2012.4.6
◆ 2007年当初の特別講座、特に木型使用のタッセル特別講座には、その構造に興味を持たれてご出席いただいた方も多かったような記憶があります・・・。
そこで、今回から5回にわたり、初めての連載形式で木型を使った「タッセルの構造と、各パーツ(部位)の名称や「種類」について、ご紹介していきます。 講座を正式に開始<2008年秋>しましたが、最近はネット上では”様さまな作り方をしているタッセル”を沢山みかけるようになりました。 「タッセル」を全くご存じない方は、外見だけ見ても区別はつきにくいと考えます。 元来そのルーツは、ヨーロッパの古典的な飾り物であるタッセル。 まずは、タッセルの基本の形を知っていただきたいと思います。
◆全体構造(写真)と4つのパーツ
1. サスペンション・コード (Cord/Rope) タッセルを下げる紐
2. 木型 (Wodden Mould /Mold) タッセルの上部
3. スカート(Skirt) タッセルの下部の糸の房束
4. ラフ (Ruff) タッセルのモールド(木型)とスカートの間に飾られるもの
基本パーツはこれだけですから、各パーツ毎の作り方の基本を学べば、誰でもシンプルなシンプルな木型を使ったタッセルが作れるようになります。
◆ しかしながら、タッセルはその色の組み合わせを変えたり、上述パーツにもさまざまな種類の装飾パーツが存在し、全体のバランスを取りながら組み合わせを考えることが、タッセルを奥深くし、楽しさといえるのではないかと思います。
参照本: 『TASSEL MAKING』 P39, Author by Anna Crutchley, Publisher: Southwater
文: 2012年4月6日