2020.6.4
◆ 長~い休業が明け、今週から活動再開。 まだ気合いが入らず・・・<笑>。
さて、お休み中に手持ちの本も、読むものが無くなり、図書館も空いてなく、やむ負えずアマゾンで2冊程購入してしまいました。 タイトルは『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社、1,800円, 2020年2月第1刷) 。 一日で読んでしまったもので、これを欲しい方に無料で差し上げます!
◆ アートとありますが、美術史なんかではありません。 ピカソとか、アンディウォーホールとかの絵は出てきますが、あくまで題材として使っているだけで、それらを通じて「自分の物の見方」、「自分なりの答え」を生み出すというのは、どういうことなのか。 他人が決めたゴールではなく、自分のゴールを発見するにはどういうことなのか、が書かれています。 13歳プラスxx歳の私ですが、納得の一冊でした。 もっと若い時に読んでみたかった気もしますが・・・<笑>
◆連絡先: 問い合わせ画面→★ (※ご連絡をいただいた最初の方に差し上げます。コラムの愛読者、どなたでも構いません)
教室に取りに来られてもいいですが、送付希望の方にはレターパックでお送りします。 到着したらレターバッ代金(370円)を切手で送ってください。

2020.4.21
◆ 皆さんいかがお過ごしですか? 人生でこのような時間を過ごすことは、私だけではなく皆さんも同じですが、 長期休暇のような長い時間なのにステイホーム、仕事からも離れ・・・・。 逆に考えれば、これもせっかくの機会だとこれまで積んであった本を片っ端から読んでます<笑>。
◆ 保有書籍の『装飾デザイン事典(A handbook of ornament)』Frants S. Meyerの図118にThe Tasselというページがあります。 この写真は見たことがある方もいらっしゃるかと思います。 Wikipedia「タッセル」の説明ページに使われてもいますね。 しかし、タッセル個々の説明がないので「ま、古いタッセルなのね」くらいにしか思えません。 写真上段の左から2番目(2)、そして同じく上段右から2番目のタッセル(3)は、画家ハンス・ホルバイン(1497~1543)のデザインなんです。
ホルバインはドイツに生まれ、北方ルネッサンス美術を代表する画家。 スイス、イタリア、リヨンと渡り歩き、最後はイギリスのヘンリー8世の宮廷画家(1536年以降~)でもありました。 16世紀の諸国遍歴は、ルネッサンスの様々な情報を見聞きしたに違いありません。
◆ それにしても画家がタッセルをデザインしたとは、おもしろいですね~。 つい最近購入したイギリスの本にも同じものが掲載されていました! ハンス・ホルバインは親子で同じ名前ですが、Hans Holbein the Youngerと書かれてますので、息子の方ですね。 説明にA”Turk’s head knot” decorates the top of the tasselとあります。 ムムッ、どこかで聞いた名前、そうカリキュラムにある「ターキーヘッド・タッセル」です<笑>。


◆ 前述の書籍の「飾り房」の冒頭にあった説明が、興味深い。“織物芸術が、自由装飾群へ貢献した主なものは、飾り房(タッセル)、房縁(フリンジ)、そしてレースなどがある”。 確かに、布を織った最後のきれ端処理の糸を束ねれば、フリンジができます。 私の中にある断片的な情報をつなぎ合わせるいい機会かもしれないと思うようになりました・・・。