2018.6.6
◆ 只今、ご依頼品の「椅子カバー(ルースカバー)」制作進行中。 5月のコラム、いや6月に入っても、ソフトファニシング作品のお話しばかりになってしまっていますね~。 しかし毎年が違うように、それは日々違う毎日が来るからなんですよね~。
◆ これまでも「椅子カバー」については、何編かコラムで紹介していますが、一台として同じ椅子はなく、これが一番悩ましいところ。 それぞれの椅子に合ったデザインを考え、生地の使い方も考え、型紙を取り・・・、ソフトファニシングの中でも、工程の多さや立体に縫うことは難易度の高いものですが、作成された生徒さんは多いんですよ。
◆ 制作途中でこっちのデザインの方がいいなと思い、当初のデザインから、急遽座面の背面部分のデザインを変更してしまいました<苦笑>。 あ~、私のこだわりの性格が<汗>。 車の運転に例えればウィンカーも出さずに左折するようなもん!? お~こわッ<笑>。
2018.6.1
◆ 和服の道行きコートをご持参されたお客様。「これをファブリックパネルに仕立てて欲しいんですが・・。」とのご依頼を受けた作品が完成。 サーモンピンクの生地の裏には、一輪の金糸の花を表現するためだけに、裏側にはビッシリと金糸が施されていて・・・。 とても贅沢な作りをしているんだなぁ~と思います。
◆ さて、どの部分をパネルにしたいかお聞きし、そのサイズにあうパネルサイズを発注。 特注サイズのパネルは、花柄がきれいに見えて、かつパネルサイズ自体も美しく見えるサイズを計算。 建築、アート等さまざまな分野で使われるデザインの原則は、もちろんインテリアの中でもよく使います。 サイズ決定に困った時は、黄金比を使うようにしてます。
◆ 皆さんも思い出の生地、大好きな生地等をパネルに仕立ててみませんか? 生徒さんの中でご希望があれば、教室で作り方をお教えしますよ~。
2018.5.29
◆ ファブリックは単に広げた状態で見ていた時より、何か形になった時にさらにその魅力を醸し出す時があります。 同じ柄のファブリック<“Du barry” by Charles BURGER, Paris>ですが色違い(ブルー・ベージュ)で、ランプシェード2体をお作りしました。
◆ 裁断までは何も感じませんでしたが、シェードに仕立てたブルーの生地の方は、まるでカメオグラスの彫刻を施したウェッジウッドの陶器を彷彿するような感じで、その生地の存在がさらに際立ちました。 おもしろいですね~。 完成形を見て感動する、だからこそファブリックは楽しいんだと思っています。
2018.5.24
◆ 連日、ご依頼品の制作作業が続いてます・・・。 既にお引渡しをしましたものの中に、ふたつの生地を使い、リバーシブルで使用できるテーブルランナーも。 打ち合わせの時、「両端には、こんな感じの色のタッセルを作ってください。」 指さした先は、青色生地のGrand Torianonの模様の中にあるグレー色。 「お任せください!!」 口に出してはいいませんでしたが、私の十八番とするところです<笑>。
◆ ソフトファニシングとタッセルの融合、いわゆる布類と糸(タッセル類) の関係性は、とても馴染みのいいものとして、インテリアの中に存在しています。 ご依頼品制作をしていると、プロとして更なる高みに到達を・・・、と思う今日この頃。 多分一生勉強することに終わりはないのかもしれませんね。
2018.5.13
◆ 5月最初のブログになってしまいました・・。休暇明けからエンジンフル回転で、カーテンをはじめとするご依頼品の数々を制作中~。 五月病そっちのけデス<苦笑>。
◆ 素敵な生地に出会うことはとても楽しいこと。 それらの生地を作品に仕立てるのは、もっと素敵なこと。 今回のプロジェクトでは、仏シャール・ブルジェ社の生地を使用。 カーテン用の生地名は”Petit Trianon”。その他の生地名はGrand Trianon、マリーアントワネットを彷彿させるロココ調の響きを持つ生地名です。 昨日カーテンのお引渡しをさせていただきました。 怒涛の一週間が過ぎ、ふぅ~、さすがに疲れたぁ。
2018.4.28
◆ お客様が持ち込まれた「クロス刺繍」作品。 お友達からいただいたものだそうです。「もう、額に入れて飾るスペースもないから、クッションに仕立てたい」とのこと。 確かに刺繍された布だけをいただいても、押し入れで眠ってしまうケースも少なくないと想像します<苦笑>。 昨日ご依頼いただいていたクッションをお渡ししました。
◆ ソ フトファニシングの中に、生地本体を取り囲むようなテクニック「額縁仕立て」というものがあります。 応用範囲も広く、カーテン、ブラインドの縁等大きいものから小物なんかにも。 (体験講座でもやっていただけますよ!) さて、この額縁仕立ては、装飾的なアクセント効果にもなりますが、布が足りない場合なんかにも応用が効くんですよね~<笑>。 但し、とても正確性が求められる縫製が必要なんですよね~。 新しく購入されたカウチに合わせたいとのことでしたが、とても気に入っていただけました。 Ms. H.M-san、ありがとうございました!!
