2018.6.1
◆ 和服の道行きコートをご持参されたお客様。「これをファブリックパネルに仕立てて欲しいんですが・・。」とのご依頼を受けた作品が完成。 サーモンピンクの生地の裏には、一輪の金糸の花を表現するためだけに、裏側にはビッシリと金糸が施されていて・・・。 とても贅沢な作りをしているんだなぁ~と思います。
◆ さて、どの部分をパネルにしたいかお聞きし、そのサイズにあうパネルサイズを発注。 特注サイズのパネルは、花柄がきれいに見えて、かつパネルサイズ自体も美しく見えるサイズを計算。 建築、アート等さまざまな分野で使われるデザインの原則は、もちろんインテリアの中でもよく使います。 サイズ決定に困った時は、黄金比を使うようにしてます。
◆ 皆さんも思い出の生地、大好きな生地等をパネルに仕立ててみませんか? 生徒さんの中でご希望があれば、教室で作り方をお教えしますよ~。
2023.1.25
◆ 昨年末にお預かりしていた「着物帯の生地」。 クッションに仕立ててほしいとのご依頼で、昨日お引渡し。 40角サイズにし、フェザーの中材も発注し、一緒に納品させていただきました。 後から考えたら「丸帯」<幅68cm>の生地だったことに気が付きました!! 道理で、金糸銀糸がふんだんに使われ裏面は糸の嵐。 通常の帯から40cm角のクッションは作れないのです。 はぎ合わせれば可能ですが。
◆ なぜかと言えば、多くの帯<袋帯等>は30cm程度の幅しかないので、「テーブルランナー」にされる方が多いと思います。 また、着物生地でインテリア用「ファブリックパネル」を作られた方も→★いらっしゃいました。 こう考えると、意外に和服用生地は、ソフトファニシングで使えるんですよね~。
年初に仕立て作業をしていたのですが、この豪華な帯生地を見ていたら、お正月気分も相まって「あ~、日本人だなぁ~」とつくづく思いました<笑>。
タッセル教室自由が丘・東京、ソフトファニシング教室のトリニティ