いがけずカーテン(含むシェード)を沢山作る機会がありました。 教室では「ソフトファニシング」と「タッセル」の両方の制作を教えていますが、今日現在ソフトファニシングの頭に切り替わってしまっています<笑>。  製作しながら、改めていろいろ考えさせられます。 
    今回はタイトルにあるように、シェードにも共通する「裾の処理」について書いてみようにと思います。 

    ◆マイタードコーナーという考え方

    ウィンドートリートメント類は、日本とイギリスでの作り方の違いはいろいろありますが、裾の処理には決定的な違いがあります。 あまり聞きなれない言葉<マイタードコーナー: Mitered Corners>と呼ばれるもの。 今回のご依頼制作は、プレーンシェードを除き、他はこの形で処理をさせていただきました。 

    その違いは、写真をみていただいた方が一目瞭然。 左側写真は縦折り返しと横の折り返しが重なる日本の方式。  この分厚い感じがあまり好きじゃないんですね~。 <裾は1回の折り返しで裾にロックをかけてしまえばそれまでですが・・・>
    右側の写真はイギリス方式の処理の仕方、マイタードコーナーという呼ばれるたたみ方です。  作り方はとても簡単!  日本方式のままアイロンをかけたら、横と下の折り返した交点に印をつけたら、布を広げ、元のアイロンの線に従い折りに直すだけ。 額縁と違い、それぞれの折り返し巾が極端に違っていても、この角処理は簡単に作ることができます。 両サイドのラインが合った斜め線は、ラダーステッチ(梯子縫い)でまつるのが「お約束」。

    ◆ この方式の良い点

    裏地を付ける時、特にシェード等は本体生地の折り返した中でも、外側に付けることも可能で、柔軟性が増すと同時に、綺麗な仕上がりを選択することが可能となります。

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  • vol.1548 生徒さん作成のカーテン

    2025.11.24

    ◆ お客様自作カーテンのご紹介

    お引越しをされたという生徒さんが、新居のためのカーテン作り。 お仕事をお持ちの方なので、その合間を縫っての作成となりました。 完成したものを窓に掛けた時点で、初冬に入ってしまいましたが、「気のせいかお部屋が暖かい!」と感じたそうです。 いやいや、気のせいではありませんよ。  夏は日差しを避け、冬は外気の冷たさからお部屋を守ってくれる・・・それがカーテンの役目のひとつなんですから!! 

    ◆ 「自分でカーテンを作る」ことの意味

    自作を希望される方は少なくとも世の中にはいらっしゃいます。 作り方を教える教室ですから当然ですが・・・<苦笑>。  選択された方のお気持ちの大半はやはり、「❶好きなデザインにしたい」「❷自作に挑戦したい」、この2点に集約することでしょうか。 

    外部制作は、工場での一貫生産。流れ作業体制なので、どうしてもデザインの制約が多くなることは否めないかもしれません。 自作を希望の方々は、それらに魅力を感じない集団でもあると言えるでしょう。 完成したカーテンは下の写真をご覧ください。

    ・ゴブレットスタイル・くるみボタン付き、
    ・上部と中央にアクセントカラー入り   
    ・遮光裏地付き             

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  • vol.1547 干支タッセル制作開始!

    2025.11.2

    ◆ 制作開始は11月4日(火曜)~ <タッセルクラス受講生限定>

    毎年恒例の干支タッセル。 来年の午年にて12の干支全部が完成することになります! 数に限りがありますので、ご希望の方は、お早目のお申込みをお願いします。
    ※デザインは教室でご確認ください。 尚、完成した干支タッセルは年明けのお披露目となりますので、何卒ご了承ください※

    干支フィギュアは、最初見た時に「ちょっと、どうかな・・!? むむっ、駄馬!?<笑>」なんて思いましたが、実物を見たらとってもかわいい~!!  何気に背景に使った写真のキャラ、牛だった!? ま、どちらも牧場にいる存在だからヨシとしよう。

