2020.9.8
◆今回のデザインは、ご覧になったことがある方も多いと思います。 デザインがシンプルなので、素材や色を変えれば、洋風から和風に変身!! たまたま店頭に飾ってあったバッグに飾ったら、お店のスタッフの方からもバッグがぐんと高級に見えると絶賛いただき、感激です! こんな事例、すなわちタッセルの存在が、対象物をぐんと見栄えさせてくれるケースは、これまでも沢山実感してきました。
◆ シルク糸をたっぷり使ったスカートの揺れ感が素敵です。<本体大きさ: 14cm、紐除く> もちろん、ご希望の方には販売もOKです。→お問い合わせはこちら。
撮影場所『タンス屋蒲田店』大田区西蒲田8-2-8 ユザワヤ蒲田5号館3F
2020.9.6
◆使わずにしまってあったシルク糸を見た途端、制作意欲に火が付きました<笑>。 先週はひたすら『和風タッセル』を作っていました。 作った数はシルク糸の色の数だけ。 今回からひとつずつそれらをご紹介していきますね。 一気にご紹介すると目がうるうるしちゃいますからね~。
今日は、渋いキンチャ色タッセルのイッピンです。 また糸に合わせ、これまた金色をいぶしたような アンティーク調の金古美パーツをアレンジしてみました。 <本体大きさ: 9cm、紐除く>
もちろん、ご希望の方には販売もOKです。→お問い合わせはこちら。
◆ さて、作品の写真を撮る段階になって、はて、私のストックに和風の生地はまったくない・・・ことに気づきました。 写真背景はとても大事。 頭を巡らした結果、着物の古着屋さんで写真を撮ることを思いつき、お願いしたら快諾していただきました。 ご対応いただいたスタッフの方に厚くお礼申し上げます!!
撮影場所『タンス屋蒲田店』大田区西蒲田8-2-8 ユザワヤ蒲田5号館3F
2020.8.11
◆ 手元にあった空き箱を見た途端、デザインが浮かび、ロゼットとリボンを組み合わせた「箱の蓋飾り」を作って見ました。 ロゼットは、パスマントリーの手法ですが、リボン部分はソフトファニシングの「ファブリックトリム」の手法です。持てるスキルの合体というところでしょうか・・・。
◆ さて、何か手仕事をされていて、”材料持ちの人”はお分かりかと思いますが、時間の経過とともに材料が少しずつ貯まってしまいます。 しかし、勿体なくてなかなか捨てられず、貯まっていく一方ですね~。 今回のように新しい作品の材料は、これらをできるだけ活用するようにしてます。
新しい作品作りは、空きスペースを作る目的!? にもなっているかもしれません <苦笑>。
2020.7.22
◆ 着物生地に合わせた「和風タッセル」制作のご依頼。 サンプル生地を送っていただき、それを眺めながら、いろいろ検討した結果、今回私は少し濃い目に赤を選択しました。 タッセルの色選びは、生地に使用されている色を使えば失敗はありません。
◆ しかし色選択の違いは、いかような雰囲気にも、すなわち元気な雰囲気にも、だる~い感じにも、寂しい感じにも、そしてひっそりとした感じにも・・・、さまざまに雰囲気を変化させることもできますね。
2020.7.10
◆ 作りたい「タッセル」のデザインは、昔からずっとノートやデザイン帳に書きとめています。 前々回コラムの作品「大きなリボン」も実はそのひとつ<笑>。 思いついた時点で、そのデザインを出すチャンスやタイミングがなくても、いつかはきっと・・・。 さて時間が経ち、またそのメモを見て興味を失わなければ、陽の目を見る。 この作品のタイミングが、今なのかもしれません。
◆ 試作がてら制作してみますが、それがそのまま完成品に至るというのは稀<苦笑>。 2個作ってやっと納得のものができました! 「かわいい~」、完成時に自分がどう思うか、これも大事ですね。 飾るものは、バッグでも箱でも、幅広く活用できるデザインかと思いますが、いかがでしょう。
♥色違いで制作サービスもお受けします!
