2021.1.27
◆ 昨年11月のコラムvol.1319 カーテン納品を見た方達から、「お部屋の写真を見たい!」というご要望が多数寄せられました!?? 少しびっくりしましたが、確かに考えてみたらそうかもしれません。 先日撮影にお邪魔し、写真公開のご了解を得てますので、一部をご紹介したいと思います。
◆ 発端は、生徒さんでもあるお母様からのご相談。 お嬢様がリフォーム計画がおありながらも多忙な方で、またどこからどうアイデアをまとめて行ったらいいいかわからず、遅々として進んでないということでした。 ご本人の希望は、既存のお部屋の茶色いイメージを一新し、明るく白い部屋にしたいとのこと。 フランス留学経験もおありで、目も肥えてるお施主さまです。
リビングに始まり、キッチン、トイレの移動、玄関、そしてピアノ室と、5部屋のリフォーム。 主なご提案内容は、収納デザイン、壁紙選び(トイレ・リビング・ピアノ室、玄関)のサポート、シェード制作、照明の選択、レイアウト図作成等でのアドバイスとなりました。 今回はリビングをご紹介させていただきます。
【BEFORE】収納場所が少なく、正面及び右側窓の茶色のカーテン・バーも取り外したいとのこと。
【AFTER】正面窓際に全面造作家具の収納スペースを確保。 デッドスペースになりがちなコーナーの小さな壁には、思い切って造作家具でガラス戸付きショウケースを設置。 各部屋に分散していたご自慢のオブジェを集中陳列。
【ドア側から見たリビング】お客様が選択されたテーブルセットとモダンな照明が設置され、完成。
◆ 一般の方がインテリアをまとめ上げていくことは、決してたやすいことだとは思いません。 インテリアにあまりこだわりのない方なら、工務店さんに丸投げすることもできますが・・・。 しかしある程度こだわりをもっている場合、お施主さんであるご自分の考えに寄り添ってくれ、それに合ったよりセンスのいい提案してくれるインテリアのプロの方に相談するのが一番の近道だと思います。 なんといっても情報力とセンスで、お客様が受け取る見返りは大きいと思います。
タッセル教室東京・自由が丘、インテリアデザインのトリニティ
2021.1.22
◆ タッセルのヘッド部分は、基本的に糸やコードなどでカバーリングされますが、更にその上に飾りを付けていくことがよくあります。 ポピュラーなものとしては、ネッティング(英)と呼ばれるもの。 手間はかかりますが、アクセントとして表情豊かにさせる効果があります。
◆ ネッティングの方法は、刺繍のブランケットステッチと似ています。 段数が増え、糸同士の交点は「シングル」です。 実は、その他に「ダブル」や「トリプル」という手法もあります。 カリキュラムにあるポンポンストリングや今年の干支タッセルで作っていただいたのは、ダブル(2 points) です。 これが理解できれば、トリプル(3points)も簡単です。 比較するために、カリキュラムタッセルと同じ木型を使い、サンプルを作ってみました。 写真の左側がダブル、右側がトリプルです。作ってみるとわかる意外な注意点。 飾り糸の色変更もあって作り替えること3回・・・<苦笑>。 もし作り方に興味のある方は、教室でお尋ねくださいね。
タッセル教室東京・自由が丘、ソフトファニシング教室のトリニティ
2021.1.7
◆ 昨年12月にお客様からいただいたLADUREE(ラデュレ)のギフト。 私の性分からして、LADUREEのような素敵な箱をほったらかしにはできませんよね~<笑>。 箱を眺めつつ構想を練り、最初にイメージしたお花のモチーフから一転、ガラリと考えが変わり、箱上部に印刷されたLADUREEの文字を囲んであるリーフを再現。 月桂樹の葉かどうかわかりませんが、結果”Laurel crown”風にして見ました。
◆LADUREEの創業は、1862年とのこと。 この時期は、ナポレオン三世による第二帝政時代<1850~1870>。 しかし代は変わっても、ナポレオン時代のアンピール様式の香りは残っています。 そんな時代の空気の中で、LADUREEのロゴにその文字を囲む月桂樹らしきものが使われているのも想像に難くないですね。 作った飾りは、スタンプワークのような立体刺繍に見えなくもないですが、テクニックは全てパスマントリー世界のものです。
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2021.1.1
◆干支をテーマにしたタッセルを作り始め、今年で8作目。 干支の漢字「丑」は、方角や時刻を表しますが、タッセルとなるとやはり「牛」の形になってしまいますね。 今回のタッセルは、スイスの野原に放牧された牛をイメージしてみました。 カウベルを付けた牛、そしてスイスの国花であるエーデルワイスをイメージしたスカート飾りにと・・・、そして背景は、マッターホルンの春の写真です。
※「干支タッセルを作ろう2021特別講座」<生徒さん限定>は、昨年12月から開始されています。 ご希望の方はお問い合わせください。 ※
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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2020.12.19
◆ 使い始めてから、随分時間がたつ一眼レフのカメラ・・・。 もっぱら作品撮りを中心に、活躍してくれている私の愛用品。 愛用品にしては、しまう時はハンカチ一枚!? にくるむとは・・・あまりにかわいそうだといつも思いながらも、カメラバッグは大きすぎて好きになれず、バッグは無用の長物と化しています。
◆ 今年の夏に、写真を趣味にしている姪にあった時、彼女のカメラがなんかコンパクトでオシャレな感じに携帯していたので、「これってなんかコンパクトでいいよね~。買ったの??」 もちろんそうらしいが、私から見ると作れそうに思えたので、記憶を辿りながら作ってみました~<笑>。 生地の中側をキルティングにして風呂敷のように、左右前後をたためば終わり。 一応マジックテープをつけて、太いゴムでレンズ部分にひっかける。 サイズは47cm角。 トリニティの織マークをつけて、アクセントに。 これで長い事気になっていたことが、年内に解決してスッキリ~!!
