
2025.6.29
インテリアをまとめる最後の最後、「仕上げ」として足していくアイテムが何かご存じですか? 英語では「Finishing Touches (フィニシングタッチ)」と言いますが、 ❶天井以外のムード照明、❷壁やテーブルを飾る絵や写真等のアートや置物等、❸お気に入りの雑誌や書籍、❹植物(花、観葉植物等)、そして目には見えませんが❺ルームフレグランスもそのひとつと言えるでしょう。 これらのアイテムは、自分の好みがはっきりと出るので、自分の個性が現れたインテリアになります。
そのひとつ、植物やお花は季節のものなので、取り入れることによって季節感を感じるとともに、空間が生き生きした雰囲気に瞬時に変わり、まるでお庭ができたような空間に変わります。
先日お花屋さんで「観賞用ブルーベリー」を初めて見て購入。 暑い時期お花は傷みやすいですが、 枝ものは結構長持ち(2~3週間程度)してくれます。 この雰囲気に味をしめ、その後「ひめみずき(2本で1,320円)」を購入。 枝もので私が知っているのは「どうだんつつじ」。 しかし価格が6,000円もするというので速攻却下<笑>。
皆さんも「グリーン」を入れて、素適な空間にしてくださいね!!
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2025.6.22
ランプシェードの一般的な形状には大きく3種類ほどあり、<円筒形>や<台形>のものは比較的短時間で作成や張替えができます。 しかしボウ(bow)と言って<弓なり形状>のものは簡単ではありません。 その一部の工程をご紹介しますね。 一番最初にやる作業の説明は省いてます。
▪弓型のシェードは、中間部分が中側にカーブするのですが、表地はそれをなぞらず、「ひだ使い」デザインにするために、生地を斜めにタックを取りながら貼り、まるでハードタイプような台形にしてあります。
▪解体しながら何気に見える前任者の作業工程
通常は、<裏地/表地>の2枚でいいはずなのに、なぜ3枚の生地を使うと決めたんだろう・・・という不思議さも頭をよぎりました。
▪ 薄茶色の表生地はシルク。 触って初めて気づきました。 なんと縫い糸もシルク糸です。 下に白く見えるのは、表地用の裏地です。
▪「え~ッこんなに細かく縫ってある! 」 ほぼ5mm間隔。 私だったらきっと1cmくらいでやっちゃうかな・・・<苦笑>。
▪ 表に見える白い生地は、3枚目として使われている裏地。 裏側から生地を引き上げ、最終工程として表生地に縫い留めていきます。(破いてしまいましたが・・・)
▪ よって裏地1枚、表地2枚、合計3枚もの生地を使っている!? 1枚の生地は必ず上下を縫いますので、6週分手を動かしていたことになります!!
◆ 解体途中、ふとTVで見た奈良薬師寺の全解体修理の番組のこともふと思い出しました。 最初に作った人がどんなことを考えながら建造したのか・・、声なき声を尊重しながら作業をすすめるプロの姿がそこにありました。
◆ お読みいただいたように、このシェードの<張り仕事>は、<針仕事>の連続で、ひと針、ひと針手作業で縫って仕上げていくものなので、とても時間がかかるんですよ!
最後に余談ですが、糸等は燃やしてみるとその繊維が何かわかります。 シルクは瞬間玉ができるだけ、合成繊維は勢いよく燃えます。
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2025.3.22
◆「タイバック」とは、
カーテンを開けている時に、カーテン本体を縛っておくもの(布)です。 日本での一般的な呼称は、タッセルが付いていなくても「タッセル」。 日本では舟形と呼ばれる形で、1種類のみ。
◆ 海外にはそれ以外にも複数あります。 また生地の雰囲気に合わせて、さまざまにデザインすることが可能です。 最近、身近にある<ハギレ生地>と<トリミングス類>を使って、色々なデザインタイバックを制作しています。 要は「百聞は一見に如かず」。 口頭で説明するより、見ていただいた方が早いと思っているので、せっせと制作にいそしんでいます。
◆ ダマスク模様の生地とブリオン・フリンジの組み合わせ (写真下)
ご存じダマスク模様は、クラシックなインテリアスタイルの代名詞ともいえる文様。 華やかでエレガント、そして高級感のあるインテリアに合う生地で、日本でもよく見かける生地です。 合わせたトリムは、ブリオンフリンジです。 写真(下)の色が違って見えますが、スマホ撮りなので・・、全く同じもの。 裏側も使えるように、ミシン目が出ないように縫製しています!