2018.4.26
◆ 和風バッグ用のタッセルを作りたい、とタッセルクラスの生徒さんからのリクエスト。 「アソシエイツコース」のカリキュラムにあるデザインをご提案。 もちろん和風仕立てなので、色や素材は全面変更です。 ちなみに、カリキュラムのデザインは、こちらから「8. 編み飾りヘッドのタッセル」。
◆ 同じデザインでも、素材や色を変えることによって、こんな<写真>にも変わることをご確認いただければと・・・。 タッセル作りでの配色や使用する素材等によって、そのタッセルの存在感にとても大きな影響を与えるものだと思っております。
タッセル講座、ソフトファニシング講座のトリニティ
2018.4.4
※只今4月24日開催の「タッセルコードメイキング特別講座」をご案内中→ こちらから※
◆ これまで便利に使っていた空き箱。 汚れてきたので捨てようと思ったのですが「はて、待てよ」。ハギレ布を張り再生してしまいました。 中国趣味的な色合い、かつ生地ベースの部分には、陶磁器の焼成後にできる貫入のようなひび模様が入っていて、まさにシノワズリー的雰囲気の生地です。
◆ 蓋は木製で、開ける時のために角が少し切られています。 完成後、何んか飾りのアクセントが欲しいなぁと思い、ツマミを作ってみました。 タッセルカリキュラムにある「ターキーヘッド」の応用編、若干難易度高しデス。 よりアジアンチックに変身でしょ。 ちなみこの箱には、滋賀県近江八万「たねやの最中」が入ってた空き箱でした~<笑>。
2018.3.27
◆ お嬢さんの出産の前準備として、生徒さんがベビー用のデュベカバー: Duvet cover(布団カバー)を作られました。サイズが小さいので、あっという間の2時間で完成。 ベビー用と言ってもその作り方は本格的な作り方なんですよ。 生徒さん曰く「私が使っているラルフローレンのカバーと一緒だわ~」<笑>。
◆ カバーの足元側に本体を出し入れするくちを付け、スナップボタンで留める方式で作ります。 一個作成すれば、後はお渡しするカリキュラムを見て、何枚も作れますよね。 ソフトファニシングは一度の作品作りで、そのスキルを習得できてしまいますので、その点がとてもいいところだな~と、皆さんの作られた作品を見るたびに、そう思います。
2018.3.24
◆ ご案内中の「タッセルコード作りの特別講座→★」。 昨日第一回目終了!! 皆さん大変お疲れさまでした~。 予定の2時間を大幅に超えてしまい、ちょっとご迷惑をおかけしましたが、皆さん最後までお付き合いいただきました。 今回初めての試みでしたので、見直すべき点を修正し次回以降に生かしたいと思います。
◆ 皆さんが作られた作品<写真>。 やはり色の選択に各人の個性が出てますね~。 そう「好きなものは好き。」それでいいんです!! また、皆さんの色選択を拝見していると、私の方にもまた学ぶ点はありますしね~。
★次回は、4月24日(火曜) を予定していますので、皆さまのご参加お待ちしております。先のご案内から、若干変更する点がありますので、近々の最新のご案内をご覧ください。★