
2012.10.20
n ご希望が多く寄せられていたファータッセルの講座。 どんな原料と出会えるかも不明で、皆さんには、曖昧なお返事になっていましたが、先日ようやくゲットしましたので、今年も「ファータッセル」をやることに決定!!
n 写真は、まだ原皮の状態です。 「良質で、かつ綺麗な色のもの・・・・」、ということで選んだのが、この<こげ茶色>と<シックなベージュ色>。 このベージュは見た瞬間、品があり、なかなか出会えない色だと直感。 それにしても、たった2枚しか入手できず・・・、自然のものを選ぶのは、難しさがありますね。
さて、色と相談しながらデザインはこれからですが、やはり目指すは、「大人の女性のためのファータッセル」。 今回は、教室主催の「特別講座」ですが、生徒さん以外の方でコラムをお読みいただいている方も受講できるような形で発表する予定です。(実施は年内。※数に限りがありますので、事前リーチもお受けします。) 楽しみにしててくださいね!!
2012.10.18
n 東京駅構内で、天井を見上げた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 先日私も通りかかった時に見上げた一人です。 見上げた天井の淡い黄色や淡いグリーン、そして日本的な形ではありますが、花飾り、鷲、干支等をかたどった白いレリーフは、イギリスの「Kenwood House」のグレートルーム(図書館)<写真>を思い出しました。
この建物は、18世紀のイギリスの建築家ロバート・アダムの代表的な建築物。特に写真のグレートルーム(図書館)と呼ばれるこの部屋のインテリアは、彼の傑出作品とされているものです。 このKenwood Houseの庭園で撮影された、ジュリアロバーツ主演映画、「ノッテングヒルの恋人」でも有名な場所。 私は近所に住んでいましたし、学校の課外授業や野外コンサートなどで、何回も訪れた素敵なところで、お勧めの場所です。
■ 駅でパンフレット<写真>をもらってきましたが、それによるとオリジナル建築として仕上げた建築家、辰野金吾氏は、やはりロンドン留学(4年間)をしていたんですね~。 Kenwood Houseを見たかどうかはわかりませんが、イギリスの当時のインテリアの色使いや、レリーフ使いなど、似た雰囲気をもっています。 ま、それより何より、この復元は、「駅」という普段通り過ぎる場所で、明治の日本人の進取の気鋭を身近に感じ取るとることができる、そこが一番なのではないでしょうか。
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2012.9.22
◆ 「今年フランスで、アンティークビーズを仕入れてきたので、是非見にきてね。」と、友人に言われていたのでアトリエへ。 ビーズ刺繍教室(Kハウス)を主宰する彼女は、既に16年の長きに渡る教室歴があり、運営面では私の大先輩格。 足元にも及びません。 ビーズだけかと思っていたら、なんと「アンティークなタッセル」も拝見させていただきました。 この感激を早速写真に収めさせていただきました。
◆ 現地のアンティークビーズの仕入れ先で見つけたものとのこと。 お店の方のお話によると、1800年代後期のものだそうです。 使われている糸はシルクとコットンのみで、スカートには、torsade(螺旋状に撚られた房)、rosette(小さな薔薇のモチーフ)、また、vol. 190 タッセルの構造 モールド編でご紹介しました、ヘッドのテクニック等々、当時のオーナメント (さまざまな飾り類の意味)のデザインがふんだんに使われています。 しかし、アンティークと言っても、糸に痛みや経年変化による劣化はほとんど見られず、状態はとても良好なので、大事に保存されていたものと想像します。
◆ インテリアの世界でも同じですが、昔の家具の形は同じでも、ポリカーボネイト等の新素材になって、生まれ変わったりしています。 タッセルも同様、現代タッセルの中に、当時のデザインの名残りを沢山見ることができます。 本当にいいものを見せていただいて、感激でした!! 帰り際、思いもよらず「貸し出ししてもいいわよ。」とまで言っていただき、当教室でも皆さんにも、「本当の本物」をご覧いただける機会を作る予定でいますので、楽しみにしていてください。
それにしてもまたもや、終電の帰還となりました。 話がはずみいつものことですが・・・・(笑)。
タッセル教室東京自由が丘・ソフトファニシング教室のトリニティ
2012.9.4
◆ ふらっとと立ち寄った着物の古着屋さん。 家の中に飾ってある額のイメージと重なって<写真下>。 つい生地を購入。 これをなんとか、今の額の中のものと差し替えたら面白いのでは・・・と。
◆ お店の方の生地説明によると、「仮絵羽といって、生地の柄合せをしてお客さまに見てもらうように、仮仕立てをしている状態のもので、誰も袖を通してないものないんですよ。」 「か、カリエバ!・・・?????」 着物については門外漢の私。 裾に広がる絵の構図と黒を基調にしているところから、上述の発想となった。 それにしても、値段は激安!! (2,100円) 絵は、山鉾巡行が見てとれるので、きっと京都の祇園祭を描いたものと思われる。 また、祭りの特徴である、旧家や老舗が持つ伝来の屏風や宝物を披露している家も描かれている素敵な図柄!