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2025.2.14
◆ 皇室の女性の方々が正装の時にお持ちの扇子。 帽子にロングドレスを身に着けた公式な場面では、扇子も必須アイテムだということがわかります。 扇子には必ず長い紐の先に「タッセル」が付いてますが、果たしてあのタッセルはどんな風に作られているんだろう・・と、かねがね思っていました<苦笑>。
◆先日ネットニュースで流れてきた写真で、その形状がはっきりとわかる写真があり、思わず見入ってしまいました。 やはり作りは、頭に平円形の木型が入った日本の房の作り方なんですね~。 考えてみれば、当然と言えば当然のことでした。 日本国を代表する方々は、あくまでも日本製を使うのは当たり前。 でも、これまで疑問に思っていたことが解決してくれてスッキリです!! <笑>。
◆ 写真をタップすると元の情報に飛びます(【情報: 女性セブンプラス】
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2025.2.12
◆「美カーテンデザイン実践講座」無料セミナーの日程/お申込みはこちらから→★
◆ 一昨年から開始した新しいカリキュラム、「美カーテンデザイン実践講座」。 カーテンを作る時、窓の形状、その窓がある部屋の役割は何なのかを把握するのは最低限の情報です。 お客様の好みも大事ですが、プロとして提案する時、おびただしい数の中から最適なファブリックを選び出すための思考をめぐらすには、どんな知識が必要なのか考えたことはおありですか?
◆ 窓装飾は、大きな面積を占めるためインテリア全体に影響する度合はとても高く、逆に言えば住んでいる人の心理的な影響も決して少なくありません。 インテリアをまとめあげるということは、お客様の持っている家具類や調度品、絵画やアート、照明やお部屋の色の配分等々、それら全体を把握し、プロとして提案するイメージを瞬時に固められるかが重要です。
そのイメージに合う窓装飾の最適な候補はどんなもので、それがファブリックを選択した場合、イメージのものはどこに行けば入手できるのか、選択しようとしている生地や色はどんな意味をもち、選んだものをきちんと説明できるかが、経験を積んだプロの仕事だと思います。
◆ 特に窓装飾に携わっているインテリアコーディネーター、インテリアデザイナー、カーテンショップにお勤めの方々で、日常のお仕事の中で窓装飾に関する疑問や不安をお持ちの方、そんなあなたの窓装飾に関する悩みを解決します。 本講座の概略に関し、毎月無料セミナーを開催しておりますので是非ご活用ください! きっと自分に何か足りてないかったのか・・が発見できるかもしれません。
2024.10.21
◆あわやPCが乗っ取られるかと思いました!!!!! 某会社倒産の記事を次から次へとサーフィンしながら読んでいた時、クリックした瞬間(写真)のような画面に変わり、「Microsoftフリーダイヤルに電話しろ」という大音量の日本語が流れ・・・・目が点、頭の中真っ白。 さて、どうしたらいいもんか? としばし呆然。
◆あまりの大音量に気が動転してしまいます。 まずは音を消す。 音を消すことで少し冷静になれました。 MSフリーダイヤルに電話しようか・・と思い、スマホを取り出しましたが。 はて、待てよ? きっとこれらに関する情報はきっとネットで探せるかもと思い、検索したら「やっぱりありました!!」
◆冷静になれたことで、出てきた画面右上のXマークで、ひとつひとつ画面を消していき、すべて消し終えたら、元の画面に戻ることができ一安心。 皆さんも気をつけてくださいね。 この情報が皆さんのお役に立つといいんですが・・・。
2024.10.4
◆久しぶりの国内出張。 東北なので東京よりは涼しいと思いきや、仙台も28°超える暑さ・・・。 しかし暦と自然は確実に進んでいて、この季節ならではの「はらこ飯」<写真左>ランチをごちそうになりました。 そのおいしさに感動です。 仙台から南下した亘理町(わたり)付近では、この時期各飲食店がそれぞれに工夫した「はらこ飯」セットがいただけるとのことで、知りませんでした~<苦笑>。
◆ さて、目的のカーテン工場に到着。 初めて見るカーテン制作の流れ作業、その工程は人の力を極力使わずいかに効率的に作るかにかかっています。 右写真は、三ツ山を自動で計算し、縫製してくれるという優れもの<写真右>。 見ているとある種の感動がありますが、逆を考えれば決められたものしかできない、と言う不自由さが伴う世界だと理解できます。
しかし、今回はその流れをできるだけ止めずに、これまでには無かったデザインを作ろうという試みに対してのお手伝いをさせていただきました。 完成品を見るのが待ち遠しいです!!