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  • vol.1538 インテリア最後の仕上げ

    2025.6.29

    ◆フィニシングタッチとは

    インテリアをまとめる最後の最後、「仕上げ」として足していくアイテムが何かご存じですか?  英語では「Finishing Touches (フィニシングタッチ)」と言いますが、 ❶天井以外のムード照明、❷壁やテーブルを飾る絵や写真等のアートや置物等、❸お気に入りの雑誌や書籍、❹植物(花、観葉植物等)、そして目には見えませんが❺ルームフレグランスもそのひとつと言えるでしょう。  これらのアイテムは、自分の好みがはっきりと出るので、自分の個性が現れたインテリアになります。 

    ◆ 植物で空間がいきいきと

    そのひとつ、植物やお花は季節のものなので、取り入れることによって季節感を感じるとともに、空間が生き生きした雰囲気に瞬時に変わり、まるでお庭ができたような空間に変わります。
     
    先日お花屋さんで「観賞用ブルーベリー」を初めて見て購入。  暑い時期お花は傷みやすいですが、 枝ものは結構長持ち(2~3週間程度)してくれます。 この雰囲気に味をしめ、その後「ひめみずき(2本で1,320円)」を購入。 枝もので私が知っているのは「どうだんつつじ」。 しかし価格が6,000円もするというので速攻却下<笑>。 
     

    皆さんも「グリーン」を入れて、素適な空間にしてくださいね!!

    「観賞用ブルーベリー」
    「ひめみずき」

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  • vol.1537 手仕事の裏話-ランプシェード

    2025.6.22

    ◆ ランプシェード形状の種類

    ランプシェードの一般的な形状には大きく3種類ほどあり、<円筒形>や<台形>のものは比較的短時間で作成や張替えができます。 しかしボウ(bow)と言って<弓なり形状>のものは簡単ではありません。 その一部の工程をご紹介しますね。  一番最初にやる作業の説明は省いてます。

    ◆ 解体してわかる前任者の仕事

    ▪弓型のシェードは、中間部分が中側にカーブするのですが、表地はそれをなぞらず、「ひだ使い」デザインにするために、生地を斜めにタックを取りながら貼り、まるでハードタイプような台形にしてあります。

    ▪解体しながら何気に見える前任者の作業工程
    通常は、<裏地/表地>の2枚でいいはずなのに、なぜ3枚の生地を使うと決めたんだろう・・・という不思議さも頭をよぎりました。 


    ▪ 薄茶色の表生地はシルク。 触って初めて気づきました。 なんと縫い糸もシルク糸です。 下に白く見えるのは、表地用の裏地です。

    「え~ッこんなに細かく縫ってある! 」 ほぼ5mm間隔。 私だったらきっと1cmくらいでやっちゃうかな・・・<苦笑>。 


    ▪ 表に見える白い生地は、3枚目として使われている裏地。 裏側から生地を引き上げ、最終工程として表生地に縫い留めていきます。(破いてしまいましたが・・・)

    ▪ よって裏地1枚、表地2枚、合計3枚もの生地を使っている!?  1枚の生地は必ず上下を縫いますので、6週分手を動かしていたことになります!! 


    ◆ 解体途中、ふとTVで見た奈良薬師寺の全解体修理の番組のこともふと思い出しました。 最初に作った人がどんなことを考えながら建造したのか・・、声なき声を尊重しながら作業をすすめるプロの姿がそこにありました。 

    ◆ お読みいただいたように、このシェードの<張り仕事>は、<針仕事>の連続でひと針、ひと針手作業で縫って仕上げていくものなので、とても時間がかかるんですよ!  
    最後に余談ですが、糸等は燃やしてみるとその繊維が何かわかります。 シルクは瞬間玉ができるだけ、合成繊維は勢いよく燃えます

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  • vol.1530 カーテン用タイバックデザイン

    2025.3.22

    「タイバック」とは、
    カーテンを開けている時に、カーテン本体を縛っておくもの(布)です。 日本での一般的な呼称は、タッセルが付いていなくても「タッセル」。 日本では舟形と呼ばれる形で、1種類のみ。 

    ◆ 海外にはそれ以外にも複数あります。 また生地の雰囲気に合わせて、さまざまにデザインすることが可能です。 最近、身近にある<ハギレ生地><トリミングス類>を使って、色々なデザインタイバックを制作しています。 要は「百聞は一見に如かず」。 口頭で説明するより、見ていただいた方が早いと思っているので、せっせと制作にいそしんでいます。 

    ◆ ダマスク模様の生地とブリオン・フリンジの組み合わせ (写真下)

    ご存じダマスク模様は、クラシックなインテリアスタイルの代名詞ともいえる文様。 華やかでエレガント、そして高級感のあるインテリアに合う生地で、日本でもよく見かける生地です。 合わせたトリムは、ブリオンフリンジです。 写真(下)の色が違って見えますが、スマホ撮りなので・・、全く同じもの。 裏側も使えるように、ミシン目が出ないように縫製しています!

