2022.7.6
◆ 先月ご依頼いただいた品々を制作中。 「テーブルランナー」もそのひとつ。 今「ベッドカバー」に取り掛かっています。 さて、これを作っていたら思わず、ふと「ベッド」+「ランナー」という言葉が頭をよぎりました<笑>。 言葉の合体反応が起きたみたい・・・<苦笑>。 今回は「ベッドランナー」(ベッドスカーフとも言う)についてです。
◆ 旅行などでホテルに滞在すると、よくベッドの足元に置かれている長方形の布。 自宅ではジャマ臭いので、使っている人もあまりいらっしゃらないかと思いますが・・・<笑>。 この呼び名『ベッドランナー』と言います。 この役目は諸説ありますが、私が信じているのは、海外の人は家の中でも靴を履いているので、そのまま横になると当然フトンカバーが汚れるから、その汚れ防止のため。
ホテルで使われている理由も、似たようなもので、羽毛フトンカバーは、大体が白い。 その上でスーツケースを広げたいのに、<バゲージラック>が無い時などは、やはりベッドの上に広げたくなるのは誰しもが考えること。 要するに、汚れ防止とアクセント効果をもたらすものなんです。
次回はこの写真を見て、どうしてこんなにクッションを置かなきゃならないの~!? と、きっと疑問に思われた方のために、沢山のクッションについてご紹介しますね。
Picture source by Colleen McNally Interiors
タッセル教室・東京自由が丘、ソフトファニシング教室トリニティ
2022.9.7
◆ 日本人にはなかなか理解できない、洋書等でよく見る「ベッドの上にある沢山のクッション」・・・。 どうしてあんなに沢山のせなければいけないの!? 寝る時には、結局どかさないと寝られないのに・・・!? ほんとに不思議な光景ですよね。 今回はそのテーマです。 ※関連記事vol.1424「ベッドランナー」はこちらから。
◆ 基本的に日本と異なり、インテリアは見せるためのものであるという考えを持つ欧米の人達にとっては、当然ベッドルームもプライベートスペースではありますが、ご覧に入れる場合もあり、当然美しく整えることとなります。 日本は、今でこそベッド派が多くなりましたが、日本の布団と枕は、起きたら押し入れに入れてしまうわけですから、関係ないんですもんね<苦笑>。 こんな違いからやはり疑問は起こるのだと思います。
◆ 美しく見せるためのお作法といえば、わかりやすいでしょうか。 それらのお作法を、写真下を使ってその順番をご説明しましょう。
1. まずはベッドボード奥の壁側から。 四角いピロー(クッション)を3~4個置く
2.次に「オックスフォードスタイルのピロー」と「ハウスワイフスタイルのピロー」を各々ペアでを置く ※2種類ピロー(枕カバーの作り方)は、教室で教えていますよ!! カリキュラムをご覧くださいね→★
3. 一番手前の前面には、ピローと調和した色のクッションを置く
4. 最後に、足元には「シーズナルスロー」を置く
ざっとこんな感じですが、いかがですか? ご自宅の場合は、こんなにたくさん置かなくても、枕にクッション1~2個を足しただけでもオシャレになりますよ。 いずれにしても、就寝時にダイブしたくなるようなきちんとしつらえてあるベッドは気持ちがいいですからね!! ご参考までに。
<図及び情報ソース> ©『HOMES & GARDENS』より
<下写真> 私がコーディネートをお手伝いさせていただいた、港区O邸の寝室です。
タッセル教室、東京・自由が丘、ソフトファニシング教室トリニティ