2024.8.6
◆ 先日手芸店の”ゆざわや”さんで、「ブレード」を見つけた。 ほとんどがm単位で1,000円以下という安さは嬉しい~。 当然嬉しいのは、買う意思がある人にとってではあるが・・・<苦笑>。 インテリア業界で扱われているブレードは、それなりの輸入品なので、価格も相当高くなかなか手が出ない。 当然価格の高さはお客様を遠ざけることになる・・・。
◆ 見た瞬間に、これを自宅のカーテンの「タイバック」に使おう・・と80cm程購入(700円)した。 これまで使っていたものが、日光のせいでボロボロに。 で、作ったのが<写真>である。 ブレードは幅も細いものから、太いものまでさまざま有り、それらの幅によって用途も変わってくるが、カーテンやクッション、ランプシェードや椅子等、応用範囲はとても広い! 材料費しめて1,000円程度。 こんなデザインに変身させましたよ~。 トリニティ・オリジナルデザインのタイバックです!!
【ワンポイントアドバイス】: カーテン半分を見て、生地が1巾と半分使われている場合はタイバックは長さ30cm、生地が二巾使われている場合は長さ40cmです。 目安にしてくださいね!
2024.6.24
◆ 「デッサン内容は何でも構わないが、持参したスケッチブックをすべて埋めつくして提出!」という課題。 昔インテリアを学んでいた頃の話ですが・・。 もちろんデッサンの基礎は授業の一部として実施される。 描いたもののひとつに、“アカンサス(Acanthus、和名: ハアザミ)”をデッサンした記憶がある。
◆ 当時この<植物>がどんなものなのか等、気にすることはなかったが、ロンドン市内のセントポール聖堂の建物にもあったような・・・。 先日「な、なんと、これがそうなんだ~」と初めて本物の植物を見る場面に遭遇。 感動~!! 日本にもこの花が存在していたんですね~<笑> このアカンサスはギリシャを代表する文様。コリント様式建築の柱頭にデザインされ、バロック時代を生き延び、19世紀のアーツ&クラフツで活躍したウィリアム・モリスの生地や壁紙にもデザインされるという代表的な「植物文様」のひとつである。
◆ 写真上2枚は、私が撮影したアカンサスの<葉っぱと花>、そして、この文様が使われている<コリント様式建築の柱頭 <source: ICCAA Institute of classical Architecture & Art>、<ウィリアムモリス壁紙 (V&A美術館蔵)> です。 こんなこと気にする人って、あんまりいないよね~<苦笑>。
2024.6.11
◆ 昨年の夏の特別講座で使用した素材に、私自身まだまだ飽きが来てないようです<苦笑>。 長年この素材に注目をしていて、以前似て非なる素材を購入してサンプルを作ったこともありましたが、色や素材感等、なんかいまいち納得がいかず、なかなか表に出てくることはないまま、作品はお蔵入りでした。
◆ 昨年見かけた時、マットな感じがいいな、と思いバッグチャームに仕立て「夏の特別講座」で皆さんに作成していただきました。 今年はなんと、色展開が豊富で夏らしい元気な色がたくさん出ていました。 そこで「ブローチデザイン」に仕立てて見ました。 皆様のご参加をお待ちしております。
用途はいろいろ使えますよ~、「無地の白Tシャツ」、「布バッグ」、「帽子」、「カルトナージュ箱飾り」、「夏のスカーフ止め」等々。 夏の洋服のアクセントに差し色と使っていただけると効果絶大!!
【開催要領】6月18日(火曜)から開始、準備した材料が無くなり次第終了。
★ 受講資格: タッセルクラス受講生 & 受講生ではない 一般の方でOK
★日程: 受講生の方は、タッセルクラスのレッスン予約にて作成してください。
★受講費用: チケット使用 / 一般の方は4,500円(税込) 2時間
★ 材料費: 3,200円/2個/(税込) ※お好きな色の組合わせで2個作成してください。
★準備している色(8色): 緑/ターコイズ/黒/紺/ ホワイト/オレンジ/黄/ベージュ
★サイズ: 巾4.5cm 高さ3.5cm、後ろにブローチピンが付きます。
※ご自分の好きな色の組み合わせで作成してください。
※ 準備色: ①ベージュ②黄色 ③ 紺色 ④オレンジ ➄黒 ⑥ホワイト ⑦ターコイズ ⑧グリーン