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2020.12.16
◆ 今年は少し時間の余裕があったせいか、新しい作品を沢山作った気がします。 カリキュラムのことはちょっと度外視。 作りたいものをつくる・・・、そんな感じでした。
挑戦してみたい、作ってみたいと思う動機は一体何でしょう。 作った時のことをふり返ると、アトリエのストックのどこかを探したら、素材はなんとなく間に合いそう・・・。 そうなんです、作りたくても材料が手元にないと、「いつかは作りたい」で終わってしまい、そのうち忘れていたり<笑>。 そしてもう一つ、新しいテクニックを見つけては、それを実現したい・・・、このふたつが主な動機かな、と思っています。
◆ さて作品のご紹介は、メトロポリタン美術館所蔵の19世紀アンティークタッセルへのチャレンジ版。 Webで見て、ひょっとしたら作れるかな!? と思い、無謀にも挑戦してみました。 スカート飾りのひとつである「トルネード」。 持ち合わせの材料が少し太く、イメージからちょっとかけ離れてしまいましたが・・・。 まだまだ作りたいものが沢山ありますが、それは来年回しということで・・・。
◆ 現代のタッセルは、アンティークタッセルのさまざまなテクニックを踏襲し、それらを使ったものの上に成り立っています。 さまざまな種類のパーツが作れるようになると、新しいデザインを考える時、バラエティに富んだ作品を生み出すことができると信じています。 アンティークタッセルに学ぶことは多い。
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2020.12.12
◆ 先日、お客様からお礼にといただいたフランスのラドュレのお菓子。 箱を飾ってあるリボンは、淡~いベビーピンクの綺麗なリボンでした。 これまであまり意識してなかったこの色「ベビーピンク」。 眺めていると、この淡さ加減が何とも優しい気分にさせてくれるんですね~。 インテリアでは子供の世界の色、なんて思ってた私にとっては、新しい発見かも!!
◆ この色にインスピレーションをもらって作ったパスマントリー小作品。 2cm程の小さな、小さなお花です。 今日は教室一週間の終わりの土曜日。 夕方のちょっとした合間に、息抜きで作ってみました・・・。
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2020.12.10
◆ お客様からランプシェード制作のご依頼を受けたのですが・・・。 なんと下のリングは行方不明とのこと<苦笑>。 でもトリニティは大丈夫!! 部分的なパーツも発注も可能なので、下のリング部分だけを工場に発注し完成です。 ご希望はプリーツ仕立て。 完成後、何か物足りないな・・・と感じてました。
◆お渡し日に、 フランスで購入してストックで眠っていたブレードを思い出し、ご提案<笑>。 合わせて見たら何とも一気に華やかな雰囲気に変身!! 日本ではよく見かけるリザードタイプのブレード。 しかしその上更にブルーの細い紐飾りがついているもので、このデザインはあまり見かけたことがありません。 ブレードもパマンとリーのお仲間なんですよ。 パスマントリーってやはり不思議な存在ですね~。 「ある」と「ない」とでは、全く違う雰囲気を出してくれるものです。
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2020.11.22
◆ お花屋さんの店頭にはポインセチアが並びはじめ、もうすでにクリスマスシーズン突入ですね。 教室のあるビル前の遊歩道の木々にも、4~5日前からイルミネーションが点灯しています。 どういう訳か、今年は青と白の2色使い。 コロナのせいか華やかさも若干不足気味~!? <苦笑>。
◆ さて、毎年見ているポインセチアですが、今年は見た瞬間「そうだ、ポインセチア色のクリスマスロゼットを作ろう!!」と思い立ち、チャレンジしてみました。 色や形がポインセチアを想起させるだけでなく、タッセルを知っている人の目には、この制作に使った三っつの技法も新鮮に映ってくれればいいな・・と思っています。 完成した途端、なにかウキウキする色の華やかさと、思い通りのイメージに作品が完成しニンマリ。 ”メリークリスマス!! “ ん、ちょっと早いか~<笑>。
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2020.11.19
※限定数に達しましたので、〆切りさせていただきました。
◆ 例年、干支タッセル制作ご案内は、お正月明け早々にしていましたが、昨年同様に年内から制作を開始していただけるように、早々に準備を開始。 2021年は丑年。 牛のフィギュアを見ながら、デザインの試行錯誤を繰り返し、ほぼ完成しました~。 ご希望される方、ご興味のある方は直接メールもしくは教室でお尋ねください。
◆ 干支タッセル制作をご希望される方は、上級者や研究科レベルの方が多いので、デザインを考える際、ひとつでも新しいテクニックを・・と考えてしまいます。 それはデザインを作る私のチャレンジでもあり、生徒さんにとっては、カリキュラムでは提供していない新しいテクニックを習得していただけるのも、干支タッセルに隠されたひとつの楽しみ(!?)かもしれません。
多くの方への完成タッセルのお披露目は、お正月となってしまいますが、お許しを。 是非お楽しみにしてくださいね。
牛のフィギュアにカウベルをあしらってみましたよ~。
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