◆ よく、インテリアのなかで、着物の帯をテーブルランナーにする発想は以前からよく見かけますが、金糸使いの豪華さや派手な色があまりにも「ハレ」的なので、普段使いのシチュエーションには、ちょっと抵抗がある。 このようなものに目がいくとは、やはり私も日本人なんだなあ~とつくづく思う。 さぁ、額に入れられる日が楽しみ!!
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2012.9.1
n 秋になったら発表しようと、時間の合間に少しずつ作成しながら、準備している「新しいタッセルのデザイン」。 今回発表予定のデザインは、すべて小型サイズにこだわっています。 名づけて、「タッセル for カルトナージュ」。 そうです! カルトナージュ作品を作られている方のためのデザインを、10数個(未定)、発表させていただく予定で、鋭意準備作業中です。
n しかし、小さいとそれなりに難しさがあり、まったくの初心者の方に、最初から小さなものを作るというのは、大丈夫かなぁ・・・・と、作業を進める最中にもあれこれ悩みます。 はてさて、作成してもらう順番はどうしようか、 既存のものと組み合わせた方がやりやすいのかしら、ロードマップはどうしようか・・・・等々。 作品作りも、行きつ、戻りつ状態で。 計画より若干遅れ気味ですが、晩秋にはならないと思いますよ(笑)。 発表を楽しみにしててくださいね!!
2012.8.9
n 先日参加の某女子会は、ドリンク飲み放題付。 次は何にしようかなぁ~。やはり女子会、皆さんカクテル系の甘いお酒派が多いみたい。 カルーアミルク、カシスetc. どなたかが、「ベイリーズもおいしいよね~。」 「そうそう」、と私も同調。 残念ながらメニューにはありませんでしたが・・・。
n 私がベイリーズ(BAILEYS)を知ったのは、後にも先にも、多分これっきり!? と言えだろう飛行機のファーストクラスに乗った時。 食後にコーヒーを頼んだら、スチュワード(男性)さんが、これはいかが? と聞かれたので、「イエス、プリーズ!」。 飲んでみたら、「いけるじゃん!!」 それ以来のファンです。 もともとは、コーヒー党の私。 (※最近は、紅茶の方が断然多いですが・・・) この相性にはまってしまいました。 少々甘いので、ミルクもお砂糖も不要です。 それ以来、エコノミーでも、ビジネスでも常にリクエスト。 頼めばミニボトル(無料)を持ってきてくれます。 現在の激安競争時代は、わかりませんが・・・。
n ベイリーズは、「クリームリキュール」。 暑い時期、クラッシュアイスで飲んでもおいしいです。 是非、皆さんもお試しあれ。 目をつむって機内を想像すれば、ファーストクラスに乗った気分を味わえるかもしれません!?