♥長さ: 8cm(紐部分を除く) ご連絡お待ちしてます!! →こちらから★
2020.6.19
◆ タッセルをふたつ同時に下げて飾る場合、紐の結び目を飾るリボン形状をしたパーツの名は、”ノード”と呼びます。 実はソフトファニシングの中でも同じような考え方があり、カーテンの上飾り用としてさまざまな種類がありますが、それら全体を”トリム”と呼び、カリキュラムとして4つのモチーフ<ロゼット/シュウ/ティアードロゼット/マルチクロス>を習得していただけます。
もちろんソフトファニシングでは布で作成しますが、パスマントリーの場合はスプリング形状のカネティーユと糸を用いますが、今回はカルトージュ方式で大きなリボンを作り、ジョーマローンの空き箱を活用し飾ってみました<苦笑>。
◆ ノードを飾る小さなパーツ類は、中央に”カルチザン”のロゼット飾り。その中心を飾る”ポワ・クティ”。 (今回初)。 4つのリボンを飾る小さなお花は、”カネティーユ”。 これらのパーツはすべて手作業で作ります。 タッセルクラスの上級、研究科を受講された方にとっては、お馴染みのテクニック。 教室で実物をご覧いただけます。
2020.6.12
◆ 昨年6月に発表した新作デザインタッセル「ナンタケットリング使いのタッセル」。 ナンタケットバスケット山中湖教室の小鹿先生とのコラボタッセルです。
◆実は私の手元にこのサンプルが存在せず・・・・<苦笑>。 それもあり、また一般の方にもご購入いただけるようにしたいと考え、自粛期間中の時間を利用し、バスケットの先生にリング部分の作成をご依頼。 やっと完成しました。 後日HPのショップにアップする予定でおりますが、黒とベージュ各1個ずつしか準備がございませんので、もしこのコラムをご覧になり、ご購入を希望される方は先にご連絡ください。
★商品詳細: 全体の長さ6cm (紐部分含まず) 、紐の長さ11cm
★価格: 黒・ベージュ各々12,000円 (税込・送料無) ※ページを見てご連絡いただいた方には、2,000円OFFにてお届けします。
ナンタケットバスケットへ装飾例
2020.2.29
◆ 既に納品を終えたフリルクッションですが、ご依頼主のインテリアコーディネーターの方が、セッティングした写真を送ってきてくれました。 (因みに写真の中のランプシェードもお納めさせていただきました。) お聞きした話によると、米国滞在が長かったお客様との事。 さすが、ベッド廻りひとつとってもおろそかにしない、整ったベッドメイキングですね。
◆ 通常日本ではベッドカバーと呼んでるものは、米語ではベッドスプレッドと呼ばれ、またフリルも米語ではラッフルと呼ばれます。 クッションと同じ生地を使ったカバーと一緒に素敵にセッティングされてます。 フリルのヒラヒラ(苦笑)が、雰囲気に動きを与えてますね。 ご依頼品がどんな風にインテリアに活かされているのか拝見させていただくことは、制作者としてはとても嬉しいものなんです!! Ms. Tomoko-san, thank you for sending the photo!
2020.2.25
◆ 既にタッセルのカリキュラム(アドバンストコース★)でも提供している「ループタッセル」。 色違いを作ってほしいとのご依頼を受け、ご希望色のグレーでまとめてみました。 グレーと一言で言っても、実な様々なグレー色があり、それらをどのように配置して行くかは、とても時間がかかる作業です。 新規に作成するのと差ほど違いはないかもしれません。 さらなる困難は、使いたい糸に色が無かったりと・・・<苦笑>。
◆ 手元にあったグレー系の生地に、完成品を生地に並べてみました。 上はグレーとベージュ系の生地、下はグレーに白の刺繍、もちろん、これ以外にグレー系の生地は世の中には沢山存在することでしょう。 すべての生地にマッチするものは、なかなか難しいものがあります。 海外の名だたるパスマントリーメーカーのほとんどが、その制作の中心を、お客様のお誂え品として制作する別注品(besopoke)で作る、というのも納得できることです・・・。
2020.2.11
◆ 「洋(タッセル)」と「和(房)」の違いは何でしょうか? 形から見れば、洋のタッセルはいろいろ飾りがついているのに対し、和の房はほとんど飾りがなくシンプルで房そのもの。 和風タッセル(房)は、現代の中での活躍の場もそんなに多くないせいか、自由に選べる環境にあるとは言いがたい状況のように感じています。
◆ 形状もさることながら、決定的な違いは「色使い」だと思います。 インテリアでもそうですが、その国の気候風土や歴史的背景の異なる国ごとに、好まれる色や使われる色、更には色の持つ意味までさえも影響してくる場合があります。 もちろん、日本にも日本独特の色合いというものが存在します。 さて、ご依頼で制作した「和風タッセル」。 形はシンプルモダンに、そして色は日本の赤や紫等を選んでいます。