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  • vol.1529 皇室の方々が持つ扇子のタッセル

    2025.2.14

    ◆ 皇室の女性の方々が正装の時にお持ちの扇子。 帽子にロングドレスを身に着けた公式な場面では、扇子も必須アイテムだということがわかります。 扇子には必ず長い紐の先に「タッセル」が付いてますが、果たしてあのタッセルはどんな風に作られているんだろう・・と、かねがね思っていました<苦笑>。

    ◆先日ネットニュースで流れてきた写真で、その形状がはっきりとわかる写真があり、思わず見入ってしまいました。 やはり作りは、頭に平円形の木型が入った日本の房の作り方なんですね~。 考えてみれば、当然と言えば当然のことでした。 日本国を代表する方々は、あくまでも日本製を使うのは当たり前。 でも、これまで疑問に思っていたことが解決してくれてスッキリです!! <笑>。

    ◆ 写真をタップすると元の情報に飛びます(【情報: 女性セブンプラス】

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  • vol.1528 無料セミナーのご案内

    2025.2.12

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    ◆ 一昨年から開始した新しいカリキュラム、「美カーテンデザイン実践講座」。 カーテンを作る時、窓の形状、その窓がある部屋の役割は何なのかを把握するのは最低限の情報です。 お客様の好みも大事ですが、プロとして提案する時、おびただしい数の中から最適なファブリックを選び出すための思考をめぐらすには、どんな知識が必要なのか考えたことはおありですか? 

    ◆ 窓装飾は、大きな面積を占めるためインテリア全体に影響する度合はとても高く、逆に言えば住んでいる人の心理的な影響も決して少なくありません。 インテリアをまとめあげるということは、お客様の持っている家具類や調度品、絵画やアート、照明やお部屋の色の配分等々、それら全体を把握し、プロとして提案するイメージを瞬時に固められるかが重要です。 
    そのイメージに合う窓装飾の最適な候補はどんなもので、それがファブリックを選択した場合、イメージのものはどこに行けば入手できるのか、選択しようとしている生地や色はどんな意味をもち、選んだものをきちんと説明できるかが、経験を積んだプロの仕事だと思います。

    ◆ 特に窓装飾に携わっているインテリアコーディネーター、インテリアデザイナー、カーテンショップにお勤めの方々で、日常のお仕事の中で窓装飾に関する疑問や不安をお持ちの方、そんなあなたの窓装飾に関する悩みを解決します。 本講座の概略に関し、毎月無料セミナーを開催しておりますので是非ご活用ください!  きっと自分に何か足りてないかったのか・・が発見できるかもしれません。

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  • vol.1520 偽のセキュリティ警告

    2024.10.21

    ◆あわやPCが乗っ取られるかと思いました!!!!!  某会社倒産の記事を次から次へとサーフィンしながら読んでいた時、クリックした瞬間(写真)のような画面に変わり、「Microsoftフリーダイヤルに電話しろ」という大音量の日本語が流れ・・・・目が点、頭の中真っ白。 さて、どうしたらいいもんか? としばし呆然。

    ◆あまりの大音量に気が動転してしまいます。 まずは音を消す。 音を消すことで少し冷静になれました。 MSフリーダイヤルに電話しようか・・と思い、スマホを取り出しましたが。 はて、待てよ? きっとこれらに関する情報はきっとネットで探せるかもと思い、検索したら「やっぱりありました!!」 

    ◆冷静になれたことで、出てきた画面右上のXマークで、ひとつひとつ画面を消していき、すべて消し終えたら、元の画面に戻ることができ一安心。 皆さんも気をつけてくださいね。 この情報が皆さんのお役に立つといいんですが・・・。

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