2012.7.23
n 例年の夏休みは、お盆の時期に合わせお休みをいただいていましたが、今年はすこしタイミングをずらしました。 そこで、今年は8月9日(木)~8月16日(木)まで、夏季集中としてご受講できるように、タッセル、ソフトファニシングのジャンルを問わず、混在のクラスで実施します。
n タッセル、ソフトファニシングの体験講座や、「ソフトファニシングお気軽コース」等を利用しての受講のチャンスです。 「夏休みの帰省中に、集中受講をしたいのですが・・・」、という方、「一度、やってみたかったのよね~」という方、実現のきっかけにご活用ください。 是非、ご参加をお待ちしております。
2012.6.5
n 先日体験コースにお越しいただいたお客さまに、「お買い求めいただいた生地は、もう縫い終われましたか? 」 とお尋ねしたら、「それが、ミシンが故障していて・・・。」 「じゃぁ、ご近所でもあることだし、使いに来ていただいても大丈夫ですよ~。」
そんな会話から、お困りのかたがいらっしゃるのであれば・・・と思い、すぐに発表です。
ミシンはもともと設置済の環境。 空いている時間に使ってもらうのは、ミシンも本望でしょう。
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「ちょっとミシンを使いたい」サービス内容
ご自分のミシンの調子が悪い、出すのが面倒という方のための、ちょっとだけミシンを使いたい方向けサービスです。
◆Aコース: ミシンのみご利用: 500円/時間、
・同日の連続使用、2時間目以降は400円/時間)
・ミシンの基本的な機能をご説明させていただきます。
◆Bコース: ご質問随時対応: 1,500円/時間
・お客様の作業に関するご質問及びお手伝いの目安時間: 20分/時、程度)
・上記内容との組み合わせも可能です。
注1) 糸及びボビンはご持参ください。ボビンが合わない場合は、教室でご購入ください。
注2) お手伝いさせていただく場合、何か参考にされている図面等をご持参いただくと、スムーズなお手伝ができるかと思います。
注3) 事前にご予約いただき、電話(03-5726-3781)か、HP問い合せ画面から、ミシンの空き時間のご確認をお願いします。
注4) ご利用可能なミシンの種類は、写真の「シンガーmonami SC-100」家庭用です。
注5) 1回あたりの使用時間単位は1時間、連続の場合は、午前2時間(10:00~12:00)、午後3時間(13:30~16:30)となります。
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2012.5.30
n 街でよく持っている方を見かける「ハロッズのビニールバッグ」。 私も母におみやげとして、以前空港で購入しました。 背の小さい母には少し、いや少しどころが大分大きかったようで、引きずるような感じで失敗、失敗。 帰省の折、結局私が荷物を入れて持ち帰ってくるはめに。 それ以来押し入れで眠っていたのですが、先日銀座でのタッセル講習会のときに荷物が多かったので、出番となりました。(正直言って自分が持つのに抵抗あり、なんですが・・・理由は聞かないでね(笑)。 久々に見て、懐かしくなりました。
n ハロッズを中心に書かれたこの地図のモチーフ。 このディフォルメされた地図の左下にあるスローン・スクウェア(Slone Squre: 地下鉄駅名も)は、実は思い出がいっぱい詰まっている場所。 イギリス情報をマッピングしてみたいと思います。 ロンドンに行かれた時の参考に・・・・!? あまりならないかぁ~。
※ Harrods: 言わずと知れた有名なこの百貨店上層階には、実は家具や生地などのインテリア用品が沢山あり、King’s Roadに行く時間の無い人は、ここを覗くのも楽しい。
※ Jo Malone日本直営→ こちらから。
※ VV Rouleaux UK → こちらから。 コラムvol. 64のバッグもこちらで購入。
住所: 261 Pavilion Road, Sloane Square London SW1X 0BP
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2012.5.23
※トリニティオリジナルデザインのランプベースとシェードを発表しております。 詳細は→こちらから
※ランプの骨組みだけの制作も承ります。ご要望のサイズや形をお申し出ください。 詳細は→こちらから。
◆ ランプのイメージは、「ベース」と「シェード」の形で決まると前回のコラムでご紹介しましたが、いろいろな種類がある中の、ひとつを例だけの説明に終わってしまいました。 まとめてご紹介したほうがわかりやすいかと思い、カメラのSDカードの中をいろいろ探していたら、いくつか撮影したものがありましたので、それらのシェードの形(骨部分)を並べてみました。
◆ 全てが一体型になっているとは限りません。 写真のキャンドル型の後ろのものは、支柱がなく上下のリングのみしかないものもあります。シェードの骨の形によって、作り方はそれぞれ異なります。 もちろん、それに伴い型紙(製図)の取り方も変わります。皆さまがどんな形を持ち込まれて作成されるのか、楽しみにしています。
また、張替のご依頼いただき、制作することもできますので、是非お声をかけてくださいね。